下級生・瑞穂陵辱4


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4.そして、それから……。

人に運命と言う物があるとするなら、それは偶然の産物だと健太郎
は思う。しかし、そこに他者の思惑が入り込み、悪意を持って捻じ
曲げられたとすれば、それを運命だと言って割り切れるだろうか?
そして、割り切れ無いものが失われたと知った時、人はどう行動す
るのだろうか…… 

通う者の飽きる飽きないの意思に拘らず、安全性と利便性を兼ね備
える学校と住居の最短コースは、往々にして通学路と呼ばれ、季節
を問わず単調な歩みを学生に強いる。
そして、それは健太郎にとっても同じだ。

望まない陽射しがまっすぐに頭上へと差し込み、足元に正射影の濃
い闇を描き出す。

「まったく、暑いなー」

言った所でなんら変化はないが、勝手に口をつくのだ。
体温と気温のバランスを考慮し、出来る限りの速度で健太郎は家路
を急ぐ。
それは、早いわけではなく、遅いわけでもない。
結局はいつもと変わらぬ歩幅で歩いているのだ。

健太郎の額に汗が浮き上がり、それが雫となる頃、
やっとの思いで学生寮の門を通過する。

「部屋に入ったら、すぐにクーラーを稼動させてやるぞ!」

そう意気込んだ健太郎の足が止まる。
学生寮のポスト、自分用の郵便受けに何か包みが入っているのを見
つけたのだ。 

「なんだ、これ? あて先人不明か……ラブレターにしては色気が
無さ過ぎるし……」

不審に思った健太郎が、茶色い包みを左右に振ると、カタカタと何
かが当たる音がする。
どうやら、プラスチック製の四角い物が入ってるようだ。
健太郎は中身を確かめるべく、急ぎ足で部屋に向かう……。



自室に到着した健太郎は乱暴に包みを破り、中身を取りだす。

「は、ビデオテープ?」

肩透かしを食らった健太郎が、なんだーと落胆する。
どうせ、この頃、瑞穂と疎遠になった健太郎を気遣い、稔あたりが
プレゼントしてくれたのだろう……。
そう思って、テープをベットへ放り投げようとした健太郎の手が固
まる。
横のタイトル部分を見て、愕然としたのだ。

『下級生・瑞穂陵辱』

そう一行だけ、黒のマジックで雑に書かれていた。
驚いた健太郎は、クーラーのスイッチを入れるのもの忘れ、どうせ、
稔か晴彦あたりの悪い冗談だと自分に言い聞かせながら、
急いでテープをビデオデッキに挿入し、震える指で再生のボタンを
押す……。




    下級生・瑞穂陵辱
PASSWORD by アレン

終 






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