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 「お疲れさま、雪村くん。今日は私の方が早かったわね。」
ジムから出てきた雪之丞を怜於奈が優しい笑顔で迎える。
 「ごめん。ちょっと練習に熱が入って……寒かっただろう?」
もう12月になろうかというこの時期、風も冷たくなってきている。
 「うぅん…大丈夫よ。私も今来たばかりだから。」
 「そうか……じゃあ帰ろうか。こんな寒いのに立ち話も馬鹿みたいだ。」
そう言って雪之丞は自然に怜於奈の手を握る。
―――冷たい。少ししか風に当たっていない手の温度じゃない。
怜於奈の顔を見ると、両頬にほんのりと赤みがかかっている。
結構な時間待たせたんじゃないだろうか。 
 「雪村くん?どうかした?」
怜於奈が自分の手を握ったまま動かない雪之丞に問う。
 「……いや、なんでもない。」
 「もう、変な人ね。」
 「あ…怜於奈……その…家へ寄っていかないか?
  今日はあまり一緒にいれなかったし……。」
やや苦しかったかも知れないが、一刻も早く怜於奈を暖かい所へ
連れていってやりたいというのが雪之丞の本音だった。
自分の家なら、ここから10分もかからない。
あたふたする雪之丞を見て怜於奈は微笑みながら、
 「……うん。ありがとう。そうだ、じゃあ買い出しに行きましょう。
  夕食を作るわ。まだスーパーは開いているかしら……?」
怜於奈は腕時計に目をやる。
 「大丈夫みたいね。行きましょう、雪村くん。」
2人は手を繋いで歩き出した。 

雪之丞が同じクラスで委員長の杉崎怜於奈と付き合いだして
もう2ヶ月が過ぎた。今のところは順調のようだ。
怜於奈は成績はトップクラス、所属する水泳部では主将を務め、美術では入賞するほどの腕前……
おまけに最高のプロポーションと、非のうちどころがないスーパーガールである。
雪之丞は怜於奈に相応しい男になろうと、再びボクシングを始めた。
学校の授業が終わると怜於奈は水泳部へ、雪之丞はボクシングジムへと通うのが
最近の生活サイクルとなっていた。
普段は雪之丞が怜於奈を待つことが多いのだが、珍しく今日は怜於奈の部活が早く終わって
ジムの前で雪之丞を待っていたのだった。
 「何を考えているの?」
怜於奈が黙り込んでいた雪之丞へ微笑みながら尋ねる。
 「……怜於奈の手は冷たいなって。ごめん、結構待たせたみたいで。」
雪之丞のいきなりの謝罪に怜於奈は少し驚きの表情を見せたが、またすぐに笑って、
 「いいのよ。それに……好きな人を待つのも楽しいわ。」
 「……。」
意図していなかった返答に雪之丞はただ赤面していた 

 「お邪魔します。……?なんだか暖かくない?」
 「ああ、最近は寒くなって来たから帰宅時間に合わせてヒーターのタイマーを
  セットしてあるんだ。」
アパートのドアを閉めながら雪之丞が怜於奈に言う。
 「そうなの…ふふっ、雪村くんにしては用意がいいわね。」
何事にも無頓着だがこういう事に労力をかける雪之丞に可笑しくなり、怜於奈は思わず吹き出した。
 「じゃあ早速夕食を作るから。お台所、借りるわね。」
 「いや、それより先にシャワーを浴びた方がいい。身体も冷えているだろう。」
 「えっ?でも……ご飯できるのが遅くなっちゃうわよ?」
 「そんなこと構わないよ。俺は適当に時間潰しておくから。」
そう言って雪之丞は部屋へ向かおうとした時、
 「あ、あのっ……それじゃあ一緒に入らない?」
怜於奈が寒さで赤くなった顔をさらに真っ赤にして雪之丞に提案する。
 「えっ?」
 「ほ、ほら、雪村くんも汗かいて気持ち悪いだろうし、そそれに……。」
怜於奈の提案に一瞬戸惑いを見せた雪之丞だったが、自分以上に戸惑う怜於奈に可笑しくなり、 
 「……うちの浴室はそんなに広くないぞ?」
 「だ、大丈夫よ!いくら狭くても身体を寄せれば……」
言ってる内にとんでもない事を口走っている自分に気づき、
怜於奈は最後まで言い切ることはできず、顔を下へ向ける。
 「・・…わかった。」
怜於奈は顔を上げて雪之丞を見る。自分の気持ちを汲み取ってくれたことにとても嬉しくなる。
 「あ、ありがとう……。」

 「やっぱりちょっと狭いわね。雪村くん、もうちょっとこっちへ寄ったら?」
 「あ、ああ。」
そう言われて雪之丞は初めて怜於奈の方へ寄る。こういう経験は全く無かったので
どうしていいか解らず、浴室の入り口で立ちつくしていたのだ。
 「どうも……恥ずかしいな。」
 「わ、私だって恥ずかしいわ……。でも、雪村くんあれから全然……」
2人はお互いに気持ちを伝えあったあの夜の体育館以来、肌を重ねたことはなかった。
実際、そういう雰囲気になることはあってもそちら方面には奥手な2人はもう一歩を
踏み込めないでいた。
 「いや、だって……。」
 「私は…何時だっていいのに……。」
そう言うと怜於奈は雪之丞に抱きつく。
 「暖かい……ね。」
雪之丞も遠慮しがちに怜於奈の背に手をまわす。
 「…………あら?」
怜於奈が雪之丞の身体の変化に気づくのにさほど時間は掛からなかった。
雪之丞の大きくなったペニスが怜於奈の恥毛の生えたあたりにぶつかる。
身長は雪之丞の方が頭一つ大きいが、怜於奈は脚が長いので2人の腰の位置はほぼ同じになる。
 「……悪い。」
 「うぅん……嬉しい。これって私に魅力を感じてくれているからよね……?」
雪之丞にしてみれば、こんな完璧なプロポーションを目の前にして
魅力を感じない男なんていないと思うのだが、
 「……怜於奈は充分魅力的だ。」
 「ふふっ、ありがとう……。ねぇ、洗いっこしましょうか?」
怜於奈は悪戯を思いついた子供のような表情で雪之丞を見た後、足元にあった石鹸を取り、
自分の身体に塗った後に雪之丞の身体にも塗る。
そして双方の身体を密着させ、自分の身体を上下に動かす。
 「雪村くんの身体って無駄な肉が全くついてないのね。硬い身体……。」
怜於奈の手が肩、腕、腹筋へと這い回る。
 「こ、ここも洗わないと駄目よね……。」
そう言って雪之丞のペニスに怜於奈の右手が添えられ、ゆっくりと上下に動かされる。 

 「うっ……。」
雪之丞が呻き、怜於奈の手の中にあるモノが一層硬く大きくなっていく。
 「気持ちいいの?雪村くん……?」
 「ああ……。」
無意識に雪之丞の手が怜於奈の豊かな乳房を捉える。
この快感をより高めたいと思ったのか。
身体中に塗られた石鹸のせいでまるで生きているかのように手の中から逃げる乳房を
雪之丞は夢中になって追いかける。
 「もうっ……遊ばないでっ。くすぐったい……。」
 「あっ…ごめん。」
怜於奈に言われて初めて夢中になっている自分に気づいたのか、サッと手を引っ込める。
その手にそっと左手を添えて、怜於奈は再び自分の胸へ持っていく。
 「でも……もっと触って欲しい…。」
 「………。」
2人とも真っ赤になって俯いてしまう。
 
 しゅっ、しゅっ、しゅっ………。
 むにゅ、むにゅ、むにゅ……。

狭い浴室の中で身体を洗うという本来の目的そっちのけでお互いのモノを懸命にまさぐる2人。
次第に双方の息が荒くなっていく。
 「怜於奈の胸、大きいな……。」
沈黙を破ったのはそんな雪之丞の一言だった。
 「もう、前にも言ってたわよ、雪村くん。……そんなに、私の胸、好き?」
 「ああ……怜於奈の胸は触り心地がいい。」
言葉を交わす間もお互いを愛撫する手は止まらない。
そして、今まで我慢していたのを振り払うように怜於奈はうるんだ瞳で雪之丞を見上げる。
 「雪村くん……私……。」
ずっと我慢していたのは雪之丞も同じことだった。
 「怜於奈、壁に手をついてお尻をこっちに……。」
怜於奈は雪之丞の言う通りに身体をずらす。まだこの体位しか経験のない2人だったが、
一刻も早く繋がりたいと思う2人には体位など関係なかった。 

 「行くぞ、怜於奈」
 「うん、来て…雪村くん。」
雪之丞は怜於奈の熱い膣内を味わうようにゆっくりとペニスを挿入していく。
 「はぁっ………ぅん」
 「まだ痛いか?」
 「うっ……ん、もう平気みたい、動いてみて…。」
雪之丞はまわすように腰を動かす。怜於奈を気遣ってか、とてもゆっくりとした動きだ。
 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ゆ、雪村くん、気持ちいい…。」
 「どこが気持ちいい?」
 「そ…そんなこと言えないっ……あぁぁっ、雪村くぅん……。」
前屈みになって怜於奈の首筋にキスをしながら、雪之丞は両手で怜於奈の胸を揉みしだく。
 「も、もっと…もっとして……もっと強くっ…!」
 「怜於奈っ、怜於奈っ…!!」
怜於奈のお尻をぐっと強く掴んで、音がするほど強く自分の腰を打ちつける。
 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ……。
卑猥な音が浴室に響く。
雪之丞は愛液で濡れたペニスで怜於奈の膣内を掻き混ぜるように動き、
より快感を高めようとする。
 「うあぁぁぁっ、はぁぁぁっ…いいっ、いいっ、気持ちいいぃっ!!」
 「はっ、はっ、はっ……。」
もう完全にタガがはずれた2人は、獣のように快感を貪る。
 「雪村くん、雪村くんっ、私、もう、駄目、お願い、ちょっと、緩めてっ」
 「一緒にイこう、怜於奈…このまま、一緒にっ」
そう言って、雪之丞は怜於奈のクリトリスを摘み、擦りだす。
 「ひあっ!ああぁっ、ああぁっ、来ちゃう、来ちゃうぅぅっ!!」
 「怜於奈、もう出る……っ!!」
雪之丞が一際強く腰を打ちつけた瞬間、
 「ああぁぁ――――――――っっ!!!」
怜於奈もほぼ同時に達した。 

 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ。

すごい量の精液が怜於奈の膣内を満たす。
 「あぁ……雪村くんのが…私の中に……。」
荒い息を吐きながら、2人一緒にイけたことに満足げな表情を浮かべる怜於奈。
 「ごめん…中に出したけど大丈夫か?」
いくらか冷静さを取り戻した雪之丞が不安げに怜於奈に尋ねる。
 「うん…大丈夫と思う。たぶん……。」
 「そ、そうか。もし…その…。」
 「?」
 「せ、責任…取るから……。」
 「えっ………?」
 「ははやく出ないと風邪引くな。俺、先に出るから。怜於奈はゆっくり暖まってから出てくれ。」
ガラッ。言うと同時に扉を開けて雪之丞が浴室から出る。
 「ちょ、ちょっと雪村くんッ!?」
怜於奈は先程の雪之丞の言葉を反芻しながら、再び顔を真っ赤に染めて立ちつくすのだった。


またまた長文スマソ 

 

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