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カオス「消滅せし混沌<カオスブレイク>!」
カイザー「消失覇道<カイザーブレイダー>!」
二つの波動がぶつかり合う。そして…

辺りは光に包まれた。

最終話 平穏

『私は今、DWでこの日記を書いています。
 あの戦いが終わって、私は一度元の世界に帰ることが出来ました。
 雪名のD・フォンは無理をしすぎたためか壊れてしまい、今ではDWでの記憶が無いまま平和に暮らしています
 そしてDWでは現在荒れてしまった場所の復興作業が始まっていました』

ストーグ「おいスレイブモン、こっちに木材頼む!」
ネズッチュ「スレイブモン、こっちにもお願いするッス!」
スレイブ「オラをこき使うなダギャ!」
あの戦いを生き残った彼等は復興作業をしていた。
ストーグ「しかしよくお前生きてたな?てっきりすぐにお陀仏かと思ったぞ?」
ネズッチュ「どっかのでくの坊と違ってこっちはよく動くッチュよ」
ストーグ「そうかそうか、俺もどっかのチビと違って強いからな。無事生き残れたが」
二人の間に険悪な空気が流れる。
それでも彼等は生き延びることが出来た。それはどれだけ幸福なことだろう。
Cタイガ「揉めている暇があるなら作業を続けてもらいたいのだが?」
ストーグ「チッ…てめぇあとで覚えておけよ」
ネズッチュ「それはこっちのセリフッチュ」
お互いに捨て台詞を残し二人はわかれた。
Cタイガ「全く…しょうがない奴等だな」
モノクロ「それだけ元気があるってことですよ…いいことじゃないですか」
Cタイガ「まぁ…そうなのだが」
ハーピ「そろそろ休憩にしませんか?沢山差し入れ持ってきましたから」
モノクロ「ありがとうございます」
Cタイガ「そうだな…慌てることも無いか…」

『剛輔君たちは何処かへ旅立って行ってしまいました。
 何でもやらなきゃいけないことがあるとか…でも、きっとまた会える時が来ると思います』

スネイク「ふぅ…随分と歩いたな…」
風の強い荒野、そこに二人は立っていた。
辺りには誰もいない、自分達だけだった。
剛輔「そうだな…」
スネイク「剛輔…一度帰ったのだろう?良平の調子はどうだった?」
剛輔「あぁ…あいつのD・フォンが壊れて今じゃ普通の子供だ。まぁ…その方が幸せなのかもしれんが」
彼の友は現在元の世界で普通の生活をすごしている。
それは彼が望んだことだった。
スネイク「なら、お前もその世界にいた方が良かったんじゃないか?」
剛輔「ふん…スターレジェンズがいなくなった今、誰がこの世界を守る?」
そう、スターレジェンズはあの戦いの後姿を消した。
また姿を見せぬ存在に戻ったのか…あるいは戦いで命を落としたのか。
ともかく、この世界にはもうスターレジェンズの姿は無かった。
スネイク「だが…」
剛輔「俺はこの力を役立てたい。自らの望みは叶ったのだ、次は他の奴等の希望を消そうとする奴と戦うのが俺の道だ」
スネイク「そうか…なら別に構わんが」
剛輔「それに…」
スネイク「…龍たちのことか?」
剛輔「あぁ…いつかあいつ等のように命の大切さを知ることが出来れば…」

『バルトモンたちは私達と別れました。
 彼は彼でやることがあるそうです。でも彼には大切な友達が付いているから大丈夫だと思います』

シレイ「ひぃ…ひぃ…我輩は…我輩はまだ…死ぬわけには行かぬ…」
かつて、他人を利用していた科学者は惨めな姿で森を走っていた。
彼は死を恐れその場から逃げ出した。
だが彼にはまだ望みがあった。
この森の奥深くにある研究ラボに行けば…
だが、それは出来なかった。
彼の前に一つの影が立っていた。
シレイ「お、お前は…まて!止めろ!」
シレイモンは光に飲み込まれ消滅した。
そしてその場にはシレイモンを殺した影、そして友の姿が残った。
ワイバー「…終わったのか?」
バルト「あぁ…これでもう僕やデンスモンのような奴は現れない」
彼がやりたかったこと、それはすべての決着をつけること。
だからこそ自身の生みの親であるシレイモンとの決着を付けたかった。
バルト「さて…これからどうしようか、もう僕にはやることが無い…」
???「なら、俺と共に世界を見て回らないか?」
森の奥から声がする。
そこに立っていたのは大きな剣を持った光の剣士だった。
バルト「お前は…」
Nブレイ「何、俺も使えるべき主君を失ってな。こうして放浪していたわけだが…数が多い方が楽しそうだ」
バルト「だが…」
ワイバー「いいじゃねぇか、一緒に行こうぜ!」
バルト「…そうだな、なら一緒に行かせてもらえるか?」
Nブレイ「むしろこっちから頼みたいぐらいだ。では行くか」
そうして彼等は森を抜けるために歩き出した。

『でも、気掛かりなのは…ドーケモンのこと。
 今何処にいるのか…何をしているのか、何もわかりません。
 いつかまた、私達の前に現れるかもしれない。
 でも、多分大丈夫だと思います。
 だって私達はあんな力に負けないほど強い心を持っているから。』

「そうか…混沌の魔人は終わったか」
辺りに何も見えないような暗闇の中、ミラージュモンとドーケモン、そしてもう一つの姿があった。
ミラージュ「えぇ…彼はすでに私達のことを気づいていたようですし…利用することはもう無理でしょう」
ドーケ「むしろこちらを利用していたようだしな…まぁ、あの戦いで行方知れずになったわけだが」
「ご苦労だった、暗黒の使徒たちよ。これからは我等自身が動き出そう」
ミラージュ「えぇ…期待していますよ、我が主(マイマスター)」

『それに…龍君たちのこと。
 彼等は結局帰ってきませんでした。
 何で帰ってこないのか、奥で一体何があったのかは私にもわかりません。
 その後元の世界でニュースを見たとき、私は愕然としました。
 誡君が現在意識不明の重体として病院で入院しているそうです。
 でも…龍君がどうなったのか、それは結局わかりませんでした。
 それでも…』
アクア「春名ー!そろそろ手伝いに行くよー!」
春名「うん、すぐ行く!」
それでも、私達は負けていられません。
いつか、会える時を信じて私はがんばります。
自分を信頼してくれている仲間達のために。
そして、強くなりたい自分自身の為に。
今日もがんばりたいと思います。

そして、かつて混沌の魔人がいた城の跡。
辺りは殆どが瓦礫になっていて、城の面影は殆ど無い。
だがその中に二つの石像が立っていた。
一つは魔人の姿。
そしてもう一つは…戦士の姿。
二つの像は互いを見詰め合うかのように立っていた。

最終話 完
デジタルバスター 結