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ロウハ「黙れ…たとえそうであろうと…私は負けるわけにはいかない!」
ブラスト「ふぅ…ここが一番奥か…」
ロウハ「やはり…来てくれたか、私の最大の友よ」
カオス「これで…役者はそろったか」

第76話 差

前回のあらすじ
ロウハモンはカオスモンと戦うもその圧倒的なまでの力の差に劣勢であった。
そこに鋼の銃士がやってきた。

ブラスト「…カオスモン、この戦いは無意味なんだろ?」
カオス「Nブレイモンから聞いたか…で、だとしたらどうする?」
ブラスト「無意味だとしたら戦う必要がない。今すぐこんな戦い止めて…」
カオス「無意味、だが…それがどうした」
カオスモンはあくまで立ちふさがる。今まであったことの無い最強の『敵』として。
ブラスト「な、何でだよ!無駄なら意味がないだろがよ!」
カオス「そもそも、この戦いの原因が我でないとして何故我は今戦っている?」
ロウハ「そ、それは…」
カオス「我は求めていた。この世界の化身とも言える存在、つまりお前達をな」
ブラスト「世界の…化身?」
カオス「本来この世界に人間がやってくることは無い。だが、世界はその危機の抑止力として人間を召喚する。」
ロウハ「抑止力…以前この世界にやってきたという4人も…」
カオス「そう、抑止力として召喚された者たちだ。彼等は世界に召喚され、光のために戦った。そしてその危機の元を封印して終わった。だがその後…彼等はどうなったと思う?」
ブラスト「え…帰ってったんじゃないのかよ」
カオス「彼等はこの世界へと溶けていった、光によってな」
ロウハ「光?」
カオス「この世界は腐っている!抑止力を呼びだし、用が無くなれば世界へと還元する。『光』は他者を使い、それを消す。『闇』は他者を堕落させ、その命すら腐敗させる。そのような世界、存在する必要がない!」
ブラスト「そ、そんな…」
カオス「それゆえに私は求めた!この世界の破滅、世界の崩壊を!だが…ただ我が荒らしまわっただけでは世界の『外側』を破壊しただけに過ぎない」
ロウハ「だから…彼等の手を借りたと?」
カオス「その通り、彼等は文字通り世界の敵だ…彼等が活動すればお前達がやってくると思っていた」
カオスモンは2人の方を向く。
カオス「では始めようか…光の銃士ブラストモン、闇の剣士ロウハモンよ…」
ロウハ「…ブラストモン」
ブラスト「あぁ…わかってる。やるしかないんだろ」
ロウハ「その通りだ…では行くぞ!」
ロウハモンはカオスモンに飛び掛る。
ブラストモンはそれを援護するようにカオスモンを狙い打つ。
だがカオスモンはその場を動かなかった。
カオス「飲み込む渦潮<アクアトルネード>」
カオスモンの前に突如巨大な水の渦が現れ攻撃を弾いていく。
そしてそれが消えたとき、カオスモンは腕を構えていた。
カオス「切り裂く烈風<ウィンドエッジ>」
カオスモンの腕から風の刃が飛び彼等を切り刻んでいく。
ロウハ「グゥ…」
ブラスト「チィ…ならこれで!」
ブラストモンは光を銃に収束させ放つ。
だがそれは簡単にかわされてしまった。
カオス「センスはある…だが惜しいな、経験がたらん」
カオスモンはすでにブラストモンの懐にもぐりこんでいた。
カオス「お前のその心…その偽善の心でよく戦った。だが、そのようなものはこの場では無意味だ」
カオスモンによってブラストモンは壁まで弾き飛ばされる。
ロウハ「ブラストモン!」
カオス「そしてお前…闇を受け入れたにしては非常さがたらんな、相棒の安否など気にする余裕などない」
ロウハ「グッ…」
ロウハモンは床に叩きつけられる。
ふたりでかかっても力の差は歴然だった。
それはまさに越えることの出来ない壁。
いかなる攻撃をしようともカオスモンには通じず、逆に自身にダメージが蓄積していった。
ブラスト「はぁ…はぁ…畜生…化け物かよ…」
ロウハ「こ、攻撃が…まるで効かない…」
カオス「どうした、これで終わりか?」
彼等は息も絶え絶えなのに対し、カオスモンは息切れすらしていない。
カオス「ふむ、もう少しやるかと思ったが…この程度とは…」
ブラスト「黙れよ…てめぇ!」
再びブラストモンはカオスモン目掛けてその弾を放つ。
だがそれはすでに見切られている。
カオスモンはそれをかわすと再び彼等に迫っていった。
ロウハ「もらった!『雷刃無双』!
刀に意志を込め、全身全霊の力で放つ。
だがそれも魔人には通用しない。
ブラスト「どけロウハモン!『メテオブラスト』!」
ロウハモンの相手をしていたカオスモンはそれをかわすことが出来ずに直撃した。
そして辺りに煙が立ち込めた。
ロウハ「はぁ…やったか?」
ブラスト「少なくともかなりのダメージを与えたはずだ!」
そして煙は晴れていく。そこには…
カオス「ふぅ…いくら威力があろうとも特異点さえ突けばどうということもない」
彼等は愕然とするしかなかった。。
カオスモンは殆ど傷を負っていない。
彼等はここに来て相手が『倒せない敵』ということに気づいた。
カオス「ふん…所詮この程度か、期待はずれだったな」
カオスモンは残念そうに呟く。ゆっくりと近づきながら。
カオス「ならば…これで終わりだ。せめて苦しまずに死ね」
カオスモンの体が消える。
一瞬のうちに魔人はロウハモンの後ろに立っていた。
そして…

その腕は雷の剣士を軽々と貫いた。

ロウハ「え…」
カオス「まず…一人」
ロウハモンはその場に倒れる。その体には風穴が開いていた。
ブラスト「あ、あぁ…ウワアアアアアアアアアアアアアッ!」

第76話 完
次回 恐怖