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アクア「ねぇ…これからどうするの?」
春名「わからない…でもこのままじゃいけない…」
アクア「それはわかるけど…そんなことしたら…」
春名「わかってる…だからこそ、助けなきゃいけない…」

第50話 到着

前回のあらすじ
ヴァングモンとなった剛輔は激闘の末、スラッシュモンを倒し良平を助けることに成功する。
一方龍は目を覚ました誡をCタイガモンに任せ、プリズムキャッスルへと向かった。

プリズムキャッスル地下牢。
春名はそこへ向かっていた。
目的はただひとつ。そのためにも彼女は急いでいた。
ガンム「…またか?」
ナイフ「そのようだな…」
春名「はぁ…はぁ…」
ガンム「よう、また何かあったのか?」
アクア「…春名」
春名「うん…」
春名は牢の鍵をはずす。
ナイフ「…どういうつもりだ」
春名「時間は無い…急いで」
???「そのとおりですね…急いだほうがよろしいかと」
アクア「あ、あんたは…」

ガンム「しっかしあいつを信じていいのか?」
牢から出た彼等は脱出するべく走っていた。
ナイフ「とにかく、急ぐべきだろう…」
アクア「そうなんだけど…本当に大丈夫なの?」
スコール「えぇ…今はおそらく侵入者対策のために外に兵を配備してるでしょうからね」
スコールモン。全身が水で出来ていて体を自由自在に変化させられる突然変異型デジモン。必殺技はデスペレート・スコール。
春名「見つからなければいいけど…」
ガンム「とにかく、早く龍たちと合流しなきゃな…」
???「何だぁてめぇら!」
ガンム「やばい!見つかった?!」
グラーグ「逃げようとはいい度胸じゃねぇか!ぶっ潰してやるぜ!」
グラーグモン。強力な水流をどんな時でも全身から放てる水棲型デジモン。必殺技はダイダルブレイカー。
春名「向こうなら多分手薄いから、2人だけでも早く!」
ナイフ「だが…」
アクア「いいから行けって言ってるでしょ!それとも捕まりたいの?!」
ガンム「チッ…行くぞ!」
ナイフ「あぁ!」
ガンムモンとナイフモンは外へ向かって走っていった。
グラーグ「さてと…てめぇはどうするかな」
春名「こうなることは…覚悟していた」
アクア「だからこそ…戦う!」
グラーグ「そうかい…じゃ、相手してもらうぜ!」

ナイフ「もうすぐ外だ!急げ!」
ガンム「わかってるよ!」
プリズムキャッスルの外。彼等は相棒と合流するために走る。
ガンム「よし外だ!」
外に出た先…そこに操られたデジモンはいなかった。だが…
ガンム「な、何だよこいつら…」
ナイフ「こやつ等…水か?」
そこにいたのは『水の兵士』。
それらはふたりを襲い始めた。
ガンム「おい、こっちは手薄なんじゃなかったのか?!」
ナイフ「こちらの動きが読まれていたか…あるいは…」
ガンム「やっぱりあいつら…」
ナイフ「ここで何を言っても仕方が無い、切り抜けるぞ!」
ガンム「おう!」

グラーグ「オラオラ!どうしたよ全く!」
シーフェア「そんなにでたらめに出しても当たらないよ!」
アクアモンから進化したシーフェアモンはグラーグモンの出す水流をかわし続けていた。
その水流は壁にぶつかり辺りには無数の水溜りが出来ている。
シーフェア「やっぱりあんた…バカね?」
春名「シーフェアモン、一気に決めて!」
シーフェア「うん!アクアンシャ…」
だが、その技は放たれなかった。
突如後ろに現れた『水の兵士』がシーフェアモンの背中を切りつけたのだ。
シーフェア「アゥッ!」
春名「シーフェアモン!何なのあれ…」
スコール「『アクアソルジャー』…水によって作り出された兵士たちですよ…」
グラーグ「上手くいったな、やっぱりお前は頭がいいぜ!」
いつの間にか2人の周りを『水の兵士』が囲んでいた。
春名「あ、あなた…最初から…」
スコール「…ひとついいことを教えて上げましょう…実は先ほど逃げ出した者達のところにもアクアソルジャーを配備してましてね…」
春名「あ、あぁ…」
スコール「おそらく彼等は貴方に騙されたと思っているでしょうね…何しろあそこが警備が手薄だと言ったのはあなたですからね」
シーフェア「もうしゃべらないで!」
シーフェアモンはゆっくりと立ち上がる。
だが、不意打ちを受けたせいかそのダメージは大きい。
春名「シーフェアモン…大丈夫なの?」
シーフェア「大丈夫…まだやれる」
スコール「フフフ…なら見せてくださいよ…あなた方の力を」

ガンム「チッ…きりが無いな…」
ナイフ「一体一体はたいしたことは無い…だがこの数は…」
倒しても倒しても押し押せてくる『水の兵士』に2人の疲労は溜まる一方だった。
ナイフ「せめて進化が出来れば…クッ!」
ガンム「とにかくやるしかねぇだろ!ウワッ!」
少し、少しずつ追い詰められていく。
このままではやられるのは明白だった。
だがそのとき、兵士のひとつが砕け散った。
ガンム「な、何だ?」
ナイフ「救援が来たのか?」
???「待たせたな、お前等!」

シーフェア「アァッ!」
春名「シーフェアモン!」
相手は2人。それに加え何体もの『アクアソルジャー』がシーフェアモンを追い詰めていた。
グラーグ「どうしたどうした?もう終わりか?面白くねぇな!」
スコール「フフフ…助けがほしいですか?でも無理ですよねぇ…だってあなた方は…『裏切り者』ですからねぇ」
春名「あ、あぁ…」
スコール「あなた方は仲間を裏切って襲い掛かり、そして今また彼等を騙している…すばらしいですよ、あなたは」
春名「や、止めて…」
スコール「あなたは自分のためなら平気で仲間すら裏切れる…悔やむ事はありませんよ、それがあなたの本性なのですからねぇ」
春名「もう…やめて…」
スコール「これからもよろしく頼みますよ…くれぐれも、我々を裏切るなんてバカな真似はしないように。自分と、そして『妹』のためにねぇ…」
だがその時、スコールモンの体に銃弾が打ち込まれた。
スコールモン自体にダメージはさほど無い。
スコール「…誰ですか?このようなまねをする奴は…」
春名「これって…まさか…」
ショット「待たせたな…約束通り、助けに来たぜ」
キッド「全く…迷惑掛けやがって…」
今ここに、彼女が待ちわびていた『仲間』が到着した。
シーフェア「春名…」
春名「龍君…本当に…来てくれたんだ…」

第50話 完
次回 覚醒