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デジタルバスター外伝 バルトモンの章 後編」(2007/06/17 (日) 00:21:33) の最新版変更点

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ある小さな洞穴の中。 そこにバルトモンは寝かされていた。 そこが何処かは分からない。 彼は、生き残ったのだ。 デジタルバスター外伝 バルトモンの章 後編 バルト「…ここは」 ???「目が覚めたか」 バルトモンは目を覚ます。 そこには、仮面を付けた天使のようなものがいた。 バルト「あの…あなたは?」 ジェミニ「自己紹介が遅れたね、私はジェミニモン…スターレジェンズの一人だよ」 ジェミニモン。常に仮面をつけている天使型デジモン。必殺技はアナザーディメンション。 バルト「はぁ…どうもです」 彼は死んだと思っていた。 しかし、彼は生きている。 生きていた喜びと死にかけた悔しさ。 彼の心は複雑な心境であった。 ジェミニ「しかし…君の右腕、相当なものだね」 彼は改めて気づく。彼の機械の右腕は粉々に砕け散っていたのだ。 当然、今の彼には戦う術はない。今後一人では死が待っているだけだ。 ジェミニ「…いい技師を紹介しよう、もしかしたら直るかもしれないよ」 彼に断る理由などない。 彼は二つ返事でついていくことにした。 ライブラ「う~む…確かにすごいな…」 ジェミニモンに連れられてやってきたのはとある民家であった。 そこにいた技師、ライブラモンはジェミニモンと同じくスターレジェンズの一人である。 そして今、彼の腕を見ていた。 バルト「な、直りますか…」 ライブラ「直す、というより作るといった方が適切かもしれないな…ジェミニモン、手伝ってくれ」 ジェミニ「わかった…」 ライブラモンの作業は困難を極めた。 なぜなら彼の腕は粉々に砕けている。そこにさまざまな配線やパーツをつけていかなければならないからだ。 作業は1日中続いた。 そうして、やっとのことで腕がほとんど元通りになりかけてきた。 当然全く同じとは行かず、その形状は違っていたが。 ライブラ「今現在使えるウェポンは2つ。君の話だと3つ使えたようだがそのすべてが駄目になってるからな…実質新しい腕と考えてくれ」 バルト「はぁ…」 その時、彼の耳には何者かの足音が聞こえた。 バルト「これは…失礼します!」 ライブラ「ま、まて!まだ最終調整が…」 外に出るとそこには機械の体をしたものが銃口を構えている。 アサルト「ここにバルトモンがいることはわかっている…出て来い!」 アサルトモン。プロテクトスーツで戦闘力を高め、様々な重火器をで武装したサイボーグ型デジモン。必殺技はジャスティスマサカー。 バルト「僕はここにいる!」 バルトモンが民家から飛び出す。 彼はここまでつけられて来たのだ。 アサルト「やはりいたか…バルトモン」 バルト「お前は…心があるのか?!」 アサルト「私をそこらの人形と一緒にするな!私はお前を倒し、マスターに認めてもらう!」 アサルトモンは腕の銃口を構える。 バルト「…そのマスターという奴が僕を狙っていたのか…なら、そいつの情報を教えてもらう!」 バルトモンは腕を構える。しかし、彼はまだその腕の使い方を知らない。 ライブラ「その腕が使えるウェポンは2つ、バスターモードとクリティカルモードの二つだ!」 ライブラモンが民家の側で叫ぶ。 バルト「ありがとうございます!アームチェンジ、バスターモード!」 バルトモンの右手が腕の中に収納される。 バルト「イプシロンバスター、発射!」 バルトモンの右腕から弾丸が発射される。 その弾はアサルトモンの左肩を貫く。 アサルト「グアッ…」 バルト「アームチェンジ、クリティカルモード!」 腕から手が再び現れ、その腕に光が収束していく。 アサルト「させるか!ジャスティスマサカー」 体中の重火器を一斉に発射させる。 だが、バルトモンには通用しなかった。 バルト「さっきの左肩の傷のせいで狙いが定まらないようだな…」 バルトモンは銃弾の雨をかいくぐり、アサルトモンの懐に潜り込む。 バルト「答えろ、マスターとは誰のことだ?」 アサルト「ま、マスターはマスターだ!私はマスターのためなら死を選ぶ!これでお前も終わりだ!自爆して…」 アサルトモンの体が光っていく…だが。 バルト「そんなことさせると思うか?」 アサルト「なっ…」 バルト「…オーパーツ・ビックバン!」 バルトモンの右腕に収束していた光が弾ける。 そして、アサルトモンの体を粉々に砕き、消滅させた。 バルト「…お前は、人形ですらなかったのか…」 ジェミニ「…バルトモン、か…」 ジェミニモンの表情は仮面で読み取ることはできなかった。 ライブラ「お前の右腕は封印しといたほうがよさそうだな…」 バルト「確かに…今までと比べて威力が段違いです…でもこれを使わなければ僕は…」 ジェミニ「それをどうにかするのは君しだいだよ…それに、一生使うなというわけではないし」 ライブラ「お前が本当にその力を使いたいと思うときが来たなら、その封印を解くがいい…」 バルト「…わかりました」 こうして、彼の右腕には封印が施された。 彼の力を使うときが来るまで…その封印が解かれることは無い。 そしてその封印は近いうちに解かれることとなる。 タウラス「ライブラモン、邪魔するぜ」 そこに、獣人がやってくる。 ライブラ「例の場所がわかったのか?」 タウラス「あぁ、ばっちりだ」 彼等は作戦会議を始める。 おそらく、タウラスモンが敵の重要なポイントを突き止めたのであろう。 バルト「あの…」 ジェミニ「どうした?」 バルト「その作戦、僕も参加させてください!」 彼は知らない…そこで何を知るかを。 そこで、何が起こるかを… 外伝 バルトモンの章 完

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