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シレイ「まだ終われない!我輩は生き残る!さらばだ!」 ロウハ「…行こう」 セイレー「…ドーケモン、あなたとは会いたくなかった」 ドーケ「ふ…縁とはそう簡単には切れないものだな」 第69話 総力 前回のあらすじ お互いを守るために、誡とソードモンは一つになりロウハモンとなった。 そしてシレイモンを倒すもシレイモンは逃げ出していった。 一方、地下を進んでいた春名とハイドロモンはドーケモンと対峙した。 ハイドロ「運び出したって…どういうことよ!」 ドーケ「そのままの意味だが?」 ハイドロ「なっ…あんたねぇ!」 セイレー「ドーケモン…ここには何があったの?」 ドーケ「私が独自に研究していた資料があった。戦いで失われても困るのでな」 セイレー「研究…」 ドーケ「そう…私は『心』の研究をしていたのだ」 セイレー「心?」 ドーケ「…心を持つものは誰しもその弱み…弱点となる傷が存在する。私はそれを調べていた」 セイレー「心の…傷…」 ドーケ「それは他人に対する『劣等感』であったり孤立してしまったことによる『孤独感』であったり…そして、他人を裏切ってしまったことによる『罪悪感』でもある」 セイレー「罪悪感…」 セイレーモンの目が段々生気を失っていき虚ろになっていく。 ハイドロ「春名?ねぇ春名!」 ドーケ「そしてその先に生まれる感情、それが『怒り』であり『恐怖』であり…『不安』である」 セイレー「いや…」 セイレーモンは頭を抱え座り込んでしまった。 ハイドロ「春名?!どうしたの、春名!」 セイレー「いや…私は…ごめんなさい…」 ドーケ「裏切りによる『罪悪感』は自分自身の仲間に対し自分も裏切られないかと『不安』になる…そしてその『不安』を消すために他人に尽くす」 セイレー「あぁ…」 ハイドロ「ちょっとドーケモン!あんた春名に何したの!」 ドーケ「さぁ…奇術幻乱妖サーカス始まり始まり…」 セイレーモンがゆっくりと立ち上がる。だがその瞳には意思がない。 ドーケ「さぁ…やれ」 セイレーモンは無言で腕をハイドロモンへと向ける。 そしてハイドロモンに音波を浴びせた。 ハイドロ「あぅ…春名!目を覚まして、春名!」 ドーケ「私の奇術にかかれば心を閉ざし私の忠実なる僕となる、これは私が研究した末に編み出した『失心術』…心を失ったものに声など届かんよ!」 ハイドロ「そんなことない!春名はあんたの思い通りになるほど弱くない!」 もういや…裏切るのはいや…裏切られるのもいや… 私は今まで、沢山の人を裏切ってきた。 皆の心を傷つけた。 だから私は戦わなければいけない。償いをするために。 そうしないと、皆私から離れてしまう。 私には仲間なんて… 『仲間だからな』 …龍君。 彼はこんな私を仲間と言ってくれた。 彼はこんな私を信じてくれた。 でも…仲間って何? …『そんなの決まってる』 仲間は信じられる存在。 仲間は信頼できる存在。 彼に償いなんて必要なかった。 彼は最初から、私を信じてたから。 なら…私は戦う。 償いなんかじゃない…自分の意思で。 彼の信頼に答えるためにも、私は戦う。 ハイドロ「うぅ…目を、目を覚まして…」 ドーケ「無駄だ、心を閉ざしたものに声など…」 セイレー「ちょっと…黙って…」 先ほどまでハイドロモンに向けられていた音波がドーケモンに向けられる。 ドーケ「どういうことだ…閉じた心が…再び開かれるだと…」 セイレー「貴方なんかに…私の心は…負けない!」 第69話 完 次回 心撃

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