「デジタルバスター第65話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

デジタルバスター第65話」(2007/06/09 (土) 11:07:40) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

セイレー「う、うん…なんとか…」 ハイドロ「じゃ、行こう!」 カプリコ「よう…また、会えたな」 ソード「師匠…」 第65話 剣豪 前回のあらすじ スコールモンと対峙した春名とシーフェアモンだったが、春名が閉じ込められ進化できない状況となってしまった。 進化できない中、苦戦していたシーフェアモンだが、春名が脱出に成功したことにより進化し、スコールモンを倒した。 一方、先へと進んでいた誡とソードモンだったが、誡は突如現れたチューブに吸い込まれてしまった。 そして残されたソードモンは剣の師、カプリコモンと再び再会した。 カプリコ「どうだ…前より強くなれたか?」 ソード「…師匠が何故そちら側についているのかはわからない…だが」 ソードモンはゆっくりと剣を構える。 覚悟はすでに出来ていた。 ソード「私は師匠を…あなたを斬る!」 カプリコ「やっと吹っ切れたか…ならば手加減はしない、かかってくるがいい!」 カプリコモンは剣を抜く。 それを合図にソードモンはカプリコモンに飛び掛った。 ソード「メン、メン、メーン!」 ソードモンが振り下ろした剣をカプリコモンは焦らずに受け流す。 カプリコ「速く、そして強力な攻撃だ…だが、まだ甘い!」 カプリコモンは一瞬の隙を突き振り回す。 ソードモンはとっさに後ろへ退いてかわした。 そして再び前に飛び込み突く。 ソード「テイ、テイ、テイ!」 カプリコ「隙だらけだ!」 かわしながらカプリコモンはソードモンの脇へと回り込む。 そして剣を腹目掛けて振った。 ソードモンは剣で受けようとするも間に合わず斬られた。 ソード「グゥ…」 カプリコ「どうやらその隙の多い攻撃…まだ直してないようだな」 ソード「…チッ!」 剣と剣がぶつかり合い、そして金属音が響く。 カプリコ「お前は攻撃と攻撃の間にほんの一瞬だけ動きが止まる。それがお前の隙だ!」 一瞬の間にカプリコモンはソードモンの後ろに付く。 ソードモンはその体を切り刻まれていた。 ソード「グッ…」 カプリコ「どうした、お前の力はその程度か!その程度で私を倒そうとしたのか!」 ソード「はぁ…はぁ…」 カプリコ「来るなら全身全霊の力を込めてかかれ!相手に情けを掛けるな!己の魂を剣に注げ!」 ソード「己の…魂…」 それは、誡と出会う少し前。まだカプリコモンの弟子で会った時。 カプリコ『ナイフモン、戦いとは魂と魂のぶつかり合いだ』 ナイフ『はい!』 カプリコ『だからこそ、決して戦いの最中に気を抜いてはいけない…それは自分自身の死を意味する』 ナイフ『死…ですか』 カプリコ『そうだ、そして勝利するのは己の信念が強いほうだ。信念を強く持て!さすれば勝利はおのずと見えてくる』 ソード「己の魂…己の信念…」 カプリコ「…いい眼をしている…行くぞ!」 両者は飛び掛る。己の信念を貫くために。 カプリコ「奥義、『風刃切り』!」 ソード「雷の刃、『雷刃切り』!」 二つの剣が交差する。 その勝負は一瞬で終わった。 カプリコ「この状況で新たな奥義を生み出すとは…成長したな」 カプリコモンは膝をつく。 ソード「あなたの…おかげです」 カプリコ「そうか…?!」 ソード「え…」 何かを貫く音がした。 ソードモンが振り返るとそこには身を盾にしてソードモンを庇ったカプリコモンの姿があった。 メガドラ「グググ…」 メガドラモン。両手にどんな物質でも切り裂く鋭いつめをサイボーグ型デジモン。必殺技はジェノサイドアタック。 その爪はカプリコモンの体を貫いていた。 カプリコ「フ…俺としたことが…まだまだ未熟だということか…」 ソード「な、何で…」 カプリコ「さて…そこの階段から下へいける、お前は早く行け」 ソード「で、ですが…」 カプリコ「守りたいものが出来たのだろう?だったら早く行け!そしてそれを守り通せ!」 ソード「…はい!」 ソードモンは階段の前まで近づき、そして振り向く。 ソード「師匠…ありがとうございました!」 ソードモンは一礼をすると階段を駆け下りた。 カプリコ「バカが、黙って行けば…」 体を貫いていたメガドラモンの体を切り裂く。 メガドラモンは一瞬で消滅した。 カプリコ「別れも辛くならんだろうに…」 壁に穴が開き、そこから多数のメガドラモンが飛び出てくる。 カプリコモンはメガドラモンの群れに囲まれた。 カプリコ「事前に見張られていたか…ま、ここまでの戦力を呼び寄せたのだ…こちらについた意味があったというもの」 メガドラ「グルル…」 カプリコ「さて、貴様等…俺の命を奪うのだ、相当の覚悟は出来ているんだろうな!」 それからしばらくして その部屋には一振りの剣だけが残された。 ヤイバ「ここは…研究室、か」 一方、チューブに吸い込まれた誡は研究室のような場所についていた。 ヤイバ「扉はひとつ…か」 その扉を開ける。 その先には広い部屋が広がっていた。 ヤイバ「ここは…」 『闘技場だ。実験体のテストをするためのな』 部屋に声が響く。だが声の主はそこにはいない。 ヤイバ「…シレイモン」 『ほう、どうやら我輩のことを覚えているようだな。帰ってこなかったときは流石に心配したぞ』 ヤイバ「僕はお前なんてどうでもいい…ここから出させてもらうよ」 『可愛げのない奴だ…それでは早速始めよう』 壁が開き、そこから『何か』が出てくる。 『お前には我輩の最高傑作…スターキメラモンの相手をしてもらう』 第65話 完 次回 実験体

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: