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Part1

―――地下水脈―――

二つの足音がする。一つは規則正しく、もう一つは不規則に。この日でもう40人目だ。

ここで行われているのは・・・洗脳だ。
      • いや、正確に言うと、人の心の奥底に隠されている悪意を無理矢理に引き出す。更に、人の眠れる力を一時的ではあるが、爆発的な力を目覚めさせる―――そんな驚異的プログラムが、密かに行われているのだ。
犯行グループが使うのは、パソコンとDVDのみ。
DVDに洗脳プログラムを写し、それをパソコンで再生し、連れてきた人間が狂い始めるまで目に焼き付けているのだ。いわば、「電子洗脳プログラム」だろうか。
勿論犯行グループは洗脳されてはいない。特殊なレンズがはめ込まれてあるゴーグルをかけているので、洗脳されることはないのだ。

洗脳された人間は、暫くの間は周囲に気付かれずに普通に生活するが、最低1週間―――長くて2週間で暴れ始めるのだ。

この犯行は恐らく約1ヶ月前から始まっており、勿論国家もこれを知っている。既に軍から、この事件に対して4人のエージェントが派遣されている。

以前、軍の大総統が極秘で作り出した『デジタルモンスター』の騒動を静めた「竜崎 達也 コードネーム:カオス」、「佐々木 獣牙 コードネーム:BAN-TYO」、「空神 一将 コードネーム:ダークマター」、「千財 沙樹 コードネーム:フェアリー」の4人である。

カオス「この4人で任務するなんて・・・いつぶりだ?」
佐々木「アニキがデジタルワールドに留まってて、俺等3人で組んで5年だ。」
カオス「じゃ5年ぶりか。沙樹も見ねー間に大きくなったなぁ。」
沙樹「子ども扱いしないの!心配してたんだからね!?」
カオス「あー、悪ぃ悪ぃ。でもその話し、何遍も聞いたよ。」
カズ「・・・元気だなぁ。」
沙樹「さ、行こう!」
佐々木「お前な・・・ピクニック気分じゃねぇか。今はここだけの問題だけどよ、放っとくと国際問題にも発展しかねんことだぜ。」
沙樹「わかってるよ!」

沙樹と佐々木を見て、カオスはカズの耳元で囁く。
カオス「いつもあんな感じなのか・・・?」
カズ「・・・いや。前までは、アニキのこと心配しててさ・・・可哀相だったぜ?」
カオス「・・・そうか・・・悪ぃことしちまったんだな・・・」
カズ「それ覚悟して残ったんだろ?悔やむこたねぇだろうに。」
カオス「まぁそうだが・・・そうだ・・・傷は癒えたか?」
つい最近、誰かと戦ったときの切り傷だ。かなり大きめの剣で斬らなければ、この様な傷はできない。
カズ「あと2週間はかかるな。」
カオス「そうか・・・」

沙樹「二人ともー!もう行くよー!」
カオス「お、おう・・・」
カズ「わぁーったよ。」
佐々木「世界に貢献!」