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翌日の早朝。
孝治はすぐに起きてスーツェーモンのところへ行った。
「御前か…もう私からは言ってあるからもう向かっても大丈夫だぞ」
「そう…」
孝治はデジアリーナへと向かった。

                 Evolve17『新しい仲間?
                          揺るがない拳』

孝治は受付で用を済ませ、試験会場へと向かった。
ポータルで移動中の孝治にグリムモンが聞いた。
「プログラムセットの方は大丈夫か?」
「…何で今更言うんだ?グリムモン」
「え?いや…忘れてたものだから…。ま、まさか…」
「大丈夫だ。安心しろ、もうセットしてある。御前と違って昨日のうちにやっておいたからな…」
「俺と違ってってそれは余計だ…」
そんな緊張感の無い話をしていた。

そして、会場に到着した。
「今回は…特に変わったステージではなさそうだな…」
そう、前回は地面が全て土で出来ていた。
しかし、今回は普通のステージだ。
そして、相手が現れた。
「孝義!早くしろ!」
「わ、わかってるよ~!」
青い犬のようなデジモンが孝治とほぼ同い年のその少年を急かしていた。
どうやら、彼等が相手らしい。
「もしかして、君が僕の相手?」
孝治が少年に言った。
「え?い、いや…そう聞いてるのは僕なんだけど…」
どうやら、彼もよく知らないようだ。
「二人にはあえて話さなかったようですねぇ…」
審判のような人が出てきて、言った。
「スーツェーモン様もバイフーモン様もどうやら貴方方に話さなかったようですね。実は、貴方方二人ともシルバーテイマーの受験者で、ここで勝った方がシルバーテイマーになれるということです」
「なるほど、つまり前回同様」
「相手を倒せばいいんだね」
「自己紹介がまだだったな。俺は瑞樹孝治だ」
「僕は飯野孝義。このデジモンはガオモン」
『グリムモン!リアライズ!』
孝治はグリムモンをリアライズした。
「俺はグリムモン!コイツ(孝治)のデジモンだ…」
「では、二人とも。準備はよろしいですか?」
二人は頷いた。
「では、バトルスタート!!」
「グリムモン!最初はあまり力を使うな!」
「分かった!『コール…』」
しかし、グリムモンが技を繰り出そうとしたときに、ガオモンの姿はそこには無かった。
「何処に…!?」
『ローリング…』
既に、グリムモンの懐へ移動していた。
「何!?」
『…アッパー!!』
『キャット!!』
ガオモンがアッパーを繰り出し、目をグリムモンに向けた瞬間に、グリムモンは鋭い目でガオモンを睨み、ガオモンは動けなくなった。
そのまま勢いでローリングアッパーはグリムモンに命中したが、力を拳に入れることが出来ず、勢いだけでグリムモンを飛ばした。
「グゥッ!!」
ガオモンはそのまま宙に浮いた。
「グリムモン!怯むな!」
「あ、あぁ!『コールヤンマ!!』」
グリムモンは電撃を放った。
「グァァァァァァッ!!」
「ガオモン!!」
「止めだ!『コールバード!!』」
グリムモンは左手の碇を放った。
「ガオモン!!」
「フッ!俺はちゃんと考えてある…!『ダブルバックハンド!!』」
その小さな鳥の形をした弾は回転するガオモンに弾かれた。
そして、ガオモンはそれを素早く掴み、グリムモンに投げた。
「な、なにぃ!?」
そして、それはグリムモンの足元に直撃し、砂埃(?)を巻き起こした。
「ど、何処だ!?」
『ローリングアッパー!!』
ガオモンが素早くグリムモンにアッパーを仕掛ける。
「グッ!!」
「こうなったら…『プログラム発動!―ハウリンググラビティ!』」
グリムモンが咆哮を放った。
そして、辺りの重力はいっそ重さを増した。
「クッ!な、何だ…!?」
『コールヤンマ!!』
地面に倒れこんでいるガオモンに、ハウリンググラビティをやめた瞬間にコールヤンマを放った。
「グッ!」
「ガオモン!…そうだ!『プログラム発動!―ダメージアップ!』」
ガオモンはコールヤンマの電撃が終わるとすぐに立ち上がった。
「まだ…立てるのか…?」
『メテオナックル!!』
ガオモンがジャンプして、グリムモンに流星の如く殴りかかった。
そして、グリムモンの頭を上から思いっきり殴った。
「グハッ!!…お、重い…」
グリムモンの角は少し折れた。
「何だ?ガオモンに…何が…」
孝治は何が起こったのかさっぱりだった。
「教えてあげるよ。このダメージアップは、ダメージを受けるごとに能力が上がっていくんだ。次の僕のプログラム発動。または、敵の精神攻撃を受けるまで効果は継続する」
『ガオラッシュ!!』
ガオモンはラッシュ攻撃を繰り出して、グリムモンを痛みつけている。
「グリムモン!」
「フィニッシュ!」
そして、強烈な最後の一撃が、グリムモンを襲った。
「グ、ガハッ!」
グリムモンは後ろの方へ飛ばされた。
「グリムモン!立てるか!?」
「あ、あぁ…辛うじて意識はある…」
グリムモンはダメージを受けすぎて、ダウンしそうだ。
「グリムモン…一気にケリをつける!」
「あぁ!来い!!」
「行くぞ!『カオスプログラム発動!!』」
孝治がカオスプログラムを発動すると、D-サポートは青と赤の激しい色の光を放った。
そして、グリムモンはカオスグリムモンへとなった。
「な、何だよ…これ…」
「行くぞ!わんこ!!」
「俺は犬じゃない!『バーニングストレート!!』」
ガオモンの腕が炎を纏い、カオスグリムモンの右足を殴った。
しかし、カオスグリムモンには全く効いていない。
「なッ!?効いてない…!?」
『クロノ・ディストラクション!!』
カオスグリムモンはガオモンを深い眠りに落とした。
「な、何を!!」
「ダメージアップ…精神攻撃を受けるまで効果は継続…。今のクロノ・ディストラクションでダメージアップの効果は消えた」
「あ!!」
「最後だ!カオスグリムモン!」
『コールレオ!!』
ライオンの姿をした邪気が眠っているガオモンに襲い掛かった。
そして、ガオモンに直撃し、激しい爆発が起こった。
「ウアァァァァァァァッ!!」
ガオモンは戦闘不能になり、孝義のD-サポートに強制ディアライズされた。
「勝者!瑞樹孝治!」
「よっしゃ!!」
カオスグリムモンはグリムモンに戻った。
「有難う。とても面白い勝負だったよ」
孝義が握手を申し出た。
「あぁ。俺もだ」
孝治は握手した。
「ねぇ、アドレス交換しない?」
「え?」
「そうすれば、いつでも連絡が取れるでしょ?」
「あぁ…良いが…」
「やったぁ!」
辛くも、シルバーテイマーとなった孝治は新しい仲間が出来たのだった。