※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

圧倒的な権力を持つ故か、流石古代デジタルワールドの王・ファラオモンである。
グリムモンと孝治は全く歯が立たない。
「フッフッフッフ…私に逆らったことを…後悔するがいい!!烈風の『タービュランス!!』」
孝治とグリムモンの目の前に風の槍が出現した。
そして、二人はその槍で貫かれた。
『グアァァァァァァァッ!!』
「フハハハハハハ!!苦しめ!そして、報いを受けよ!フハハハハハハハ!!」

                  Evolve13『最強のテイマー出現
                              ガブモンとパタモンの猛攻』

そして、タービュランスの攻撃が納まって、二人は地面に倒れた。
「フッフッフ…私に逆らうからには、相当の力を持っていると思ったのだが…この程度とは…」
「クッ!…グリムモン…立てるか…?」
「あ、あぁ…」
二人は再び立ち上がった。
「ん?まだ立てるだけの力があるのか…そんなに早死にしたいなら望みどおりにしたいところだが…、我が復活を妨げようとしたのだ…そう簡単に、そして、楽には死なせん…」
「グリムモン…奴に攻撃を与える最後の手段だ。俺が奴の気を引いて盾を封じる。そして、御前は奴の背中にコールヤンマとコールバードをぶち込め」
「二つか?」
「そうだ…じゃないと勝ち目は殆ど無い…」
「…出来るだけやってみる…」
「お話は済んだかな?フフ…では、また攻撃させていただくとしよう。殺戮の『イービルスピア!!』」
孝治とグリムモンはファラオモンに向かって走り出した。
そして、途中で二手に分かれた。
「何?フフ…だが、狙いは…」
ファラオモンの最初の狙いはグリムモンだ。
「先にデジモンを殺してしまえば、後は無防備な人間だけ…。灼熱の…」
グリムモンにバーンストライクを発動させようとした瞬間、孝治が後ろから頭に石を投げた。
そして、その石は見事にファラオモンの後頭部に命中した。
「どうした?人間が怖いからデジモンを狙うのか?」
孝治が挑発した。
「こ、この私に対して…石を投げるなど…こ、こんのぉ~!!!!」
予想通り、孝治はファラオモンの的になった。
そして、グリムモンに背を向けた瞬間。
「今だ!!」
『コールヤンマ!!』
まずは、残っている力の半分を使って、コールヤンマを放った。
「グゥッ!!」
『コールバード!!』
グリムモンは残った力を全てこの技に込めた。
コールバードはファラオモンの背中を貫いた。
「グアァァァァァァァァァァァァァァ…!!」
ファラオモンは声を裏返して、苦しみの声を上げた。
そして、ファラオモンはうつ伏せに倒れた。
「やった…のか…?」
「ゼェ…ゼェ…」
グリムモンは凄く息を切らしている。
しかし…。
「ヌッ!!」
ファラオモンが立ち上がった。
「この…私を…よくもこの私を…ゆ、許さん…許さん!!戦慄の『ネクロミスト!!』」
ファラオモンは毒ガスを放った。
毒ガスはすぐに大部屋を包んだ。
「い、意識が…遠ざかって…」
「クッ!…体も…乾燥してきて…」
二人は今にも倒れそうだ。
「ハハハハハハハハ!!初めてだ!この私をここまでコケにした馬鹿は!!」
ファラオモンは勝利を確信したような表情で高笑いしながら言った。
「ほぅ…今でも王様を気取ってるとはな…」
何処からか声が大部屋に響いた。
「だ、誰だ!!」
ファラオモンは天井の方を見上げると、そこには2人のテイマーと2体のデジモンがいた。
「ガブモン…やれ」
「パタモン、行って」
二人のテイマーはデジモンに指示を出した。
「どいつもこいつも…この私を馬鹿にしおって!!殺戮の…」
「遅い!!」
ガブモンが素早く動いて、ファラオモンの体を切り裂いた。
「グガァッ!!」
ファラオモンの体はボロボロになった。
「己ぇ~!!灼熱の…」
『エアーショット!!』
パタモンが空気弾を放った。
ファラオモンは盾で防ぐが、その盾に直撃した瞬間、エアーショットが爆発を起こして盾を粉々に砕き、ファラオモンはその爆発に飲まれた。
「グウォォオオオオォォォ!!」
『プチファイアー!!』
ガブモンはファラオモンを焼いた。
「グアァァァァァァ!!そんな…この私が…」
ファラオモンはデータの粒子となってきた。
『データスキャニング!!』
ガブモンのテイマーがデータをロードした。
「全く…スーツェーモンは一体何を考えてるんだ?」
「さぁ?四聖獣の考えてることは、私たちには到底理解できないことだけど…」
彼等がそうやって話していると、孝治は意識を完全に取り戻した。
「あんた達は…?」
彼等が孝治が目を覚ましたことに気付いた。
「俺は白戸和磨…。チンロンモンのユニオンテイマーだ」
「同じく、私は神田香苗よ」
「さっきの戦い、見ていた」
香苗の自己紹介が終わると和磨が孝治に言った。
「デジモンの方は無力だな。君の方は、かなりいい腕を持つテイマーだ」
「俺が…無力…だと?」
グリムモンも意識を完全に取り戻し、立ち上がった。
「そうだ」
「ふ、ふざけるな!!俺は…今までだってどんな奴にも勝ってきた!」
「でも、今回は負けた。そうでしょ?」
「グッ!?」
香苗がグリムモンの痛いところを突いてきた。
「テイマーがいなければ、御前はもうとっくに死んでいただろうな」
「何を!?」
「やめろ!グリムモン!」
孝治が彼等に襲い掛かろうとするグリムモンを止めた。
「確かに、コイツ一人では力任せに突っ走ることしか出来ない。けど、そこは俺がフォローする。しなくちゃいけないんだ!だから俺は今までもこいつと一緒にたたかえて来た!」
「…だったら、今の自分の無力さを知った方がいい」
「さっきから他人のことを無力無力って…そういうてめぇらは何なんだ!」
グリムモンの頭に血が上ってしまった。
「このまま口論を述べていても埒が明かない。いい解決方法がある」
「何だ?」
「今ここで、俺たちとやりあうか?」
ガブモンが間に入って言った。
「ヘッ!上等だ!やってやるよ!!」
「待て!グリムモン!!」
『コール…』
しかし、次の瞬間、ガブモンの攻撃がグリムモンの体を切り裂いた。
「遅いよ…」
グリムモンは、そのまま声を出さずに倒れこんだ。
「グリムモン!!」
「これで、自分の無力さが分かっただろうな。それから、孝治。君にはこのデータをあげるよ」
和磨はD-サポートを孝治の足元に放った。
「そのD-サポートの中にはさっき倒したファラオモンのデータ。言わば、ファラオデータしか入ってない。手柄は半分君にあげるよ。君のおかげで予定よりも少し早めに切り上げることが出来たから…」
そして、彼等はその場から去っていった。
「クッ!…あいつら…ブロンズランクのテイマーじゃない…」
孝治はすぐに察した。
彼等はゴールドランクのテイマーだということを…。