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孝治は翌朝、スーツェーモンから呼び出しを受けたため、オブサーバー室に向かった。
「緊急のクエストとは…一体なんだ?」
「現在、旱砂漠の遺跡にて、長年封印されていたファラオモンが復活しようとしている。そのファラオモンは以前大量のデジモンを拷問してきた。そして、その力の大きさ故、倒すことが出来なかったため封印された」
「除去すればいいんだな?二度と、同じことが繰り返されぬように…」
「その通り。他のユニオンからも優秀なテイマーが集まっている。ブロンズテイマーで緊急クエストを申しだされたのはこれが初だ。くれぐれも無茶だけはするな」
「……わかった」
孝治はすぐにポータルへと向かった。
禁じられた地、旱砂漠へと向かうべく…。

                   Evolve12『復活!
                           遺跡の王ファラオモン』

そして、その旱砂漠へと辿り着いた。
「ここが…旱砂漠…。この暑さ、普通じゃない…」
数秒ほど立っているだけなのに、もう汗がダラダラと流れてきた。
「早く終わらせた方がいいな…。グリムモン、D-サポートの中はどうだ?」
「駄目だ…この中もかなりヤバイ…」
どうやら、この地は全てを狂わせるらしい。
孝治は急いで言われた遺跡の中へと入っていった。
あまりの暑さにピラミッドのような形だというのも気付かず。

中は外よりかはまだマシだったが、それでも暑さは異常なもの。
「グリムモン、さっきよりどうだ?」
「あぁ…さっきよりマシだ。この中のクーラー装置も復活している」
「D-サポートが作動する温度は最大で約45度以下か…」
孝治は暗くなってきたので、D-サポートのライトシステムを使って歩きやすくした。
歩いている内に、何かが歩いてくる音に気が付いた。
孝治はすぐに右に向かう通路の壁際に隠れて、その様子を伺った。
そして、歩いてきたものは、包帯を体中に巻きつけた、銃を持ったデジモンだった。

~データ解析~
マミーモン
世代:完全体
種族:アンデッド型
属性:ウィルス種
詳細:全身を包帯で包んだミイラのようなデジモン。愛用の銃『オベリスク』で敵を討つ。『ネクロマンサー』の異名を持つ。
必殺技:ネクロフォビア、スネークバンデージ

「どうする?どうやって奥へ進む?」
グリムモンが密に孝治に聞いた。
「…スーツェーモンの話を聞く限り、ファラオモンの強さが今まで戦ったどんな奴よりも上だという事が分かる。無駄な戦いは避けたい…」
孝治はグリムモンにそういうと、別のルートから回った。

しかし、何処に行ってもマミーモンがぞろぞろと歩いている。
そして、遂に孝治は気付いた。
「まさか…!俺は奴等と戦いたくないがために、ファラオモンに近づけないのか!?」
「どういうことだ!?」
「俺が今まで奴等を避けてここまで来たが…ここは、さっき初めてマミーモンに出くわした場所だ」
「つまり、グルグル回ってた訳か…」
孝治はマミーモンと戦うことを決意した。
「そういうことだ…あまり力を使うなよ?『グリムモン!リアライズ!』」
グリムモンが実体化された。
「力を最小限に利用し尚且つ一瞬でケリをつけろってか?出来ないこともないが…難しい…」
「つべこべ言わずに行け!」
孝治はグリムモンを押した。
「うわっと!!」
そして、マミーモンの視界に入ってしまった。
マミーモンがグリムモンを睨んでいる。
「ハ、ハロ~…」
「…『ネクロフォビア!!』」
銃から攻撃が放たれた。
『コールヤンマ!!』
そして、最小限のパワーでデリートすることに成功した。
『データスキャニング!!』
孝治は念の為、マミーモンのデータをロードした。
「この中にどうやらいるみたいだな…ファラオモンが…」
「早く行こうぜ!暑くて死にそうだ…」
そして、彼等は中へと入っていった。
すると、大部屋に中心で、黄金の棺桶がゆっくりと開いている。
「まさか…あの中にファラオモンが…?グリムモン!貫通力の高い攻撃を!」
『コールバード!!』
しかし、棺桶を貫通するどころか、弾かれてしまった。
「何!?俺のコールバードを…」
そして、棺桶が完全に開いた。
中から黄金のデジモンが出てきた。
「あらら…出てきた…」
グリムモンがショックを受けたような顔で言った。
「ふぅ~…漸く復活できた…」
ファラオモンは孝治とグリムモンの存在に気付いた。
「貴様らか…我が復活を妨げようとしたものは…」

~データ解析~
ファラオモン
世代:究極体
種族:魔人型
属性:ウィルス種
詳細:古代デジタルワールドで絶対的な権力を持っていたとされるデジモン。棺桶の蓋は稀に盾として使う。
必殺技:ネクロミスト、トゥト・アンク・ラィル

「グリムモン!かなり強いぞ…コイツ!」
「あぁ…分かってる!」
「ハァアアアア!!我が力よ!灼熱の『バーンストライク!!』」
グリムモンと孝治の足元に赤い魔方陣が描かれた。
「ッ!?まずい!グリムモン!その魔方陣から離れろ!!」
グリムモンと孝治は素早くその魔方陣の範囲から外れた。
その魔方陣から炎が吹き出たのだ。
「殺戮の『イービルスピア!!』」
グリムモンと孝治はなんとも無いと思った。
しかし、次の瞬間…。
「グアァァァァァァァ!!」
「孝治!グウォァァァァァァァ!!」
彼らの体に、鋭い槍で無数に突付かれる様な激痛を感じた。
「フッフッフ…絶対的権力を持つ私に抵抗してくるとは…」
孝治とグリムモンは立ち上がった。
「クッ!…どうやら…力は本物らしいな…」
孝治がグリムモンに言った。
「あぁ…だが、この程度で終わらせるか!『コールバード!!』」
グリムモンは左手の碇を飛ばした。
しかし、いつもなら体を貫いているが、ファラオモンは左手の棺桶の蓋でそれを弾いた。
「何!?」
「殺戮の『イービルスピア!!』」
「走れ!グリムモン!!」
孝治とグリムモンはファラオモンに向かって走り出した。
「灼熱の『バーンストライク!!』」
孝治とグリムモンは手前に転がることで、ギリギリでバーンストライクを避けた。
しかし…。
「殺戮の『イービルスピア!!』」
イービルスピアが彼等を再び襲う。
「「ウアァァァァァァァァァァァァ!!」」
「灼熱の『バーンストライク!!』」
ダウンした彼等に下から炎が襲い掛かった。
「「グアァァァァァァァァァァ!!」」
「フハハハハハハハハ!!この私に…勝てるわけがなぁ~い!!」
果たして、孝治とグリムモンは圧倒的な力を持つファラオモンを前に勝利を手にすることは出来るのだろうか。