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遼のパートナー、デビモンをデリートし、無事事件を解決した孝治。
ついでに朱美の心も開き、アドレスも教えてもらった。
あの後、遼はどうやら人間界に帰された上にこの世界での記憶を一切消されてしまった。
孝治はあの後、テイマーホームに帰ってすぐに寝た。

その翌日の早朝。
孝治がぐっすりと寝ていると、オブサーバーから連絡が来た。
『新たなクエストを与える。オブサーバー室へ来るのだ』
孝治はそれを聞いて、グリムモンをディアライズし、すぐにオブサーバー室へ向かった。

                 Evolve9『沼地のキング?
                          トノサマゲコモン』

「来たか。よほど疲れていたらしいな。クエストと聞いてすぐに飛んでくる御前が、1時間時刻とはな…」
「昨日は久々に体力を使ったからな…。あそこまで動いたのは久々だ。というより初めてだな…」
孝治が欠伸をしながら言った。
「さて、本題に移ろうか?」
スーツェーモンがそういうと、孝治の目は寝ぼけた顔からいつものしっかりとした顔になった。
「今回は足取りの沼のトノサマゲコモンを退治してくれ。奴は縄張りに侵入したデジモンを片っ端から除去している大罪者だ」
「分かった」
「それから…もう一人連れて行ってくれ」
「もう一人?」
「入って良いぞ」
すると、大きな体格をした、明らかに少し年上の男が入ってきた。
「彼は炭谷宗太。今日は彼も暇なんだ。一緒にクエストをクリアしてきてくれ」
「分かった」
「よろしくな!」
宗太は愛想良く孝治に挨拶してきた。
「あ、あぁ…」
やはり、孝治はこういうときどう対応していいか分からないようだ。
そして、孝治は宗太と共にポータルに乗り、足取りの沼へ向かった。

そして、到着した。
「ふぅ…ここが足取りの沼か…」
「もしかして…来たこと無いのか?」
孝治が聞いた。
「あぁ!無い!」
「(きっぱり言われた)」
こんなにきっぱり言われると、言いたいことも言えなくなる。
「さぁて!進むぞ!」
宗太が一歩進んだ。
すると、足が地面に取られた。
「ッ!?」
宗太はすぐに足を引いた。
「なるほど…。コイツは厄介だな…」
「足取りの沼か…名前の通りだな…」
孝治が言った。
「なぁに!大した事は無い!『ケルベロモン!リアライズ!』」
3つの首を持つデジモンが宗太のD-サポートから現れた。

~データ解析~
ケルベロモン
世代:完全体
種族:魔獣型
属性:ワクチン種
詳細:3つの首を持つ地獄の門を守護する番犬。吐き出す炎は全てを溶かす。あらゆる場所からの攻撃を察知することが出来る。
必殺技:ヘルファイアー、インフェルノゲート、スティクス・キラー

「さぁ!乗れ!」
宗太はケルベロモンの背中に乗り、孝治に手をさし伸ばした。
「え?」
「良いから乗れ!」
宗太は孝治の手を引いて、ケルベロモンの背中に乗せると、ケルベロモンはすぐに走り出した。

そして、足をとられること無く、すぐにトノサマゲコモンのところへ到着した。
「な、何だ!?」

~データ解析~
トノサマゲコモン
世代:完全体
種族:両生類型
属性:ウィルス種
詳細:お殿様のような触角を持つデジモン。低い音程で攻撃することを得意とする。殿様だからなのか縄張り意識が強い。
必殺技:コブシトーン、ホーンハウリング

流石のトノサマゲコモンもいきなり現れてびっくりしているようだ。
「どちらにせよ、オラの縄張りに入ったからには容赦しないぃ!『コブシトーン!!』」
トノサマゲコモンはとても重く低い声を上げた。
「ウワァッ!酷い声だ…」
「クッ!…『グリムモン!リアライズ!』」
グリムモンにはあまり効いてないらしい。
「酷い声だなぁ…『コールバット!!』」
グリムモンはコウモリの群れを放った。
そのコウモリの群れはトノサマゲコモンの歌を超音波で邪魔した。
「うわぁぁぁぁ!!五月蝿い!!『コブシトーン音量Max!!』」
コブシトーンの攻撃の重さは増した。
流石のグリムモンもこれは効いているようだ。
「グッ!!…なんて歌だ!」
「孝治!耳栓プログラムかなんかはないのか!?」
「そんなもんあったら最初から使ってる!!」
「あ、そういえば…」
宗太は何かを思ったらしく、ケルベロモンのプログラムをD-サポートから選んだ。
『プログラム発動!―イヤーブロッカー!』
ケルベロモンはコブシトーンを受けなくなった。
「何ぃ!?」
思わず孝治は叫んでしまった。
「いっけぇ!!ケルベロモン!!」
パートナーはやはり効いている…。
『ヘルファイアー!!』
ケルベロモンは地獄の炎を口から放った。
「うわぁぁぁぁっ!!」
「よし!今だ!グリムモン!」
「大罪に於けるデジモンよ…。報いを受けよ!『コールバード!!』」
グリムモンの左手の碇が鳥のような姿となり放たれた。
そして、コールバードはトノサマゲコモンの太った腹と出臍を貫いた。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
そして、トノサマゲコモンはデータの粒子となってきた。
『データスキャニング!!』
孝治はそのデータをスキャンした。
「スキャン完了。…グリムモン…あの台詞なんだ?」
「一晩掛けて考えた台詞だ!どうだ?結構イケてただろ?」
「さぁ…ちょっと調子狂う…」
孝治は思わず苦笑いして宗太と顔を見合わせた。
「え!?駄目か!?」
「じゃ、じゃあ帰るか」
宗太はこれ以上余計なことにならないように話を逸らした。
「おい!どうなんだよ!問題あったのかよ!!」
そして、彼等は同じ方法でポータルのところまで戻っていった。

そして、それを影から見るものがいた。
「…グリムモン…強敵になりそうね…」
「…様、トノサマゲコモンが除去されました。引き続き、奴等の追跡を実行します…」
果たして、彼等は一体何なのだろうか…?