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カオス「妙なモノくれやがって・・・テレビ電話か?・・・!!」

僭称「カオス君・・・聞こえるかい?・・・今、人間界は危機に陥っている・・・正体不明の・・・恐らくデジモンと思われるデジモンが現れたんだ・・・佐々木君と空神君が必死に応戦しているが、とても敵う相手ではないんだ・・・もし既に沙樹を奪還しているならば、すまないが、戦う準備を済ましておいてくれ。・・・頼んだぞ。」

カオス「急用ができたぜ。俺も加勢する。」
レーザーバーモン「急ぎか・・・つーか、最初からそうしろってんだ!」

カオス「俺には俺なりの考えがある。フリーズインパクト!」

レーザーバーモン(ソイツが力を発揮するのは、暫く先だな・・・)

第17話 「半」
カオス「悪ィな。」
カオスは、データと化したネオガーゴモンに詫びる。
レーザーバーモン「おい、カオス。」
レーザーバーモンが、カオスを呼ぶ。
カオスは、右手と左手を擦り合わせながら応答する。
カオス「あ?これから急いで敵のいるトコに行かんきゃなんねーのに、何よ?さっさと済ましちまえよ。」
レーザーバーモン「・・・千財沙樹は後にしろ。」
カオス「はぁ!?何でよ。」
レーザーバーモン「さっき僭称に聞いたろ。正体不明の未確認デジモンが出現して、街をボロボロにしてるってよ。」
カオス「それは聞いたケドよ・・・デミカオスモンだかが待ってくれるっつーのかよ?」
レーザーバーモン「どうだかな。だが、そういうコトを伝えるなら、必ず刺客を送り込んでくる筈だろ。だから、その刺客の伝令が来るまでは、あっちで奮戦してて大丈夫ってコトよ。」
カオス「刺客が来るって確定したわけじゃねぇだろ・・・」
この大事な話に、険しい顔をしたレーザーバーモンの思い言葉が終止符を打った。
レーザーバーモン「人間一人と世界、どっちが大事だ?軍人なら優先すべきはわかるだろうが。」
カオス「チッ・・・わーったよ。チャチャゴン達も苦戦してるみてーだしな。」
レーザーバーモン「満場一致な。っつっても、二人しかいねーけどよ。じゃ、ゲート開くぜ。」
ゲートが開き、カオスは中を覗きながらこう言った。
カオス「おう。・・・そういえば、俺等っていつから仲間になったん?」

レーザーバーモン「・・・俺に与えられた役は、お前の力試しと護衛。そして、ソイツ・・・デジヴァイスを渡すこと。俺と戦った時、ただものではないと思ってそれを渡したんだが・・・奴との戦いで、改めてお前の強さがわかったぜ。ソイツは、お前が苦戦しない限りは使わないだろうが、一応持っときな。」
事を理解したカオスは、改めてゲートを見つめ直す。
カオス「・・・そうかよ。じゃ、行きますか。」

ゲート内
カオス「・・・そういえば、アイツ・・・俺が、デミカオスモンだかの分身だかなんだとか言ってたが・・・何かわかるか?」
レーザーバーモン「知ってるぜ。分身っつーより、もう一つの身体な。」
カオス「詳細頼む。」
レーザーバーモン「お前とデミカオスモン・・・元は、一つのデジモンだったんだ。カオスモンっつーデジモンな。カオスモン自体、『一体の』デジモンとして数えていいのかどうかわからんがな・・・そのカオスモンだが、デジタルワールドの中心原理・・・セントラルドグマでは絶対に有り得ない、存在し得ない特異・・・所謂『バグ』だった。デジタルワールドに存在するバグは、非常に寿命が短い。デジタルワールドの管理システムが放つバグを排除するプログラムが走るからな。あくまで、セントラルドグマに沿って推測しただけだけどよ。その現実を拒んだカオスモンは、2体のデジモン・・・その2体がなんつーデジモンかは知らんが、そいつ等を取り込んで更なる力・・・そのプログラムにも対抗できる力を身につけようとしたが、元々が不完全な存在であって、それを超える不完全な存在になろうとしたために、デジタルワールドのホストコンピュータ・イグドラシルが、危険な存在として処理しようとして、進化途中にデジコアを4つに分けたんだ。バラバラな組み合わせだけどな。カオスモンの元のデジモン、バンチョーレオモンとダークドラモンのデジコアを2等分ずつにし、その内の一つずつを結合させ、お前が誕生したんだ。そして、お前の仲間・・・佐々木獣牙には、バンチョーレオモンのもう片方のデジコアと、ダークドラモン除いた不明の2体の内の1体のデジコア1/2を結合、空神一将にはダークドラモンの1/2、不明のデジモンのデジコアの1/2を結合させ、デミカオスモンには不明の2体のデジモンのデジコアを結合させた・・・何故このような組み合わせにしたかはわからんが・・・」
カオス「なげーなげー・・・こんがらがってきたって・・・」
レーザーバーモン「まぁ、こうしたコトで、4つのデジコア全てが、有り得る存在になったんだ。このデジモン達の融合なんて聞いたことがないけどな。」
カオス「・・・っつーコトは、俺は本当はデジモンだってコトか?」
レーザーバーモン「まぁ、まとめるとな。でも、お前は人間の姿をしている。それどころか、心も人間だろ?別にいいだろ。」
カオス「・・・そうな。さて、チャチャゴン、カズ、待ってろや!」

街は、浄土と化していた。佐々木はビルの壁に身体が埋もれ、カズは瓦礫の下敷きとなり、僭称は土の力を操り、何処と共に対策を考えていた。
佐々木「・・・」
佐々木は既に意識が無かった。
???「人間・・・何故私を創った・・・何故私を進化させなかった!」
僭称「マズイ・・・このままでは・・・」
すると、瓦礫が微かに動き、数秒後、瓦礫の中からカズが復活した。
カズ「遊びは終わりだぜ、アポカリモン!俺を憶えてるか?」
アポカリモンと呼ばれるデジモンが、カズの方を向く。すると・・・
アポカリモン「・・・!貴様は・・・何故そこにいる!?奴と融合してから行方知らずになった筈・・・」
アポカリモンがカズの方を向いたとき、カズは違う姿になっていた。

蒼い装甲に身を包み、右腕には、切っ先が妖しく光る槍を武装している・・・そして、背には、橙色のオーラを纏う白く透き通った翼が着いている・・・
アポカリモン「ダークドラモン・・・!」
ダークドラモンV「おっと・・・今はダークドラモンではない。俺のデジコアは、ダークドラモンとヴァロドゥルモンのデジコアが合わさって一つになった・・・ダークドラモンの力の方が強くて、外見はこうだがな。今の俺の名は・・・『ダークドラモンV』だ!」