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最 終 話「未来」

闇と光がぶつかり合う先に、待つものは未来か終焉か―

クロニクモン「フルウェポンバースト!」
ベルゼブモンの陽電子砲、マグナガルルモンの両腕の武器、
セントガルゴモンのジャイアントバズーカ、ポジトロンレーザー、ガルルキャノンを一斉に放った。

カオスロード「カオスグレイブバースト!」
メタルシードラモンのアルティメットストリーム、ムゲンキャノン、トランプソード、そしてほか多数のデジモンの火器が発射する。それぞれ相殺しあい、周りの岩山などを消滅させた。
クロニクモン「だったら・・・これで勝負だ!」
守護龍の剣を構える。
カオスロード「面白い・・・全て滅ぼしてやる!」
カオスロードもまた、大極の剣を構えた。
カオスロード「大極終焉波動刃!」
クロニクモン「インフィニットクロニクル!」
すさまじい波動がクロニクモンを打ち据える。それでもかまわず、クロニクモンは突っ込んだ。
何度も何度も剣を打ち合い、お互いがボロボロになる。
カオスロード「何度でもやってやるさ!この腐りきった世界を滅ぼすまで!」
クロニクモン「そんなこと!させるもんかー!」
光が舞う。闇が散る。その繰り返しだった。その延々と続く剣戟の中、その合間に飛び交う波動で、両者ともボロボロになった。
クロニクモン「世界を滅ぼしても無駄なのに・・・何で分からないんだー!!!」
カオスロード「君こそ、どうしてこの世界を消さなければいけない、あってはいけないことにどうして気づかない!」
クロニクモン「違う!あってはいけないものなんて存在しない!」
カオスロード「何を言う!あってはいけないものとしてデジモンたちを殺し続けた人間の分際で!」
決定的な意見の相違。それが、二人の戦い続ける理由だ。

そしてまた、彼らは剣を振るう。壊すために。守るために。その先に何があるかも知らず。

クロニクモン「未来は絶対に無くさせない!」
カオスロード「消えろ!この世界とともに!過去とともに!」
クロニクモン「そんなこと、させるもんかー!!」

光が、世界を包んだ。
その光の後に、クロニクモンの刃に体を貫かれたカオスロードがいた。戦いは、終わった。
剣が体から抜けたカオスロードが静かに落ちていった。
その後を追って、クロニクモンも降りていった。
そこは、小さな丘だった。
クロニクモンが降りると同時に進化が解けた。だが、成長期に戻ったデジモンたちは不思議と疲れていなかった。
啓人「カオスロード・・・なぜ、最後の攻撃をよけなかったんだ?」
カオスロード「さあね・・・自分の中の何かがそうさせなかったのかもしれない。」
太一「喋らなくていい!死ぬぞ!」
カオスロード「どうしてだい?君たちは僕を殺すきできたんじゃないのか?」
太一「それは・・・」
大輔「ほっとけねえからだよ!」
カオスロード「なぜだ?」
拓也「目の前で死に掛けてる奴をほって置けるか」
コータ「たとえそれが自分が手をかけた人だとしてもね。」
カオスロード「人間というのは、不思議なものだな・・・だが、もう僕は長くは持たない。だから、最後の力を使って、扉を・・・開く。」
丈「でも、またはじまりのまちで復活するんだろ? 」
カオスロード「いや、僕はもう再生しない・・・」
ヤマト「なぜだ?」
カオスロード「僕は、出ジモンたちの過去の憎しみの集合体・・・そして、大量のデジモンを吸収したから、自我を手に入れ、人格を持った。もともと僕は、デジタルワールドの出来事を保存するプログラム・・・」
光二「そうだったのか・・・」
カオスロード「今から扉を開く・・・過去、現在、未来、全てをつなぐゲートを・・・」
そのままカオスロードは消え去った。そしてそこに、一つのゲートが開いた。
啓人「カオスロード・・・」
子供たちは、宿敵の最後に涙した。そして、その丘に墓標を立てた。
そして・・・

子供たちとパートナーは、町へと帰還した。そこへ、山木が走ってきた。
山木「君たち!こっちへ着てくれ!」
タケル「え?」
山木「話は後だ!早く!」
街の人たちにカオスロードを倒したと言う暇も無いまま、いつもと違う慌てぶりの山木に促されるまま、わけも分からず連れて行かれた。
そこには、薩摩やゲンナイたちも集まっていた。
山木「これを見てくれ!」
子供たちとそのパートナーは示されたモニターを見て驚愕した。なんと、カオスロードの軍勢による攻撃で壊滅した地球の死んだはずのリアルワールドが、甦っていた。
カオスロードが消滅したことにより、吸収されたものが、復活していたのだ。
それをカオスロードが斃れた事と一緒に生き残った人々に伝えると、歓喜の叫びがあがった。
そして、それぞれの日常へと人々は戻っていった。
          ・
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あれから一年・・・・
デジタルワールドへ行った人々の記憶は削除された。無論、啓人たちの記憶は残ったが。復活した地球はデジモンに壊滅させられる直前の時間まで戻った。「壊滅した」という未来は無くなった。
そして、2XXX年8月―
子供たちとそのパートナー、オーガモン、ベルゼブモンたちはあの丘に集っていた。
啓人「あれから、もう一年か。」
太一「何で俺はここに来ると五年生に戻っちまうんだ?」
大輔「俺も、本当はもう中一なのに・・・」
拓也「俺は変わんねえけどな。」
コータ「きっと、初めてデジタルワールドに来たときの状態になるんだよ。」
タケル「でも、僕は小五だよ?」
コータ「・・・」
オーガモン「まあ、いいんじゃないのか?」
ブイモン「結局はそうなるのかぁー・・・」
しばらく笑い声が続いた後、しばらくそれからのことを話し合った。
だが、もう別れの時間が来た。
ユージ「早いな・・・」
空「また、会えるわよね?」
大「もちろんだ!けど、その前にやらなきゃいけないことがあるな・・・」
啓人「にどと、カオスロードのような存在を生み出さないためにも。」

そう、もう二度と同じ過ちを繰り返さないためにも。

だがきっと、いつかきっと。デジモンが共存できる世界へ。
いつか、きっと―
    デジモンクロニクルストーリー
      完       結