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前回のあらすじ
出現した2体のダークティラノモン!!
ジオドルガモンへと進化し、コンビネーションで2体とも撃破することができた!!
がしかし、ダークティラノモンは2体とも肥大化し、一気にピンチに陥る。
そのとき!沖縄の守り神、シーサーのすがたをしたデジモンが肥大化した成熟期1体を一瞬で消滅させてしまう!!
それを機に、もう1体のダークティラノモンを撃破し、ピンチをしのいだ。
そして一人の少年がいた・・・。
「やった・・・・!あ、ありがと!」
龍也は少々驚いた様子で言った。
「いや・・・、大したことないよ。・・・さ」少年は返した。
その少年のパートナーであろうさっきのデジモンが寄ってきた。退化している。
「オレは・・・宮里 海人(みやざと かいと)。こいつがラブラモン。さっきのはシーサモン。・・・君たちは?」
「ああ。その、オレは神谷 龍也。そしてこいつが・・・・」
「ドルモンだよ!!」
「君らも・・・・・“D因子”を持ってるの?」
海人のパートナーデジモン、ラブラモンが言った。
「こら!そんなことは言わない。ま、気にしないで」
海人はラブラモンにそう注意する。(?)そして龍也たちに言う。
「?????」
その後、龍也と海人は、それぞれのデジモンをデジヴァイスに戻し、少し話をすることにした。
「まあ・・・助かったぜ。」
「ああ、うん。いいよ、あんなことぐらい。」
「・・・・・聞きたいことがあるんだ、海人・・・。」
「何?」
「その・・・なんで、デジモンたちは、暴走して・・・倒した後も、あんな強くなったんだ?オレ、バカだから考えられねえし。」
「・・・・・あの、倒したデジモンが肥大化して、より凶暴になることを、拡張(エクステンド)って言うんだ。」
「・・・・えくすてんど?」
「そう、それが僕は・・・“何者かの意思”によってそうなってるようにしか思えないんだ・・・。」
「何者かの意思・・・・だれ?」
「それはわからない・・・・。」
「・・・・・。」
しばらく沈黙が流れた・・・。
「あ、そうだ。君、中学校どこ?」
「ああ・・・宜野湾東中だけど。」
「へえ、僕は美南中。」
「なんだよ、へえって(ん?美南?どっかで聞いたような・・・・。そういえば宮里も・・・。)。」
「その・・・よろしく!!」
「・・・ああ、よろしく!!」
龍也は内心、ほっとしていた。えりか同様、戦いになると思っていたからだ。
この日彼らは、またいつか会おうと約束し別れた。
沖縄県内某所・・・とある部屋。
奥には、アメリカと日本の旗がある。
大きな机に向かい、椅子にもたれている白人の男がいる。偉い人間なのだろう。
その机の両方には、二人の銃をさげた兵士が立っている。
そして男の正面に立っている、つめをかんでいる男・・・。
他の3人とは違う国の人間だろうか。
「評判は聞いているが・・・・・進んでいるか?」
机の少し老けた男が言った。
これ以下は彼とスラっと長い白いスーツを着た正面の男との会話である。
「ええ、まあ実験は順調に進んでますよ・・・。予定通り行けそうです、ククク」
それと・・・“やつら”、ここ沖縄にも来たようだね。クッ!」
怒りの表情で、つめをかむ。
「まあ・・・いいさ。やつらはこのことには感づいてはいないはずだからね。
住民だって、米軍がこんなことをしているとは思わないだろうからね。
あなたたちアメリカのご期待にお答えできるようにしますよ、“普天間米軍基地総司令官殿”。」
「うむ・・・期待している。」
10th moment end
To be continue