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あらすじ 戦いの中、自分の過去を思い出すえりか。 転校を繰り返し、クラスになじめず、友達もできず、自分は愛してもらえないと嘆いていたえりか。 身体を張ってえりかを守ろうとするレナモンを見て、レナモンはえりかに愛されたかったことに気づく・・・。 そして、誰かに愛されたいと思うのなら、自分から愛するということが大切だと気づく。 そして愛するものを守る決意が、レナモンに新たな進化を与えた。 そしてついに・・・・ 36th moment ~到達~ 「よくここまでたどり着きましたね、おろかなテイマー諸君」 棒つきキャンディーをなめながら、彼らを見下すように話す。 「んだと!?てめえ!!おりてきやがれ!!」 龍也が怒鳴る!! 「待て、挑発に乗るな。」制するレオン。 「まあまあ、そうピリピリしないでください。ゆっくり話をしましょうよ。」 「一連のデジモン事件・・・それはお前達のしわざか?」 落ち着いた声でレオンがエリックに尋ねる。 「・・・・・そうですよ。だったら!?」 「(ブチッ!!)てっめえ!!降りて来い!ぶん殴ってやる!!」 「落ち着こう、龍也!!」海人。 「だってよ・・・!!」 「サッカーの練習試合中にデジモンが出現した・・・覚えているだろ?」 「ああ、もちろん。・・・・あれもか!!」 「沖縄市のコザのあの騒動も・・・・ こっちが殴りたい気分だよ」 海人はするどい怒りの目を向ける。 「沖縄在中の基地、米軍施設すべてにデジモンを供給させようとしましたが、あなた達のせいで遅れてしまいました。プテラノモン兄弟も破れましたし。」 「・・・!!あいつら・・・」と、海人。 「目的は何!?」と、えりか。 「“ニライカライ計画”」 「・・・・・・・!!」 ニライカライ。沖縄の伝説で、海の向こうにあるという楽園。 そこから使いが来て、天恵をもたらすと伝えられてきた。 しかし、海の向こうから来たのは使いでも幸運でもなく、戦争だった。 「楽園・・・・?聞いたことある。」 「そう、我々の目的は楽園の創造なのです!!」 「なんだと・・・・?」 「我々、米軍はあなたたち“うちなーんちゅ”を守っているのです。」 「んだとっ!!」 「沖縄は失業率が高いのは聞いたことあるか?基地内で働き生計をたてているものも少なくない。基地がなくなれば、さらに困難な状況になる。なくなったとしても、いいことばかりではないのだ・・・。」 冷静に答えるレオン。 「だからって・・・・・」 「それに、敵が侵略してきても、我々がまもってあげますよ。沖縄から巨大連合が生まれ、周辺地域を支配し、本当の楽園を作り上げる!!デジモンの力が合わされば、不可能なことではありません。」 「・・・・・・・・・・!!」 「そんなこと・・・させるか!!」 「・・・止めれるのなら止めてみてください。」 「もう一つ聞く。何でそれを教えてくれたんだ!?」 「もちろん!!あなたたちはここで朽ちるのだから!!」 交渉の余地なし。 「お前らのその計画といっしょに・・・この基地もぶっ壊してやらあ!!」 「ほお!威勢がいいですね!!すぐですよ、その顔が絶望で歪むのは!!」 無数のデジモンが再び襲い掛かる。 「・・・・・いくぜ!!」「おう!!!!」 「アルケミーレイン!!」「サンシャインデストロイヤー!!」 「はあああああっっっ!!!」 メタルドルグレモン、鎖のついた鉄球を練成し、敵をなぎ払う。 そして鋼の翼の一部から巨大な斧を作り出し、カヤクモンに渡す。 「すまぬ・・・・!使わせてもらう!!」 ズバッッッッッ!! 「はあっ!!」 ティーダドラモンはタンクモンたちの砲撃をバリアで防ぎ、サンシャインネイルで蹴散らす。 メタルドルグレモンにより銃を元に巨大な銃が練成された。それをレオンとローバートが担ぐ。 どんっっっっ!! 「ギャアッ!!」 「うっし!!」 ロバートが手でグッドラックする。 「はっ!!」 カヤクモンが「オン」で結界を作った。えりかや海人も入っている。 「龍也、入って!!」 「お・・・おう!!」 しかし、龍也は襲われる。 「・・・・・・・!!」 と、アルケミーレインの破片を手に取る。 「はあっ!!」ズバッ!! 龍也が刀状の破片をでたらめに振ると、襲ってきたデジモンを倒してしまった。 「・・・・・・・・!!」レオンはその光景に何かを感じた。 「や・・・やった!効いた・・・」 そしてなんとか結界に入ることができた。 「みんなはここで待機してて!!」 カヤクモンは結界から出て、再び敵へと向かう。 しばらく戦っていると、敵も減っていった・・・・。 「へっ!たった3体ぐらい倒せねえのか!!」 「そうですか、いままでのはほんの小手調べ。では、同じ世代ならどうですか?」 「・・・・・・・!?」 「トライデントリボルバー!!」 「!!」 ドカン!ドカン!ドカン!! 三発のミサイルがメタルドルグレモンに発射された。しかしよけるメタルドルグレモン。 「・・・・・・・!!」 「オマエノカコヲヨミガエラセテヤル」 「・・・・・!!」 カヤクモンは禍々しいオーラを感じた。 「・・・・おまえは!!」 ゾ~~~~~!! 機械の死神が姿を現した・・・。 そしてティーダドラモンの前には、銀色に輝く機械の竜が立ちはだかった。 36th moment end

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