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「デジモンバスターロード第16話」(2007/06/27 (水) 22:06:43) の最新版変更点
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ネオガーゴモン「案外、敵に好機を見せやすいのだな。」
カオス「チッ・・・」
レーザーバーモン「カオス!これを持ってきな。」
カオス「コイツは・・・新型の携帯か何かか?」
第16話
カオス「・・・備えあれば憂いなしっつーしな。いいだろ!受け取っておくぜ。」
レーザーバーモン「・・・渡すべきモノは渡したから・・・あとは護るだけ、か・・・かったりぃなぁ・・・」
ネオガーゴモン「解釈しているとは思うが・・・私は貴様に用はない。かったるいなら今すぐ失せろ。私は見た目以上に気が短いのでな。」
レーザーバーモン「化けの皮がはがれてきたな!かったりぃが、これも命令さ。千財僭称様々のな。」
ネオガーゴモン「貴様・・・千財僭称と関係があるのか・・・」
レーザーバーモン「あったところで・・・何よ?」
ネオガーゴモン「いや・・・考えに合点がいったところだ。何故カオスまで巻き込まれるか、な。」
レーザーバーモン「そうか・・・じゃ、始めるぜ?」
ネオガーゴモン「既に始まっている。」
そう言われ、レーザーバーモンが周りをチラッと見たその時。左右には門が、前後には古びた時計が現れていた。
レーザーバーモン「ヘルズゲートとヘルズクロックか・・・その技で、テメーは何体殺したよ?」
ネオガーゴモン「愚者の数など憶えておらぬ。」
レーザーバーモン「そうかよ・・・」
カオス「アイツが時間稼いでる間、俺はコイツの機能を知らんきゃな。」
その携帯電話の様な機械は、画面は携帯電話というよりは、ipod位の大きさで、ボタンは何処にも見あたらない。動く様子は無い。
カオス「・・・どうやって動かすんだか・・・カズがいりゃぁこんなもん簡単に開けれんだけどな・・・」
カズは、いつもドライバーやペンチを肌身離さす常備している。
・・・その時。
その機械の画面が、突如光り始め、更には振動もし始めた。
カオス「うぉぃっ!?・・・やっぱ携帯なんじゃねぇの?」
すると、暫くしてから、画面に、ぼやけてはいるが、確かに人の顔だと思われるモノが映り始めた。
カオス「妙なモノくれやがって・・・テレビ電話か?・・・!!」
やがて、ハッキリしてくると、誰が映っているのかが解った。
・・・千財僭称だ。
カオス「僭称さん!?レーザーバーモンと何ら繋がりはあると思っていたが・・・」
僭称「カオス君・・・聞こえるかい?・・・今、人間界は危機に陥っている・・・正体不明の・・・恐らくデジモンと思われるデジモンが現れたんだ・・・佐々木君と空神君が必死に応戦しているが、とても敵う相手ではないんだ・・・もし既に沙樹を奪還しているならば、すまないが、戦う準備を済ましておいてくれ。・・・頼んだぞ。」
どうやら、この機械は相手の話を一方的に聞くモノらしい。まったく不便極まりない。だが、人間界の状況が大変だということがわかっただけでも収穫だ。急がなければならない。
カオス「マジか・・・」
レーザーバーモン「俺は飛べるんだからな?前後左右に出したって無駄さ。」
ネオガーゴモン「私が何の考え無しに攻めに行くとでも?」
そう言うと、ネオガーゴモンは空中へ舞い上がった。
ネオガーゴモン「ガーゴイルウィング!」
自分の羽一枚一枚を超高速で飛ばし始めた。
レーザーバーモン「レーザーフォーカス!」
レーザーバーモンは、クロンデジゾイドメタルで装甲している翼で身を守る。そんな中でも、レーザーの焦点はネオガーゴモンに定め、レーザーを発射した。
ネオガーゴモン「チッ・・・」
カオス「急用ができたぜ。俺も加勢する。」
レーザーバーモン「急ぎか・・・つーか、最初からそうしろってんだ!」
カオス「直ぐ終わらせるぜ。フレイム×・・・」
カオスが技を出そうとした瞬間、ネオガーゴモンが背後に現れ、こう言った。
ネオガーゴモン「敵方に言われなかったか?何回使っているのか、と。」
だが、カオスは何も動じていない。そして、こう言い返した。
カオス「お前も言わなかったか?何の考え無しに攻めると思うか、ってな!」
そう言うと、カオスは右腕でネオガーゴモンの腕を力一杯握り・・・
カオス「俺には俺なりの考えがある。フリーズインパクト!」
ネオガーゴモン「なっ・・・!?身体が・・・っ!?」
右腕に絶対零度の冷気を込めて握りしめ、ネオガーゴモンの上半身を完全にフリーズさせてしまった。勿論、カオスにもそれなりの反動はあるが。
カオス「ホントは使いたくなかったが・・・右手が暫く機能しないんだよな・・・」
レーザーバーモン(俺もあんなんやられるところだったんか・・・おーっ、怖っ・・・)
カオス「あとは処理するだけだな。・・・ラァッ!」
カオスは、動かなくなったネオガーゴモンの上半身にかかと落としを喰らわせ、ネオガーゴモンをデータに変えた。
レーザーバーモン(ソイツが力を発揮するのは、暫く先だな・・・)