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あらすじ 普天間米軍基地内地下施設で、5人と3体の戦いが始まった!! 完全体に進化し、突き進むドルモン(メタルドルグレモン)とラブラモン(ティーダドラモン)。 しかし、レナモン(キュウビモン)はまだ完全体への進化を会得していなかった。 龍也と海人は彼女達を助けに行こうとするが、敵デジモンたちに阻まれる。 えりかを安全な場所へ降ろし、キュウビモンは同じ成熟期デジモンの大群へと一人で立ち向かっていくが・・・・。 疑心暗鬼になるえりか。 「私は誰にも愛されていない・・・。」 無視されていたのは知っている。 私は、いつもひとりだ・・・ 35th moment ~愛情~ えりかは自分の過去を思い出していた。 彼女は親の仕事の都合上、転校を繰り返していた。 「ねえ、えりかちゃん・・・今日、私たちといっしょに帰らない?」 「・・・・・・・・」 もちろん、クラスにはなじめないでいた。 「あの子さ、感じ悪いよね。」「・・・・私もヤダ」 陰口、しかと・・・・・彼女はどの学校でもこうなった。 「彼も・・・戦いを望むはずよ、それがデジモンの“本能”だもの。」 「なんで・・・・俺たちが戦わないといけないんだ・・・!?」 「言ったでしょ?それが彼らの本能だからよ。」「な・・・!!」 「デジモンは・・・相手のデジモンを倒すことで、“存在の証明”を感じることができる!!私たち人間も、他人を超えることで自分の価値を見出せるの!!」 龍也とドルモンに初めて会ったときのことも思い出す。 なんてことを言ってたんだろう、わたし・・・ 「勘違いしないでよね。わたしたちは協力したわけじゃない。ただ倒すべき敵が同じだっただけ。」 なかなか素直になれないえりか。しかし龍也や海人達に会い、彼女はすこしづつ変わっていた・・・。 「なんですか?話って・・・」「ええ、実はね・・・」 ある日の休み時間、エマによって保健室に呼び出されたえりか。 エマがこの学校にいる理由(テイマーが持つ因子は、多数存在し、世界には将来テイマーになりうる、潜在的に因子を持った“子ども”がいること。そして彼らを探しだすために、学校で血液検査をしていること。)を話した。 「それだけ・・・・ですか?」 「いえ、もう少しここにいて。」「あ、はい・・・」 しばらくの沈黙の後・・・。 「ベッドに、横になりなさい。」「え?」「いいから!」 「ちょっ・・・・!」バッ!! えりかは無理やりベッドに寝かされた。 「な・・・何するんですか!!?」 「ふふ、まかせなさい。」 「えっ!!?」 「さあ、心を解き放つのよ・・・。」 エマは、上に着ていた白衣を脱ぎ始めた。 「あなた、自分が愛されていないなんて思ってない?」 制服のリボンに手をかけた・・・。 「・・・・・・!!」「図星かしら?」 そして、それをゆっくりとほどく。 「いいわ。もっと素直になりなさい」 「いや、だから、その・・・!!」 ふとももにゆっくり手をおき、ゆっくり手をのぼらせる・・・。 「でもね、愛された数だけが人間のすべてじゃないのよ。本当に・・・大切なことがあるの。」 えりかの耳元に口を近付けて言った。 「・・・・・・!!」 手がスカート直前までいったところで・・・・ 「な~んてね!これ以上はセクハラみたいだからやらないわ。」 「(てか、もう十分セクハラですが・・)ど・・・・どういう意味なんですか?」 えりかは服をのばしながら言った。 「答えは、あなた自身が見つけるものよ。だってあなたは、“愛情”の因子を持っているのだから。」 愛情の・・・・因子?結局、そのときはわからなかった・・・・。 「ぐはあっっっ!!」「!!」 回想していたえりかだが、爆音とキュウビモンの声で現実にもどった。 「・・・・・キュウビモン!!」 キュウビモンはレナモンに退化した。 「ぐはっ・・・・!!」 しかしレナモンは、えりかを守るように・・・。 「私にはえりかが必要だ!!」 「・・・・・・・!!」 こんな私を・・・必要としてくれるの? 「何で?何でよ!?」 「はあ、はあ、はあ・・・・。」 「無茶よレナモン、逃げ・・・・」「えりか!!」 「・・・・・・・!!」 「聞いてくれえりか。君は、私に冷たくしたね。厳しくしたね。でも、信じていたんだ。君は私を必要としてくれるって。だから・・・私はえりか、君に尽くしたんだ。どんなことだってできる。君が笑ってくれるなら私は命など惜しくはない。私はなんでもできる・・・えりかが私を“愛して”くれるなら。」 「・・・・・・・!!」 ……そうだ。レナモンだって・・・戦いなんか望んじゃいなかった。 ただ・・・私に愛されたいだけだった。嫌なことをやらされても、じっと耐えていた。 冷たくされても、文句もいわず。なのに・・・私は、私は・・・!! ……そう、私は、間違っていたんだ・・・。だれも愛してくれないんじゃない、私が愛そうとしなかったからだ・・・!!私は求めてばかりだった。自分から与えようとはしなかった。ごめん、みんな。そしてレナモン。 「相手が愛してくれないのなら・・・こっちから愛せばいい!!」 キュイイイイイイイン!!!! デジヴァイスが光を放つ。 「きた・・・!」 「まだだっ!覚悟が足りないぞ!」 レオンが遅れてきて言った。ロバートも一緒だ。 ……コクリ 彼にふりむきうなづく。 「私は・・・愛する人たちを守る!!」 手の甲に刃を突き刺す。 その血がデジヴァイスに染み込む!! 「これが、私の・・・・覚悟よ!!」 キュイイイイイイイン!! 「レナモン進化!!・・・・・・・カヤクモン!!!」 忍者のような姿に進化した。藍色の忍者服に身をつつみ、レナモンの面影も残している。 カヤクモン。 忍者のような姿をした完全体の神人型デジモン。忍術と妖術のエキスパート。電光石火の ように現れ、敵を一気に倒すことから、“黄色い閃光”の異名を持つ。背負っている巻物 には、国を一夜で滅ぼしたといわれる魔物が封印されているという噂が・・ 「完全体・・・・・!!」 「レナモンが・・・・!!」 パアアアアンッッ!! カヤクモンは大きく空中に跳んだ。両手をクロスし、一瞬ほど止まる。 どこからかクナイを取り出し両手にそれぞれ持つ。 コマのように回転し、着地したかと思うと、目にも留まらぬ速さで敵を倒していく。 まるで閃光のように・・・・。 シュバ!シュバシュバシュバアア!! 「狐封札!!」 無数の札を飛ばし、敵の動きを封じる。 シュッ!! 起爆札付きクナイを投げつける・・・・ドカーーン!! と、四方八方にタンクモンに囲まれる。 「オン!!」 結界を張り、一斉砲撃を防ぐ。 「はあっっっっ!!!」 結界が大きくなり、周囲の敵デジモンを巻き込み破壊する。 「えりかっ!!あ・・・・!!」龍也が言った。 「レナモン・・・・じゃない!!完全体に進化したんだ!!」と、海人。 「・・・・龍也!」Mドルグレモンが嬉しそうに言った。 「ああ!!」「うん!!」 「よっしゃあ!!」 彼らのテンションがアップ!! 「はあっっっ!!狐螺旋(こらせん)!!」 渦巻き状に混ぜあわした雷と炎を放つ!! ボオオオオオオオオン!! シュウ・・・・・・!! 「す、すごい・・・・!!」 ・・・・・・・・・・・・!! かなり広い部屋に出た。普天間基地の地下にこれほどの空間ができていたとは。 高い場所にいて、龍也達を見下ろすフランス人の男・・・エリック・アレクサンドロスだ。 ダンッッッ!! 「よく・・・ここまでたどり着きましたね・・・。“おろかなテイマー諸君”」 35th moment end To be continue!!
あらすじ 普天間米軍基地内地下施設で、5人と3体の戦いが始まった!! 完全体に進化し、突き進むドルモン(メタルドルグレモン)とラブラモン(ティーダドラモン)。 しかし、レナモン(キュウビモン)はまだ完全体への進化を会得していなかった。 龍也と海人は彼女達を助けに行こうとするが、敵デジモンたちに阻まれる。 えりかを安全な場所へ降ろし、キュウビモンは同じ成熟期デジモンの大群へと一人で立ち向かっていくが・・・・。 疑心暗鬼になるえりか。 「私は誰にも愛されていない・・・。」 無視されていたのは知っている。 私は、いつもひとりだ・・・ 35th moment ~愛情~ えりかは自分の過去を思い出していた。 彼女は親の仕事の都合上、転校を繰り返していた。 「ねえ、えりかちゃん・・・今日、私たちといっしょに帰らない?」 「・・・・・・・・」 もちろん、クラスにはなじめないでいた。 「あの子さ、感じ悪いよね。」「・・・・私もヤダ」 陰口、しかと・・・・・彼女はどの学校でもこうなった。 「彼も・・・戦いを望むはずよ、それがデジモンの“本能”だもの。」 「なんで・・・・俺たちが戦わないといけないんだ・・・!?」 「言ったでしょ?それが彼らの本能だからよ。」「な・・・!!」 「デジモンは・・・相手のデジモンを倒すことで、“存在の証明”を感じることができる!!私たち人間も、他人を超えることで自分の価値を見出せるの!!」 龍也とドルモンに初めて会ったときのことも思い出す。 なんてことを言ってたんだろう、わたし・・・ 「勘違いしないでよね。わたしたちは協力したわけじゃない。ただ倒すべき敵が同じだっただけ。」 なかなか素直になれないえりか。しかし龍也や海人達に会い、彼女はすこしづつ変わっていた・・・。 「なんですか?話って・・・」「ええ、実はね・・・」 ある日の休み時間、エマによって保健室に呼び出されたえりか。 エマがこの学校にいる理由(テイマーが持つ因子は、多数存在し、世界には将来テイマーになりうる、潜在的に因子を持った“子ども”がいること。そして彼らを探しだすために、学校で血液検査をしていること。)を話した。 「それだけ・・・・ですか?」 「いえ、もう少しここにいて。」「あ、はい・・・」 しばらくの沈黙の後・・・。 「ベッドに、横になりなさい。」「え?」「いいから!」 「ちょっ・・・・!」バッ!! えりかは無理やりベッドに寝かされた。 「な・・・何するんですか!!?」 「ふふ、まかせなさい。」 「えっ!!?」 「さあ、心を解き放つのよ・・・。」 エマは、上に着ていた白衣を脱ぎ始めた。 「あなた、自分が愛されていないなんて思ってない?」 制服のリボンに手をかけた・・・。 「・・・・・・!!」「図星かしら?」 そして、それをゆっくりとほどく。 「いいわ。もっと素直になりなさい」 「いや、だから、その・・・!!」 ふとももにゆっくり手をおき、ゆっくり手をのぼらせる・・・。 「でもね、愛された数だけが人間のすべてじゃないのよ。本当に・・・大切なことがあるの。」 えりかの耳元に口を近付けて言った。 「・・・・・・!!」 手がスカート直前までいったところで・・・・ 「な~んてね!これ以上はセクハラみたいだからやらないわ。」 「(てか、もう十分セクハラですが・・)ど・・・・どういう意味なんですか?」 えりかは服をのばしながら言った。 「答えは、あなた自身が見つけるものよ。だってあなたは、“愛情”の因子を持っているのだから。」 愛情の・・・・因子?結局、そのときはわからなかった・・・・。 「ぐはあっっっ!!」「!!」 回想していたえりかだが、爆音とキュウビモンの声で現実にもどった。 「・・・・・キュウビモン!!」 キュウビモンはレナモンに退化した。 「ぐはっ・・・・!!」 しかしレナモンは、えりかを守るように・・・。 「私にはえりかが必要だ!!」 「・・・・・・・!!」 こんな私を・・・必要としてくれるの? 「何で?何でよ!?」 「はあ、はあ、はあ・・・・。」 「無茶よレナモン、逃げ・・・・」「えりか!!」 「・・・・・・・!!」 「聞いてくれえりか。君は、私に冷たくしたね。厳しくしたね。でも、信じていたんだ。君は私を必要としてくれるって。だから・・・私はえりか、君に尽くしたんだ。どんなことだってできる。君が笑ってくれるなら私は命など惜しくはない。私はなんでもできる・・・えりかが私を“愛して”くれるなら。」 「・・・・・・・!!」 ……そうだ。レナモンだって・・・戦いなんか望んじゃいなかった。 ただ・・・私に愛されたいだけだった。嫌なことをやらされても、じっと耐えていた。 冷たくされても、文句もいわず。なのに・・・私は、私は・・・!! ……そう、私は、間違っていたんだ・・・。だれも愛してくれないんじゃない、私が愛そうとしなかったからだ・・・!!私は求めてばかりだった。自分から与えようとはしなかった。ごめん、みんな。そしてレナモン。 「相手が愛してくれないのなら・・・こっちから愛せばいい!!」 キュイイイイイイイン!!!! デジヴァイスが光を放つ。 「きた・・・!」 「まだだっ!覚悟が足りないぞ!」 レオンが遅れてきて言った。ロバートも一緒だ。 ……コクリ 彼にふりむきうなづく。 「私は・・・愛する人たちを守る!!」 手の甲に刃を突き刺す。 その血がデジヴァイスに染み込む!! 「これが、私の・・・・覚悟よ!!」 キュイイイイイイイン!! 「レナモン進化!!・・・・・・・カヤクモン!!!」 忍者のような姿に進化した。藍色の忍者服に身をつつみ、レナモンの面影も残している。 カヤクモン。 忍者のような姿をした完全体の神人型デジモン。忍術と妖術のエキスパート。電光石火の ように現れ、敵を一気に倒すことから、“黄色い閃光”の異名を持つ。背負っている巻物 には、国を一夜で滅ぼしたといわれる魔物が封印されているという噂が・・ 「完全体・・・・・!!」 「レナモンが・・・・!!」 パアアアアンッッ!! カヤクモンは大きく空中に跳んだ。両手をクロスし、一瞬ほど止まる。 どこからかクナイを取り出し両手にそれぞれ持つ。 コマのように回転し、着地したかと思うと、目にも留まらぬ速さで敵を倒していく。 まるで閃光のように・・・・。 シュバ!シュバシュバシュバアア!! 「狐封札!!」 無数の札を飛ばし、敵の動きを封じる。 シュッ!! 起爆札付きクナイを投げつける・・・・ドカーーン!! と、四方八方にタンクモンに囲まれる。 「オン!!」 結界を張り、一斉砲撃を防ぐ。 「はあっっっっ!!!」 結界が大きくなり、周囲の敵デジモンを巻き込み破壊する。 「えりかっ!!あ・・・・!!」龍也が言った。 「レナモン・・・・じゃない!!完全体に進化したんだ!!」と、海人。 「・・・・龍也!」Mドルグレモンが嬉しそうに言った。 「ああ!!」「うん!!」 「よっしゃあ!!」 彼らのテンションがアップ!! 「はあっっっ!!狐螺旋(こらせん)!!」 渦巻き状に混ぜあわした雷と炎を放つ!! ボオオオオオオオオン!! シュウ・・・・・・!! 「す、すごい・・・・!!」 …………!! かなり広い部屋に出た。普天間基地の地下にこれほどの空間ができていたとは。 高い場所にいて、龍也達を見下ろすフランス人の男・・・エリック・アレクサンドロスだ。 ダンッッッ!! 「よく・・・ここまでたどり着きましたね・・・。“おろかなテイマー諸君”」 35th moment end To be continue!!

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