その4、転ばぬ先の不意打ち

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その4、転ばぬ先の不意打ち

 

「ただいまー」


明日は球技大会本番だけれど大してやるべき事もないらしいので帰宅。

「ミチー、炎華ちゃん来てるわよー」
母親が帰った途端大声で呼ぶので、とりあえず着替えて客間へと向かうと、ちゃっかりとエンゲが座っていた。

「あ、エンゲー。来てたんだー」
「まっ、たまにはね」

軽く雑談しながら私の部屋へ行く。部屋でもしばらく雑談していたけれど話題の切れ間にエンゲが唐突に話題を振ってきた。

「ところで、明日球技大会なんでしょ?」
「何で知ってるの?」

私がきょとんとした顔をするとエンゲはさも得意そうに、

「何でって、そりゃ会長から聞いたに決まってんでしょ」

と言ってふー、と溜息をついて私のベッドの上に寝ころぶ。

「へー、カミカミさんも結構情報集めてるんだね」
「そりゃあね。今日なんか『秋華の体操服姿をお目にかかれるまたとない機会だからな』って真面目な顔で語ってるんだもん。笑っちゃったわよ。ほんと、情報仕入れるのはお見事なんだから」
「美代も顔負けだろうね、きっと」
「会長の耳が早いのは秋華さん関連だけだって。そういえば、美代は元気?」
「そりゃあもう。この前もたくさん噂仕入れてたし」
「ほんと、あの子らしいわね」

二人で笑い合う。実のところ私とエンゲの仲は結構良いのだ。ただ、秋華会長にちょっかいを出しに来るカミカミさんにエンゲが副会長としてついてくる為に、私が程良く撃退しているのを演じる必要があったのだ(ただし、理由はあの日までは知らなかった)。だからこそ、東高の殆どの生徒は私とエンゲが仲がいいことを知らない。知っているのはリョク先生と私たちの数少ない共通の友人である美代、そしてカミカミさんだけだ。三人とも意外に内緒事が好きなようで漏らしたりはしていない。

「んじゃ、もう遅くなるし私はそろそろ帰るかな」
「んじゃ、また今度ねー」

エンゲを見送ってからふと不安になった。明日来ないよね……

そして球技大会当日。

「ついにこの日が来ちまったか……」
「絵馬、落ち着いた方がいいぞ。授業日一日潰れてる分マシだからな」
「そうそう、月曜日代休でしかもお金儲けのチャンスってとことんラッキーじゃない
の!」

何もないのに自然に集まってる私たち生徒会メンバー……ってよくよく考えたら全員出場選手だった。選手みんな好き好きに集まって雑談をしている。

「ミチちゃーん、また頼むよー」

突然声を掛けられたと思ったらマオ校長だった。また、ということはオルスの事だろう。

「はいはーい、…………それっ」
「オヨビデッカ、ト。シカシサムイナー、コンナトキニナンノヨウナンダ?みち」
「おーありがとー。それじゃ、固定しに連れてくね」
「どういたしましてー。オルス、またマイクよろしくね」
「ソウイウコトカ。ワカッタ」
ぴょこーんとはねながらオルスを連れていくマオ校長。去り際にちょこっと言い残していった。

「……今年は面白くなりそうだね」

このメンバー……確かに波乱が起きそうな予感!!

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