その2、傷口にはまず塩化ナトリウム

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その2、傷口にはとりあえず塩化ナトリウム

 

「いったたた……」


抵抗むなしくぶん殴られました。私のトレードマークの帽子を悠々と持ち上げている夏蜜柑大のたんこぶが生々しい……
「反省しろや」と痛みが話しかけてるようで何か空しい。うん。

「とりあえず、仕事はちゃんと進んでるんだから……ね?」

いや、気持ちは分かるんですけどねリイナ先輩。やっぱ痛いもんは痛いんです。特にその巨大たんこぶ付きのリエナ先輩を引きずりながら歩いてる図がシュールで慰め効果も半減しちゃってます。

「ま、まぁ、そうですよね……ところで、大丈夫なんですか?リエナ先輩は」

あはは、と苦笑いして訊いてみる。リエナ先輩はリイナ先輩が拳骨喰らった後秋華会長に全力で反撃しようとして超強力なカウンターがヒットして頭頂部にメロンのような大きさのたんこぶがのっかっている。

「多分大丈夫だよ。会長も怒ってたとはいえそんなにひどく殴ってないだろうし」

怪我してたらあの人から治療費巻き上げればいいことだし、と黒い笑みを浮かべて続ける。

「そういえば明日の全校朝会で正式に球技大会のレギュレーション発表だってね」

「やっぱり魔法解禁なんでしょうかね」
「さあね。でもまずは保健室かな。とりあえず消毒の必要性がないか診てもらわなきゃ」


「で、今度は何をしでかしたんですの?」

え?此処は保健室、んで蒼田先生は英語担当、全く共通点見つけられないんですが。ていうか保険の先生は何処へ?
「保険の先生は今日はお休みですの。とりあえず応急処置ぐらいなら私にも出来るんですのよ。でなけりゃ代わりは務まらないですの」


とりあえず自分が此処にいることの最小限の正当制を主張しながら回転椅子で一回転してこっちを向き、ひょい、と軽やかに床に降り立つ。

「さ、傷口を見せて欲しいんですの」

な、なんか嫌な予感が背筋を駆け上がってるんだけど……。とりあえずこの人に任せちゃいけない気がする。

「ん?いま、何かとんでもなく失礼なこと考えてませんでしたの?」

と、顔だけ笑って銃口を私とリイナ先輩の額に突きつける蒼田先生。予感的中。

「まま、全く考えてませんって!ですから、その銃を早くしまって下さい!」

本日二度目のシャレにならない光景に出くわし半ばパニック状態の私とリイナ先輩。そして横で寝込んでいたリエナ先輩がこの騒ぎでさすがに目を覚まして、

「リ、リイナーーッ!おのれ貴様っっ、私の可愛い可愛い妹リイナに何をする気だ!!教師とはいえ許さん!」

というセオリー通りのリアクションをして飛びかかってくると、蒼田先生は両の手に持っていた銃を即座にホルダーに戻しどこからか軽機関銃を取り出して、

「サブマシンガンなら狙いを付ける必要なんて無いんですの!覚悟ですの!!」

とか叫びつつもう発射寸前だったのでがら空きになった背中からリイナ先輩と二人で押さえつけつつリイナ先輩はリエナ先輩を咎める。

保健室の乱、鎮圧完了。


「実際そんなに動いて大丈夫なら出血も消毒の必要もないんですの」

ひと段落付いたので、怖いけれどとりあえず応急処置程度に診て貰う。

「ま、怪我なんて無く元気に過ごすのが一番ですの」

下手すりゃ殺人or殺人未遂だった人にはちょっと言われたくない台詞ですが。

「ふーん……、そんなこと考えてるんですの」

え、ちょ、ちょ、ちょ……もしかしてこの人モノローグ読んでる!?

「そんな顔してるってことは図星ですのね!ちょうどいいですの!わたしの新しい消毒術の実験台になってもらうんですの!」

「え、先生それどう見ても塩……」

「問答無用ですのーー!!」

校舎に絶叫が響いたとか響かなかったとか。

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