松門戦技高校
1964年に建てられた伝統ある高校。
やる気溢れる生徒と、伝統的な精神に支えられるカリキュラムは、
精神的にも力強い人と社会を守るスペシャリストを養成する。
少々やる気が空回りすることもあるが、
元気なのはいいことだろう、多分。
作成者:GM陣
学園
特徴【来るべき実戦のための学校】
『魔法を以て他者や社会を守る』ことを重んじた、実戦重視の高校。
この高校の生徒は前線で戦う魔法使いと、後方支援を行うサポーターの二者に別れる。
完全な役割分担が作り出す相乗効果は他校と一線を画し、一個の集団としての爆発力はトップクラス。
この学校は何かと集団行動を推奨しており、学校行事も他校に比べると少々多いが、
これはコミュニケーション能力を育むためである。
立地・校舎【広い敷地と派手さはないが大きく実用性のある施設】
第七学区の住宅街付近にある広い平地を敷地としている。
四角を基調としたコンクリート造りの校舎の他に、大食堂や大体育館、クロガネ工房などの大きな施設が特徴。
建築されてからそれなりの年月が経ちよく使い込まれていることもあり、
最新の学園からするとやや古い印象を受ける。とはいえ、古いというほどボロくはない。
住宅街の近くであるため、交通の便も良い。他学区から通う人もそこそこにいる。
総じて言えば、通いやすく過ごしやすい学校だろう。
大食堂【何はともあれ、まずは腹ごしらえから!】
外部の人間も利用可能であり、学校の内外から最も愛されている松門高校の名物。
広々とした食堂の中で安い、美味い、多いの三拍子揃ったメニューを楽しめる。
朱鷺尾高校の卒業生が働いているだとか、そこの農産物を使っているだとかの噂があるが、
確かなことは第十八学区の新鮮な食材を使っていることだけである。
クロガネ工房【魔法使いにとっての生命線を支える最前線基地】
松門戦技学園の有する学園都市最大規模の武器防具工房。
『装備科』の主な実技訓練場としても利用されているが、松門戦技高校が専属で雇っている技師の活動場所でもある。
彼らの一部には装備科の教師として教鞭をとる者もいるが、
それ以外は松門高校の資金源並び他校との交流材料のために装備作成を専門として働いている。
時々、『装備科』の生徒がオリジナルマジックアイテムを作ろうとして爆発音が響く。
入試【スタンダードな選択式入試と、義務付け推薦入学】
通常は一般的な高校で実施されるレベルの学力試験を行うが、魔法科受験者のみ魔法による実技試験を受けることも可能である。
装備科志望者や、サポート希望などの普通科志望者は魔法科の生徒の身体を預かる身のため、学力による安定性が優先される。
どちらかの試験に合格すればいい反面、どちらもそこそこの生徒にはやや不利な試験ではある。難易度はそう高くないため、頑張って欲しい。
推薦入学で入学してくる中には、型にはまらない天才がいないわけではない。
彼らは試験を免除される代わりに、様々な義務を課せられる。
通常のカリキュラムとはやや異なるため、推薦入学者は同じクラスに集められるが、
一般的な学校よりもそのような生徒に対する心理的な壁は少なく、交流も多い。
対外【全員が一丸となる体育会系高校】
松門戦技高校は『魔法を以て他者や社会を守る』という題目を掲げているが、それはただの大言壮語ではない。
戦士・装備・医療など誰かを守るためのスペシャリストを効率的に養成するためのカリキュラムを、何十年と研鑽しているのである。
また、 仲間と研鑽し合う生活を過ごさせるようコミュニケーションを重視した行事も行っている。
この学校の精神性に憧れて入学した生徒は、この教育により心身共に質実剛健な人間へと成長していく。
松門戦技高校の生徒の素行そのものは聖桜ヶ丘学院に及ばないものの、明るく元気であると学園都市の大人から覚えがめでたい。
この高校は先輩から後輩への技術伝達時間、他クラスの同級生との合同授業なども充実している。
コミュニケーションの経験を積むと共に、お互いを高め合うためだ。
そしてそれは他校との交流にも及んでいる。一部の課外活動を他校と合同で行うようにし、松門戦技高校だけでは培えない経験を積ませるのだ。
高校そのもののカリキュラムが忙しいため他校との交流が完全に進んでいるとは言えないが、
五大学園の中で最もそのような活動に意欲的であることは確かだ。
内情【全員が一丸となってしまう暴走系高校】
この学校に表に出ない欠点と言ったものは存在しない。
なぜなら見ただけで大体分かるからである。
まず第一にこの学校は基本的に体育会系であり、その気質が肌に合わない生徒は当然のように居心地が悪い。
当然個人差はあるが、根性や努力、精神論を重視する傾向が根底にある。
生徒によっては魔道士を『最前線で戦えない軟弱者』と馬鹿にするような輩もいるのだ。
これはあくまでも極端な例だが、白兵戦を最も格好いい戦い方と考える生徒自体はそう珍しくない。
第二に、集団心理が働きやすい環境であることがあげられる。
この学園の門戸を叩く者に一般的な『誰かを守りたい』という精神は情に厚いことを意味するが、
他人に対する情は時に冷静な判断力を失わせることもある。
それだけならまだ止められるが、その気質を推奨し、同じ気質の者が集まる環境がこの高校である。
止める者のいない集団感情は簡単に暴走し、時として目的を見失い人を傷つける結果に終わる。
松門戦技高校の両面は分かちがたく、こればかりはどうしようもない。
HFO
Heroic Fighter Organization(英雄の戦士逹)
松門戦技高校の戦士による戦士のための戦士部隊。
高い戦闘力を有した戦技高校の精鋭であり、
執行委員と同様に学園都市の異変の解決のために活動している。
その前のめりな性質上、頭を使うような状況や罠に弱く、半ば出落ちのように退場することもある。
現在のリーダーはアトリという名前の女戦士であり、
その明るい性格と勇ましさ、可愛らしさから学内学外問わず人気がある。
教職員の例
”イージス”岩山厳三郎
生徒の例
”勇猛果敢な隊長”アトリ・B・エムブラスク
事件
松門外の変
2018年に松門戦技高校の内部組織であるHFOが起こした事件。
学園都市に潜入した違法使い組織を捕まえるべく大規模な動員を行ったことから端を発した。
違法使い組織に気づかれないよう細心の注意を払いながら確保する予定だったが、
メンバーの一部が正義感により先走って戦闘を開始。雪崩れ込むようにHFOと違法使いの全面衝突が発生した。
完成する前の包囲網から脱出を図った違法使いを追走するも、その間に10余名の一般人が巻き込まれて軽重傷を負うことになった。
違法使いそのものは捕まったものの、未成熟な精神を持つ少年少女が治安維持を行うということ、
またHFOと松門戦技高校そのものに対する不信感を強める形となった。
Q&A
Q.質問
A.回答
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最終更新:2017年04月08日 20:42