梧桐総合教育学園

梧桐総合教育学園


 学園都市の歴史そのものとも言える、最大規模の学校。
 魔法科と普通科の二つを有しており生徒数は他の追随を許さない。
 基礎教養を中心とした教育により、生徒にはあらゆる道が提示されることになる。

 作成者:GM陣


学園


特徴【どこよりも基礎を学べる学校】

 学園都市そのものとも言える梧桐総合教育学園ではあらゆる人間が集まり、
 あらゆる学問を学ぶことが出来る。
 その幅広さは世界的に見てもトップクラスであり、この学園を卒業すれば、
 まず食い逸れることは無いと言われている。

 しかしながらその幅広さによって、生徒が高い専門性を獲得することは難しい、
 より専門的な研究を求める生徒は他の学園へと入学を希望することとなる。

立地・校舎【学園都市の象徴双子棟】

 第七学区のちょうど中心部に位置している。
 その最大の特徴は双子棟と呼ばれる渡り廊下によって繋がった二つの校舎であり、
 あらゆる知識を集めるという学園都市の象徴ともなっている。

双子棟【並び立つ普通科と魔法科の校舎】
 学校のシンボルとも言える二つの校舎。
 渡り廊下によって繋げられた普通科と魔法科はそれぞれの知識の交換を密に行っている。
 それによる高い基礎力、優秀な学習法は総合学園全ての生徒へと行き渡るのだ。

叡智の殿堂【大きな図書館と卒業生の活動記録】
 様々な論文や本、電子データを閲覧できる図書館。
 梧桐総合教育学園の卒業生はその後の活動や研究内容を学園へと提供している。
 叡智の殿堂ではそれらのデータが収められており、
 生徒たちは将来の職業の参考にしたり、自分の研究や学習に役立てている。

入試【筆記と実技、特別入学生】

 普通科は筆記試験のみ、魔法科は実技試験も交えて受験生が最低限のレベルに達しているかを測る。
 筆記試験の成績さえ良ければ実技試験は重要視されない。
 実技試験の目的は筆記試験で優秀な素質を持った人間を取りこぼさないようにするためであり、
 魔法の制御能力等は学校へ入学した後に身につければいいからだ。

 基礎力を重視する学校ではあるが、特殊な技能や才能を有した生徒も求めており、
 そう言った生徒は【特別入学生】として試験自体を免除される。
 彼らは総合学園において特殊かつ特別な立場にあり、多くの生徒の憧れともなっている。

対外【信用あるマンモス校】

 この学校を卒業した人間は最低限の実力を必ず身につけている。
 その内情を知る人間も、漠然としたイメージだけを持った人間も、この学校に対してそう評価する。
 それは卒業生逹が築き上げて来たものであり、
 この学校が対外的に発表しているカリキュラムによるものでもある。

 基礎力を重視する教育というのは、所属している生徒の実力に合わせて、
 効率の良い学習を行うということである。
 生徒の学習具合に常に目を光らせ、それぞれの生徒に合ったカリキュラムを行う。
 生徒数も教師数も学園都市随一である総合学園ならではのものだ。

内情【優等生と劣等生の亀裂】

 総合学園は生徒のレベルに応じてカリキュラムを随時変更する学校である。
 それを実現しているのは毎週行われている小規模試験だ。
 試験は生徒逹の実力を浮き彫りにするものであり、
 その結果を元にカリキュラムを組むことで生徒逹のより良い教育を助けている。

 その一方で、この試験の結果は生徒達自身にも周知されるものであり、
 成績の悪い人間は周囲の生徒逹から劣等生のレッテルを張られることとなってしまう。
 それによって奮起する人間ももちろんいるのだが、劣等生として腐ってしまう人間も少なくはない。
 劣等生と優等生の間には明らかな格差と亀裂が存在し、
 いじめや差別的思考を育む原因となっている。

 また、魔法科は学園都市全体の花形であり、
 発表会等での派手さもあって普通科の方が劣っていると思われることが多い。
 そのため普通科の生徒の中には魔法科の生徒を妬む者が大勢いる。
 普通科から魔法科へ編入することも出来るのだが、本来の試験よりも難易度の高いものとなっており、
 それまで魔法使いとして学んできていない普通科の生徒では受かることはほとんど無い。

教職員の例

 ”鬼試験官”杜山 イブキ

生徒の例

 ”超人生徒会長”白鷺 秀


事件


劣等科反社会デモ活動【自称劣等科の生徒達による反社会デモ活動】

 2006年に起きた学園都市全体に波及する大きな事件、
 当時の総合学園では成績不良な生徒は劣等科に振り分けられ、
 成績優秀者よりも”質の悪い授業”しか受けられないという噂が流れていた。
 それは全く真実ではなく、生徒に合わせたカリキュラムを行っていただけなのだが、
 多くの生徒に信じられ、生徒内での不満が募っていた。

 この劣等科という非実在の存在への不満、思うように成績の上がらない自身、
 様々なマイナスの感情が集まり、最終的には自称劣等科の生徒逹によるデモ活動が行われた。
 この影響は総合学園だけにはとどまらず、多くのマイナー学園の生徒達を巻き込んで拡大した。
 これらの事態は当時の執行委員や、他五大学園の生徒達による活躍によって鎮められたが、
 総合学園は多くの退学生を出し、今回の責任を取って何人もの教師が辞職することとなる。


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最終更新:2017年04月06日 22:01