Mr.シャッツバーグ


WANTED

DEAD

Fritz Weber Eisenerz


フリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツ(Fritz Weber Eisenerz)

年齢:78 経歴:違法使い 性別:男


「欲しいものがあるなら、それを手にしないわけにはいかないだろ?」

「例え何が邪魔しようとも、だ」

主たる罪科
窃盗罪
放火罪
脅迫罪
詐欺罪
殺人罪

報告書
フリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツ(以降E)は非常に狡猾な罪人である。
Eが13歳の頃、当時アイゼンエルツ家継承者であった兄を殺害し、
アイゼンエルツ家の家宝を奪取し逃亡したことから違法使いと認定、追われる身となる。

その後も宝石強盗、機密情報奪取、邪教信仰、詐欺など罪を積み重ねる。
Eは金銭、宝石、知識など、自身が欲しいもののためには殺しも厭わない。
一定の社交性も持っており、顔を変え名前を変え活動を続けている。

この手配書はEの存在が確認された60代の写真である。
ランデル当局による作戦でEを追い詰めるも、己の腕を魔力源とした爆発により行方不明となった。
現場で確認された出血量から死亡したとの見方が強いものの、死体は見つかっていない。

現に、この三箇所にてEらしき人物がいるらしいという噂がある。
(図には世界地図が貼られており、空島の上に一つ赤色の◯が付けられている)
もしいるとしたら、今はもう別の顔だと思われる。留意せよ。
追記

幾多もの目撃証言があった空島にて、ついに死亡及び蘇生しない状態での死体が確認された。
以下はヤガワ事件にて死体が確保されるまでの記録である。

+ 死亡記録
+ スカイスピリット空島支部炎上事件調査進捗状況
 -スカイスピリット空島支部炎上事件調査進捗状況-

●記入者
(一般警察官の名前が書かれている)

●概要
 某日午後、貿易会社スカイスピリット空島支部(以降S)に何者かが押し入り、強盗及び放火を働いた。
 重傷者はスカイスピリット社員一名。犯人は逃亡していると思われ、現在捜索中。

●詳細
 某日午後、施錠され誰も居ないS内に何者かが侵入する。
 十数分後○○巡査がSに駆けつけた時、Sはほぼ全焼していた。
 以下にS支部長渋海運慶(67)の証言に基づく状況説明を記す。
 尚、渋海支部長は重傷を負っていた被害者であり、これまでの実績から十分に信用に足るものだと判断する。

 S支部長渋海運慶(67)が休憩時間に社内に戻ると、一名の老人男性が居た。
(中略。渋海支部長より聴取した詳しい人相が記されている)
 老人男性は炎の魔法を用いて渋海支部長の足部を狙撃。渋海支部長は重傷を負う。
 老人男性が2度目の魔法行使を行った瞬間、女性の声が聞こえ、渋海支部長の体が別の場所へ転移した。
 渋海支部長は女性の声に従い、Sから脱出する。
(中略。渋海支部長が通報し、○○巡査が駆けつけるところまでが書かれている)

 ○○巡査が駆けつけた時にはSは炎上しており、室内は無人であった。
 二人分の血痕は確認されており、一人は渋海支部長、もう一人は犯人のものだと思われる。
(中略。Sの被害状況などが記されている)

 以後も詳しい現場の調査、前線宿舎での聞き込みなどを続け犯人逮捕に努める。

真相:夜桜クロエ シャッツバーグ(敵意・PvP)ドラマ
PL注:この事件はフリッツも夜桜も、知らない者にはほぼ確実に口を割らない事件です。
   ランデル機構所属もしくはクラス探偵ならばこの事件の真相を知っていても良いです。
   それ以外で知りたい、といった場合はフラーまでご相談を。


+ 旧市街の複製施設Xにおいて発生した戦闘の詳細報告
●記入者
 御船斗貴子

●概要
 某日、学術研究飛行船発注の”宝石”と”刀剣”二種の回収依頼により、開拓者5名を旧市街の複製施設Xに向かわせた。
 施設X内にて開拓者達がフリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツと思われる老人と立浪アクラと思われる女性と交戦。
 違法使い2名を死亡させオブジェクト回収に成功する。

●詳細
 某日午前、開拓者グループAが”宝石”と”刀剣”と名付けられた詳細不明オブジェクトを回収し帰還していた所
 違法使いグループAが襲撃し、一部を人質にとりオブジェクトごと行方をくらませた。
 (中略。”宝石”と”刀剣”の詳細が書かれている)
 調査により、違法使いグループAの潜伏先が旧市街の複製施設Xであることを突き止めたため、緊急オブジェクト回収依頼を発注。
 某日午後、依頼を受諾した開拓者グループBに依頼し施設Xへと向かわせた。
 (中略。開拓者グループA及び開拓者グループBの名前や職業、写真などが添付されている。
  開拓者グループBは久遠レイルーチェ・フォルテ=ハイラントナターリア・プリクラースナヤ・ノルシュテイン八丈メイヴィスデビッド・小林の五名である)

 開拓者グループBは施設Xに到着するも、違法使いグループAは全滅していた。探索中、開拓者グループBは違法使い立浪アクラと交戦。
 立浪アクラは”刀剣”を所持しており、逃走する彼女を追う形で開拓者グループBは施設X内を探索する。
 (中略。開拓者グループB5人の事情聴取に基づいた施設X内での様子などが詳細に書かれている)

 ポイントFにて開拓者達は、立浪アクラとフリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツと思われる老人(以降違法使いグループB)と交戦。
 (中略。違法使いグループBの人相や使用した魔法、残った所持品の詳細などが記載されている)
 違法使いグループB両名を死亡させオブジェクト回収に成功する。また、盗品として確認されていた光剣クラウ・ソラス他数点の回収にも成功した。
 違法使いグループBの死体は確認できなかったため、”タグ”による蘇生が発生したと考えられる。

 開拓者グループBは重傷を負いつつも死者は出ずに帰還。
 ”宝石”と”刀剣”の回収及び人質数名の解放に成功したため、相応の金額を開拓者グループBに支払う。

●違法使いグループBの所持品の処遇
 ”宝石”及び”刀剣”には大きな学術的意義があるため、他機関へ貸出すことは承諾致しかねるが
 クラウ・ソラス他所持品は盗品も多いためランデル機構へと処分を一任する所存である。

+ フリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツ摘発作戦
●記入者
 御代川
●概要
 某日、ランデル機構所属の槇島亮治特務三佐は、単独でフリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツ(以降F)摘発作戦を実行に移す。
 この作戦により、冒険者Mr.シャッツバーグがFであることを突き止めることに成功する。
 逃走するFを追跡し、翌日午前に追跡メンバーの一人であった明神がFの討伐に成功し、Fの死亡を確認する。

●詳細
 ランデル機構所属の槇島亮治特務三佐は、補佐官である御代川と共にFを摘発するための作戦を個人で行っていた。
 (中略。顔のない男などF摘発作戦の詳細が記載されている)
 某日午前、何者かの尾行の存在に気づいた御代川は、槇島との二重尾行を決行する。
 二重尾行の結果、尾行者は魔法使いである鬼城山であることが判明し、槇島と御代川は旧市街にて鬼城山と接触する。
 (中略。録音に基づいた会話内容や、鬼城山との司法取引の内容などが記載されている)
 司法取引の結果、鬼城山の全面的協力を取り付けることに成功し、尾行依頼人が冒険者シャッツバーグであることが判明する。

 某日午後、裏港某所にてランデルによる包囲作戦が行われる。
 (中略。鬼城山がFを呼び出した裏港の某所の地図と、ランデル部隊が待機していた地点などが記されている
  包囲直後のFと槇島らの詰問、戦闘の様子なども記載されている)
 Fは重傷を負いつつも包囲網を突破する。ランデル部隊による昼夜を通しての追跡が行われるも、最終的にランデル部隊を振り切り逃走。
 ほぼ同時刻、Mr.シャッツバーグが出入りしていたとされる上層の教会などにランデルの捜査が入るも、Fは現れなかった。

 翌日、捜査に手詰まりが見えだした頃、夙川HOのCEO夙川奈緒の情報提供により進展する。
 (中略。夙川奈緒が持っていた隠れ家の情報と、情報交換条件について記載されている)
 各隠れ家地点にランデル冒険者混合部隊を編成及び派遣し捜索を行う。
 5つのグループの内、Dグループが旧市街北東部の廃倉庫にてFを発見、交戦する。
 (中略。Dグループの一人である明神の証言に基づく戦闘の様子や他グループの捜索結果などが記載されている)
 戦闘終了後、明神はFの死亡を確認。タグを1枚所持していたことから蘇生が行われた可能性が高い。

+ 閑話休題

+ ヤガワ事件報告書
●記入者
 (一般警察官の名前が書かれている)

●概要
  某日、フリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツ(以降F)と思われる人物は、間狩という人物に変装し、ケージ・ヤガワ(56)の屋敷に侵入する。
  ヤガワの指紋を採取し、金庫のシステムを突破しようと試みるも、金田一メロスらに阻まれ、交戦を余儀なくされる。
  戦闘の結果、Fは戦闘不能となり、発見時死亡が確認される。

●詳細
  某日、Fは、間狩詠一郎(34)という人物に変装し、ケージ・ヤガワ(56)の屋敷に侵入する。
  (中略。研究者兼魔法使いである間狩詠一郎の経歴、人相、家族構成について書かれている)
  Fは間狩詠一郎の知人と何言か交わした後、ヤガワとも話す。睡眠薬はこの時盛られたものだと思われる。
  数分後、ヤガワは体調を崩し何人かの護衛とともに自室へと搬送される。
  (中略。医者のヤガワに関する診断結果が記されている)

  この時ヤガワの護衛を引き受けていた金田一メロスは、弟のアクアとともに独断で作戦を実行する。
  アクアがヤガワに変装し、犯行現場を取り押さえる作戦である。

  Fはヤガワの自室前で待機していた警備員に傷を負わせ気絶させた後、室内へ侵入する。
  金田一メロスはこの機を狙って室内にてフリッツを閉じ込め、交戦を余儀なくさせる。
  (中略。金田一メロスの証言による戦闘の様子が記されている)
  結果、互いに重傷を負い戦闘不能となる。

 ヤガワのかかりつけ医が駆けつけた時には、、Fは既に死亡していた。
  彼が被っていた精巧なマスク、金田一メロスとの会話、過去の証言や証拠からして
  この間狩を名乗った男がFであることは疑いの余地はないと思われる。
  (中略。Fの死体の行方など、今後の事後処理の様子などが記されている)

+ 真っ黒に焦げた水晶の鎧の破片が、無造作に転がっている……

Mr.シャッツバーグ(Mr.SchatzBerg)

年齢:? 職業/経歴:冒険者 性別:男 
レベル:7 メイン:聖職者 サブ:錬金術師 エクストラ:背教者 追加サブ:魔導博士 種族:魔族
参戦回数:-回 タグ:開拓者1 身長:- 体重:- PL名:フラー
キャラクターシート(スプレッドシート)


「欲しいものがあるなら、それを手にしないわけにはいかないだろ?」

「例え何が邪魔しようとも、だ」

外見
常に水色に輝く鎧を身につけている男。時々しわがれた声をだすことから高齢との噂。
兜はニヤケ顔を形取り、目の部分には燃えるような紅色の宝石が付いている。
本人曰く自身が作ったオーダーメイドらしい。

人格
報酬にはがめつい陽気な男。
聖職者らしいが布教にはあまり積極的ではない。
むしろ空島の中下層の探索に積極的で、同じフリーランスのものには好意的に接する。

来歴
ロマンを求めて空島へと訪れたらしい。入島時の名前は「シャッツバーグ」。
「己が手に入れたものが、己が作り上げたものが最強であればいい」という理念を持っており
上層の寂れた教会を拠点として錬金術の研究や中下層の探索に励んでいる。
+ 教会の最奥に机とメモ帳が置かれている……
シャッツバーグの教会より押収された五冊のメモ帳。ドイツ語で書かれている。
様々な人物と犯罪行為が記されており、その尽くがフリッツの犯行と一致しているため
未確定であった部分もフリッツの犯行であることが推測される。
ランデル関係者・情報判定に強いものなら知っていて良い。
サイコメトリーならば白文字が見える
+ 前書き
 俺は忘れない。今まで奪ったやつを、騙したやつを、殺めたやつを。
 俺が生き延びてきたのは、俺が人だからだ。人々の怖さを知り、世界の知恵を蓄え、己の欲を知る。
 人であることを忘れれば、俺に待っているのは死のみだろう。人の強さを、人の弱さを忘れてはいけない。
+ 反抗期
「はっ、お前はどうせ三男だろ?」「いいよな、兄貴達が居て楽ができてよぉ!」
 ・ヒンツ・キストラー=クラインシュミット
  初めて半殺しにしたヤツ。こいつの皮肉は心底ムカついた。
「ボクも、エドガーのほうが適任だと思う。ボクには体で、フリッツは心で、エドガーには遠く及ばない」「フリッツ。それでも、君を」
 ・リヒャルト・ウェーバー=アイゼンエルツ
  初めて殺した病弱なほうの兄。俺の栄達に邪魔だったから、毒殺した。最後まで俺のことを信じていた。
「今なら、許してやる。生きて我がアイゼンエルツ家の礎となれ」「何故? 俺達が、『家族』だからだ」
 ・エドガー・ウェーバー=アイゼンエルツ
  家訓を重んじる完璧なほうの兄。リヒャルトを殺したことを突き止め、詰問してきた。騙し殺すことの重要さを学んだ。
「現在、件の盗品らしきペンダントを持ち逃走中。我々も追跡します」
 ・警察官
  俺を追ってきた。投石と罠によって躓かせて殺した。

    ・
    ・
    ・
+ 逃亡期
「ヘッヘッヘ……ここはお子様の来るとこじゃねぇぜ?」「とっととマンマから頂いた小遣いを寄越してどっか行きな」
 ・片目の男
  身を隠しに訪れた貧民街でツバを吐きかけてきた男。ムカついたので炎で焼き殺した。
「刺客のものか。ああ、言葉は不要だ」「外道に金で雇われたクズめ、死ぬが良い」
 ・二刀流の男
  依頼というものを初めて受けた時に相対した男。俺達は三人で、こいつは一人だった。
「おい、聞いたか?」「あの秋那って悪女か? とんでもねーな」「まっ今頃兄貴にヤラれてるだろうけどな!」「ギャーッハハハハハ!」
 ・山-川-谷
  三人組の違法使い。好きな人を罵ったから、殺した。
「テメェが面白いガキか!」「そんなに欲しいか、なら奪え! モノっていうのは、一つしかねぇんだからよぉ!」
 ・法蔵館八兵衛
  中規模暴力団のドン。好きな人を奪ったから、取り巻き共と一緒に切り裂いた。
「ねぇ、一緒に空が見たいわ」「私をここから連れ出すことって……できる?」
 (乱暴な筆跡で秋那という文字が消されている)
「……あ゛がっ、ど、どうなって」『アイゼンエルツ家は、何よりも『家族』を重んじる。家宝も、血統でないものが手にすれば……呪われる』
「は、はぁ!? だから、触れるな、と……ごはっ!」「血が、止まらな……ねぇ、たすけてよ」『…………君は』
「いった、っじゃない!  いっしょに、くらぞうって……あやまるがら、あやまるがら!」『君は、嘘つきだ。だから死ぬ』
「ねぇ、ふり、っつ………………」
 ・秋那
  貧民街で出会った初恋の少女。ボロボロになっていた俺から家宝を掠め取って、死んだ。生かした。

    ・
    ・
    ・
+ 黎明期
(ピラミッドや豪邸など、世界中の様々な光景が映し出される)
 ・世界中の異界とと屋敷
  師匠と言える存在。如何に潜るか、逃げるか、奪うか。俺の技術は実践で磨かれていった。
「人は皆、変わり続けている。お前だって、いつか変われるさ」「……ま、私には無理な話だったが」
 ・怪盗『鼠狐』
  師匠の一人。三十七回負けた。学んだことはそれよりずっと多かったが、義賊を気取って死んだ。
「人を騙すとは、悪徳ではありません。生きていく上で必要な技術なのです」「嗚呼、神よ、私は見え、知り、奪い、教え、得て、泣き、断ち、去る……ハハ、ハ……」
 ・狂信者ロイク
  師匠の一人。妄執に取り憑かれた奴は狂ってしまった。奴を殺した時、こうはなるまいと心に誓った。
「逃げ場所無し。一対一。何故こうも再会の場所に拘ったか? 『家族』の不始末は、『家族』で決着を付けねばならんからだ」
「28回目の誕生日おめでとう、フリッツ。貴様の死が、我がアイゼンエルツ家からの餞だ!」
 ・マティアス・ウェーバー=アイゼンエルツ 
  師匠の一人。家族を重んじる最高の父親。俺は育ち、父は衰えた。俺は、勝ってしまったのだ。

    ・
    ・
    ・
+ 老年期
    ・
    ・
    ・
(煌めく大粒の宝石の写真が載ったパンフレットが映し出されている)
 ・トールキン・フローレン=リュード
  サーカス団長。己のサーカスに誇りを持っており、故に五千万を頂くことができた。
(綺麗に整えられた書斎が映し出されている)
 ・黄山亜夕美
  怪異研究者の老婦人。だいぶ金を貯めていたから入ったんだが、何故早く帰ってきたんだか。
(血溜まりが作られた炭鉱が映し出されている)
 ・九島松風・九島はやて
  冒険者親子。九島松風が俺の横領を見て咎めてきた。あとは偶発的連鎖だった。運が悪かったな。
(路地裏で倒れているワンピースの少女と顔のある青年の姿が映し出されている)
 ・久遠寺川・御代川
  標的と追ってきた捜査官。毎度毎度思うのだが、正義より命のほうが大事だろうに。
(ガラス瓶の破片が飛び散った道具店が映し出されている)
 ・ネーヴェ・フォルテ
  引退した魔法使い。魔力さえ老いた奴が持つには惜しすぎる品を持ち過ぎていた。

    ・
    ・
    ・

+ 信仰対象
シャッツバーグが信仰しているのはアニミズム、付喪神信仰とも言える
「人が造りだしたものには霊魂が宿る」という考えである。
輝ける魔石には霊力があり、使い古された宝剣には万物を斬る魂が宿っているというものだ。

シャッツバーグは己が手にするモノの霊力を信じ、引き出し、活用する力を持つ。
故に彼は素晴らしきモノを尊重し、かつ我が物にせんとする欲望が強い。
しかし、我が物にしようとも地上の素晴らしきモノの殆どは人の手に渡っている。

だが、誰も開拓しきれていないところのモノならば……?
そう考え、彼は空島へと渡り、開拓をし始めたのだ。彼の話が真実ならば。

PickUp


「宝撃術式、魔光収束、標的固定」

「喰らいな、これが百万ドルの光だ!」

Mr.シャッツバーグは魔宝石を用いた魔宝術式という魔法形体を中心に用いる聖職者である。
彼が生み出す宝壁は敵を阻み、彼が放つ閃光は敵を貫く。
タグの力によって探索技術も少なからず持っており、彼を探索メンバーに含むことは必ずや益をもたらすことだろう。


+ 派手な紫色のスーツが、血溜まりに置き捨てられている……

春日井法三郎(Kasugai Housaburou)

年齢:36 職業/経歴:冒険者 性別:男 
レベル:8 メイン:聖職者 サブ:錬金術師 エクストラ:背教者 追加サブ:魔導博士 種族:魔族
参戦回数:-回 タグ:無し 身長:175cm 体重:76kg PL名:フラー
キャラクターシート(スプレッドシート)


「脱サラしたての身としては辛いものがあるが」

「ここは通させてもらうよ。私には果たさねばならない約束があるんでね」


外見
オールバックに整えられた金髪、鋭い蒼眼に痩せこけた顔が特徴的な男。
依頼時には派手な色のスーツを着ている。彼曰く「半生を過ごした服とは別れられない」らしい。
外出時には使い古したブラウンのバッグを常に提げており、バッグの中には幾多もの書類が入っている。

人格
常識的な知識と感覚の持ち主。
サラリーマンとしての気質なのか、契約に対して誠実である。
受けた依頼は忠実にこなすし、不履行があれば徴収しようとする。

来歴
本名は春日井法三郎。
カスガイは地上で中堅サラリーマンとして営業に携わっていたが、
空島を拠点としていた邪教集団「太陽の灯火」によって誘拐され、他数人の一般人とともに空島へと連れ去られる。
禁術の生贄にされるところだったが、邪教集団は開拓者達によって壊滅される。

カスガイは急激な変化と空島の魔力によって、偶発的に魔法使いとして覚醒した。
だが、余程のトラウマを植え付けられたのか自失し、ここ数週間は旧市街のビル街に引き籠もりにょろにょろを食む生活をしていた。

時が解決してくれたのか、彼は立ち上がり、再び歩み始めたのだ。魔法使いとして、開拓者としての道を。

PickUp


「言ったはずだ。君たちを守り、無事に任務を終わらせることを約束すると」

「私が鎹(カスガイ)となりて、命を繋ぎ止めよう」

カスガイの力の源は、宣言と契約に対する神聖なる信仰である。
神の力を必要としない超常なる力は定義で言えば異能のそれに近いが、誰かを守るその力は聖職者と酷似している。
ペンを走らせ、魔力の文字を迸らせ敵を討つその姿を見れば、新米魔法使いと侮るものは居ないだろう。


+ 丁寧に磨かれた刀が、大事に鞘の中に収められている……

イルヴァン・モルヴァン(Iluvan Morvan)

年齢:34 職業/経歴:冒険者 性別:男 
レベル:10 メイン:聖職者 サブ:錬金術師 エクストラ:背教者 追加サブ:魔導博士 種族:魔族
参戦回数:-回 タグ:無し 身長:175cm 体重:80kg PL名:フラー
キャラクターシート(スプレッドシート)


「退ぉけ退け退けぇ! んなモンでぇ! 俺の覇道を止められっかよぉ!!」


外見
角刈りの金髪に、褐色の引き締まった顔立ちが特徴的な男。
依頼時には白色のシャツの下に軽装鎧を身につけ、腰に刀と腰巾着を吊るしている。
腰巾着にはお手製の大魔石などが詰め込まれており、彼の強さの一つとも言われいる。

人格
依頼には積極的な陽気な男。理由もなく笑うことがある。
同行する仲間を助ける気持ちは強く、変なアドバイスをすることも。
ベイバロン号を行き来する好色だが、依頼に私情を入れないために魔法使いとは付き合わないようにしている。

来歴
空島にロマンを求めて数ヶ月前にやってきたれっきとした魔法使い。
裏港などにて法スレスレの依頼は受けてきたものの、今までのろりくらりと過ごしてきた。

金銭も溜まってきた。だが、この島には娯楽が少ない。ならば何処に費やすか。
……彼は、ベイバロン号に入り浸った。彼自身が積み上げてきた実績を潰しかねないほど。

堕落した日々が一ヶ月ほど続き……貯金が尽きた頃、彼は一日ほど姿を消した。
金を収めずに雲隠れしたか、と誰もが思った翌日、モルヴァンは戻ってきた。しっかりと金を用意して、だ。

それからというもの、彼は依頼に従事しだす。……まるで人が変わったかのように。

PickUp



「早い! 長い! 強い!」

「これほど素晴らしい剣術が他にあるだろうか、いや、なぁい!」

「俺の斬撃を受けるという名誉を胸に刻んで倒れな!」


魔剣士イルヴァン・モルヴァンが得意とする戦法は、十分な距離を取った上での真空刃である。
敵の間合いから離れ、十分な防御態勢を取り、斬撃を繰り出す。その威力は同業者のお墨付きである。

大魔石を用いた防護結界など、搦め手も習得しており、相対した時厄介な男であることは否定出来ないだろう。


+ PLからのこのキャラに関する注釈
 ・カスガイとMr.シャッツバーグとフリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツは完全に同一人物です。
 ・Mr.シャッツバーグは死を以っても償えぬ大罪人であり、【死亡】する可能性が非常に高いPCです。
 ・Mr.シャッツバーグはそれでも開始時点では罪を隠し、名前と顔を変えて教会を根城に活動を続けています。

 ・Mr.シャッツバーグがフリッツ・ウェーバー=アイゼンエルツであることは
  【空島卓開始時点ではPCは知っていない】ということでお願いします。
 ・彼について調べる際には知っているものから話を聞くか、判定を伴った行動が必要とさせてください。
  PLであるフラーが納得したら任意の情報を知ってるってことにします(ココらへん曖昧)。

 ・Mr.シャッツバーグを殺しに来るのは歓迎します。再度言いますが、Mr.シャッツバーグは殺されても仕方がない大罪人です。
  ただセッションの阻害にならないように、などの理由で基本的にドラマシーン(失敗可)でのPVPで受け付けます。
  どんなPVPにするかは応相談です。ただ、特に指定がない場合は以下URLのルールを用いる予定です。
  http://weemo.jp/v/9294dc5e
 ・違法使いMr.シャッツバーグを死亡させた際の報酬はMr.シャッツバーグの所持金から出すことを予定しています。
  金額は未定です。

 ・Mr.シャッツバーグは様々な罪を重ねています。
  PCもしくはNPCを被害者として開始前にMr.シャッツバーグに罪を重ねることを基本的にOKとします。
  時系列的な話なので、卓が始まってからでもOKです。
  Mr.シャッツバーグの犯行理由は宝石、金銭、マジックアイテムの奪取などが妥当だと思います。

  「わーい、Mr.シャッツバーグに余罪つけてあげたよ!」って方は
  事後報告でもいいのでフラーに連絡をください。喜ぶかもしれません。



キャラクター情報

+ キャラクターメモ

+ その他雑記
+ 偽名について
シャッツバーグはそのシャッツバーグ自体が偽名であるように、偽名を多く名乗っています。
以下は現在考案している偽名リストです。
+ 偽名リスト
ヒューベルト・アーレンツ=エイセル(使用済み)
クローネヴァルト(使用済み)
Mr.シャッツバーグ(使用済み)
峰月ヴィクター (使用済み)
ウィルフレッド
宝住黄鶴 (使用済み)
シルヴァン・モルヴァン (使用済み)
カスガイ(使用済み)
下5つは空島開始以降、PVPなどによってシャッツバーグの正体がバレてフリーランスとして活動が難しくなったと
彼自身が判断した場合に名乗らせる偽名です。姿形も文字通り整形します。
これには幾つか理由があり
・違法使いの常識的思考から鑑みた行動
・このPCをセッションに参加させ、かつ他PCにも負担(違法使いって分かってて行動ともにするやつ居るか? などの疑問)をかけさせないため
等が挙げられます。

シャッツバーグの実質的ページは当ページ'(Mr.シャッツバーグ)で統一しますが
バレる度にPC一覧などの名前は変更すると思います。

+ イメージソング
イメージソング:九龍レトロ 歌詞
+ 意図
空島におけるフリッツのイメージ。

動き止めた君の心臓、廻り続ける世界。余りにも怪奇な旧市街の区域。終焉の地。
紛れもなく素晴らしい日々だったけど、ただ何かが足りなかったんだ。
イメージソング:BLOODY STREAM 歌詞
+ 意図
シャッツバーグセッション時のイメージ。
古き血潮、刹那の助言、つらぬかれる信仰(おもい)。

人を欺き殺めてきたフリッツの業を打ち破る『誰か』の歌。
受け継ぐ愛、因縁、消えぬ絆。
イメージソング:You Know My Name 歌詞及び和訳
+ 意図
シャッツバーグPVP時のイメージ。
欺瞞、冷血、ダイヤモンド。

非情に違法使いフリッツを狙い定める『誰か』の歌。
無慈悲、巡らす手、次はお前の番だ。

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最終更新:2017年01月17日 02:35