■自警団結社「大楽軍」
■概説
居住区を根城とする、悪徳の街の自警団。通称は【軍】。
五大結社の中でもその軍事力は群を抜いている。
彼らは【企業連盟】と【皇宿の下知】に金で雇われ、
主に管理区と工業区の一部企業で警備業務を行っているほか、
本部のある居住区と古巣である農業区の治安維持を担う。
また、【都市統制機構】とは旧知の仲である。
■大楽軍の歴史
元々は全ての地区を統制していた【都市統制機構】の下部組織であり、
機構の代わりに戦闘を行う私軍のような存在であった。
しかし、1976年に起きた【悪神事変】により【都市統制機構】の統治能力が崩壊。
【都市統制機構】が組織の力を十全に振るえるのは農業区のみとなってしまう。
そのため機構から【大楽軍】を分離させ、再度街全体の保全にかかった。
当時のリーダーである大通幸円はその際、保守的な【都市統制機構】のやり方では
街を守ることは難しいと考え、組織間の立場が対等なものとなるよう働きかける。
結果、1978年の【五大結社締結】で【都市統制機構】と同等の権利を認められ、
最も武力を持った結社となった。
■大楽軍の組織
大楽軍は神道の魔法使いである【神家一族】を中心とした武力組織である。
結成当初は厳格な命令体系が存在し、それに従って動いていたが
人が増え時間が経ち、現状では下級構成員のコントロールを失っている。
それでも組織全体の目的である街の警備は十分に行われ
構成員の息抜き※を黙認しつつも、貧困区を除く四区を守っている。
※貧困区の流民私刑
大楽軍の下級構成員で流行っている私刑。
貧困区で適当な人間を捕まえ、乗り物につないで街を引きずり回す。
最後には死体を壁に磔にし「街を乱すな」と言った文字を横に書き記す。
■大楽軍有名人
【「極星拳聖」紙家宗家】
♂ Lv42 28歳 人間 善
「大楽軍に逆らったものは降伏すら許さん!!」
力を信奉し、何者にも苛烈に接する大楽軍の最高司令官。
「紙流拳闘術」の伝承者であるが、その苛烈な修行により
紙流拳闘術の使い手は、紙家宗家のみであると言っていいだろう。
高い戦闘能力を有し、街を害す者は叛逆者と断じて自ら手を下すことも厭わない。
その酷薄さは裏切りに彩られた過去に起因する。
好きなもの:力、いちご
嫌いなもの:子供、愛
【「疑心暗器」北堂邪偽】
♂ Lv25 24歳 人間 悪
「勝てばいいのよぉ、それが全てだ!!」
上級戦闘部隊の一つ「北堂忍軍」の頭領。
拳士として名が通っているが、それが有効であれば
銃だろうと建物だろうと毒物だろうと
なんだって使う邪道の人間。
好きなもの:弟、勝つこと
嫌いなもの:戦闘、負けること
【「人間砲」ガノン・ドローン】
♂ Lv20 27歳 人間 悪
「ギヒヒャヒャヒャ、なんと人間砲弾ッ!!」
下品な笑いが特徴的な軍の下級構成員の50人隊長
自分の部下を砲弾として相手に向かって打ち出す
貧困区のクズどもはどんな風に扱ってもいいと考えており
率先して弱者を虐げ、自分は街を守っていると優越に浸る。
好きなもの:女、他人が絶望する顔、部下と飲む酒
嫌いなもの:乞食、自分をバカにする奴、イケメン
【「金賀信念」翠水生】
♂ Lv?? ??歳 人間? 中庸
「やはり金か、いつ出る?私も同行しよう」
ワンマンアーミーと呼ばれる仙人。
軍の中でも異質な存在であり、金のみを理由に行動する。
一応最高権力者である には服従しているようだが
金を払うのであればどんな悪だろうと見逃し
どんな悪だろうと討ち滅ぼす。
好きなもの:金を使うこと、金を稼ぐこと
嫌いなもの:貧乏、地味
最終更新:2016年01月17日 14:08