舞台設定


十四夜会(ジュウシヤカイ)



 御月遊里が顧問を務める、十三家外の在野の魔法使い達を集めた御月家外部組織。
 ただし、名目上のトップは如月顕礼。御月遊里は彼女に夜会の指揮総括を任せているのだ。
 夜会の下位構成員を宵草(ヨイグサ)と呼び、ML1のキャラクターは新米宵草として活動することとなる。


鬼灯市(ホオズキシ)



 「鬼灯市(ほおづきし)」は近畿地方に存在する都市のひとつだ。
 かつては多くの神社や仏閣が存在していた街だが、大火事によりそのほとんどが消失。
 その後進められた近代都市開発計画で繁華街などが設置され、現在は若者が多く集まる一大都市となった。
 寺院の焼け跡は文化財として一部残されていて、観光地としての側面も持っているようだ。


夕闇通り(ユウヤミドオリ)



 夜会に明確な本部は存在しないが、鬼灯市の茶屋通りである夕闇通りには
 夜会の構成員達が多く集まり、与太話のほか口外可とされた実践の苦楽の話に花を咲かせている。
 実践が近畿の広域に渡る場合、夕闇通りの茶屋の一室が説明場所となることもある。
 このため、実践報酬で生計を立てている構成員は鬼灯市内に家を借りることも多い。


十三家(ジュウサンケ)



 地球に残った魔法使い、または次元跳躍後の地球で魔法使いとなった者も存在する。
 そうした古い魔法使いの組織は各地にあり、十三家は日本最大規模の組織である。
 十二の血族が各部門を治め、頂点の御月家がそれを統括している。
 現在は大規模な異界の探索・管理を行う組織となっている。

 十三家は、朝廷などの時の権力者達から様々な迫害を受けた者達の寄り合い所帯が発祥の組織だ。
 このため、表立って反抗しようなどという危険思想はもう存在しないものの、
 十三家内では朝廷に好感を持っていない家が大半だ……恨みの度合いはともあれ。

 十三家は本家といくつかの分家だけで集落を形成する。これは現在でも続くものだ。
 その場所を指し示す必要性がもしあるとするなら、ただ単に「里」とだけ呼ぶだろう。

 並行世界の勢力に対する十三家のスタンスの基本は見敵必殺。
 恭順の意を示すなら受け入れるが、さもなくば殺す、だ。


御月家(ミヅキケ)



 十三家の十二の血族を統括する頂点。代表者は御月陽子。
 直系は陰陽道の家だが、様々な異端を受け入れ続けているため、多種多様な術を使う。
 直系の使う陰陽術もその影響を受けていて、かなりの部分に魔改造が施されているようだ。


憑依の如月



 十三家の序列第二位。代表者は如月顕当。
 胎児に幻想種を憑依させ、その能力を得るという術を伝える家。
 人のままにして、人ならぬ力を得るその術は、時に忌避されるものであった。
 如月家の祖が、何を思ってこのような術を編み出したかは、明らかではない。
 されど一族は、人なればこそ、人ならぬ力が必要となる時もあると信じ、今に伝えて来た。


精華門



 戦士に代表される、白兵戦闘を行う魔法使いの互助組織。代表者は顕正童子。
 鍛錬や装備の情報交換の場として機能している。
 組織としてのまとまりには欠けるが、所属している者は多い。


並行世界


 並行世界についての情報は、まだ正式には公表されていない。

 イデアが判明して以来、並行世界はネットのごく一部などで都市伝説のように囁かれていたが、
 次第にテレビなどの各種一般報道機関も並行世界の可能性を取り上げるようになった。
 かくしてその存在は少しずつ草の根に広まりつつあるが、そこには嘘や誤報も数多く含まれている。

 情報通はすでに並行世界の概要を限りなく正確な形で把握しているかもしれないし、
 逆に、興味の無い者は何一つ知らないかもしれない。 
 何らかの形で並行世界の技術を体得した者もいるだろう。

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最終更新:2015年04月26日 11:16