天土鋭斗

「たとえどれだけ時を重ねようと俺は変わらん、お前たちと共にいる!」

「理由などさしてない……が、強いて言えば、だ」

「俺がサムライであり、天土鋭斗だからだ!」



 500年前の九頭竜において穏やかな暮らしをしていたとある村の村人。村一番の強者でありながら働き者の優しい青年だった。
 ある時、村に鬼達の襲撃を受け村は壊滅してしまう。優しき青年は怒りと悲しみによって自らを魔道に堕とし、多くの鬼を
 天魔の如き力で退け、息絶えた。その魂は2つに分かれた。片方は鎮魂に建てられた塚社に宿り、もう1つの魂は500年の時を経て
 妖精と言う形で転生を果たす。2度目の生を始めた際、もう二度と恐怖に怯む事がないように自身をサムライと名乗る事を決める。
 本来のサムライのイメージとはかけ離れているが、意識を強く持つためのものなのであまり関係はない。

 その後、紆余曲折を果たし片割れの魂――天魔となった己と戦い、決別を果たす。真の意味で天土鋭斗として生きていく事を決意する。
 畑を耕し、木を切り、釣りをし、昔と変わらない生活を行いつつも愛する者達と幸せに満ちた日々を送っていく。

+ 生涯を懸けて愛し尽くすと誓った女




+ 過去ページ
年齢:17 性別:男性 レベル:8 メイン:異能者/侍 種族:妖精 消費経験点:530
参戦回数:5回 コミュニティ:精華門 身長:176cm   PL名:灰人

「一度やると決めたのならば、止まるわけにはいかん。何故か?俺がサムライだからだ」




概要

 はるか昔にサムライだった者の魂が変質・変化し現代に妖精という形で蘇った。しばらくは生まれた森で修行と
 自給自足の生活をしていたが、ある日フィールドワークをしていた農学者に見つけられ、そのまま養子という形で
 連れて来られ、現在に至る。 趣味は庭いじり 庭がなければ盆栽いじり 畑仕事もお手の物のどこ行ったサムライ状態


参加セッションメモ

+ 第1回~第5回
第3回:温泉回。1と6ばっか出してアイツだけコイントスやってると呼ばれる。 コイントスの鋭斗。
第4回:なし崩し的に主動キャラへ 攻撃は→+強Pくらい
第5回:水着回。フランメとタイマン……という名の一方的な水着剥ぎ取り
    違うんだ。サムライ的にいい勝負をするはずだったんだよ。信じてくれよ! いや眼福だったけどさ!

+ 第6回~第10回
第6回:勢い余って壁ドン 危うく死地に入りかける
第7回:VRシステムに突入 雑魚ゴブリンスレイヤーと化した鋭斗
第8回:止まることは無いサムライ 故にその刃に曇りを見せない
第9回:マザーグースの歌のように行われる幻想種の事件 サムライはただ切るのみ
第10回:あまりにもむせ返るような甘い匂いに不覚ににも……持ち直すがケーキに突っ込んだり喰らったりとサムライやりたい放題

+ CHABAN
遊園地:突如として落ちてくる空も飛べると思ったらしいがレベルが足りない! その後、庵路に対しての救命活動をさせられた。
居酒屋:謎の男ブシドー、そして同級生のハンナ・メリーメリーとの邂逅
異界と化した部屋:適当に眺めてるがラストでハンナと結婚式ごっこという命令を受ける。サムライがいずとも本気で動く。

+ 九頭竜鬼返し
むかしむかしの九頭竜の国。その中の村にある森に、1匹の鬼が住んでいた。
その鬼はとても力が強かったが、とても優しく良い鬼だったので人々からもとても好かれていた。
そんなある日のこと、海の向こうから悪い鬼達が九頭竜の国に悪さをしにやってきた。
みんなが国を守るために悪い鬼と戦った、良い鬼も一緒に戦った。 なんとか鬼たちを少し追い返したものの、
鬼のすむ村は、悪い鬼たちに荒らされ、めちゃくちゃになってしまった。 良い鬼は泣いた、大きな声で大きな涙を流し
わんわんと泣いた。そして鬼は怒った、悪い鬼たちが許せなく、とても怒った。 そうすると良い鬼は
悪い鬼たちの元へと目にもとまらぬ早さでかけて行った。 悪い鬼たちの元へつくと、良い鬼は大暴れ。悪い鬼達もこりゃかなわんと
みんな逃げ出した。悪い鬼達が去った後。鬼は海の方を向き、いつ悪い鬼達が来てもいいようにとどしりと構えて見張る事にした。そうして今もその鬼は
海の方を向き、悪い鬼達が近づかないよう見張っているのだという――。



+ ...
(伝承の実態と前世という名の過去)

人間として生きていた時代は今より500年ほど昔。今の九頭竜市辺りにあった
小さな国の一村に住んでいた。 そこで畑を耕し 時には木を切り、釣りをしてのどかに暮らしていた。

しかし、ある時 領地が海から来た鬼の襲撃を受ける 防衛戦となり鋭斗も戦いに加わる。
争いは熾烈となり、鋭斗は選択を余儀なくされる。 村の方からの煙―― 
向かうには戦場の中を駆け抜けねばならない。
恐怖により踏みとどまってしまう鋭斗。 しかし時は待ってはくれない。
迫り来る鬼達の猛攻を命からがら掻い潜り、村へとたどり着いた鋭斗。 
しかし時すでに遅く――家は壊され、田畑は荒らされ、多くの村人達が斃れていた。 
自分が立ち止まりさえしなければ――!たとえ数刻の違いだったとしても
そう思わざるを得なかった。 

鋭斗は嘆いた。叫んだ。吠えた。そうして――鬼達に激しい怒りを向けた。
誰の静止も聞かず、ただ只管に鬼を滅すと心に決めたまま駆け出した。
怒り、哀しみ、後悔。ありとあらゆる物が渦巻き、鬼達の
元に辿り着いた時――既に鋭斗はヒトではなくなっていた。
そうして、鋭斗はたった一人で百を優に超える鬼の群れを薙ぎ払い、全て討ち倒した。
他の者達が駆けつけた時に見たものは、おびただしい数の鬼の骸と、それらを前にして
武器を構えたまま、既に息絶えた鋭斗の姿だった。 国主は鋭斗の塚を作り、祀った。
そして、鬼達の怨念を国へと近づけさせぬように塚を基点とした結界を張ったのだった。

ヒトとしての鋭斗は死んだが、幸か不幸か魂は人としての形を保てていた。
しかし、異形化の影響を受けたために変質し、輪廻から外れた。
そうして500年、塚森の中で妖精として転じ、現在に至る。

余談:鋭斗が開墾や作業を進めている畑(一部大学の農学部名義)は古い
九頭竜の地図と照らし合わせるとほぼ鋭斗の住んでいた村の位置と重なる。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年02月03日 01:09