地国


国主


「どんな人間にも生き延びる自由は存在している、死ぬのはお前自身の責任だ」

        ───"妖怪王"ヒトツメ  イメージアイコン:独眼流政宗(戦国ランス)

国是


「好きに生きろ、ただし本土に関わるな」






概要


北海道全土及び本州の最北端を領土とする主要国家であり、広い国土の中に3つの転移柱を持っている。
国内の勢力も三つに分かれており、それぞれが主導権を賭けて内乱しているが国主である"妖怪王"はそれを収める様子はない。
その内一つはあらゆる転移柱から一方通行で人や物を送ることが出来る流刑地であり、放逐が難しい犯罪者や自国内で死刑にしにくい等の事情によりこの土地へと送られる。
手違いや策略によって送り込まれる人物も存在しているが、本土との関わりを極力断っているため迎えが来ることはまずないし、
本土に戻るには常冬の荒海を渡るか、唯一本土への道として開通してる転移柱にたどり着くしかない。


三つの転移柱


地国に存在している転移柱は3つだ。
北海道国内には西部と東部にそれぞれ一本ずつ、本州最北端に一つ、それぞれ『流刑区』『妖怪区』『守人区』と呼ばれている。
また、この三つの勢力は全て敵対関係にあり、常に内戦を繰り返している。

妖怪区

妖怪を中心とした社会が成り立っている地域、妖怪王ヒトツメとその嫁たちが住んでいる。
ただし彼が治めているわけではなく、統治は子供たちに任せている。
人も妖怪も自由に生きているが、科学的な成長はほとんどない、その代わり娯楽や文化はかなり進んでおり、魔法を用いた様々な遊びが流行っている。
その中には危険なものも混じっているため、本土の人間がここを訪れる時は気をつけが方がいいだろう。
+ topic『妖怪区の転移柱』
■妖怪区の転移柱
妖怪区の転移柱は守人区の転移柱と繋がっており、週に二回ほど物資のやり取りをしている。
守人区との取引には必ず妖怪区の人間が行うことになっており、妖怪は転移柱を利用することはあまりない。
地国からの脱出を試みる人間がたまに荷物に紛れることもあるが、妖怪区の妖怪は見逃さなくとも人間は対価を払えば見逃してくれることが多い。

流刑区

流刑に処された人が送り込まれる場所、一方通行の転移柱がある場所であり、様々なゴミの行き着く先でもある。
気候としては厳しい冬の土地であり作物もほとんど育たない。
住民は魔獣や海で取れた魚、地下で育てている野菜を中心に生活をしているが、人数に対して食料が足りないため常に争っている。
あらゆる国から人を送り込めるものの、転移柱の機能としては入ることしか出来ず、送る機能は持っていない。
ここには流刑によって処された悪人がいくつものコロニーを持っており、それらの頂点に立っているのはヒトツメの息子だ。
彼は悪を呼び込む召喚魔法を用いて自らの勢力を作り、地国の制覇を狙っている。

守人区

本州最北端の転移柱を守る守人の一族が管理している地域。
『つのつき』と呼ばれる独自の科学や魔法を持っており、仲間意識が非常に強い。
転移柱から出てきたのが妖怪でなければ、彼らに数日間の保護をしてもらうことは十分に可能である。
もしも本土への脱出を目論む妖怪が出てきた場合は、彼らから容赦の文字は消え、妖怪は完全消滅させられることになる。


召喚の傾向


1 『中津陽国より流出した強制召喚による無制限な召喚』
 流れてきた大名の流刑者たちが使用している召喚、大抵リソースが足りないため大した人は呼ばれていない。
 しかし、この召喚によって流刑区には主なしの奴隷将がうろついていることがよくある。

2 『消えかけた幻想や妖怪に対する特殊召喚』
 消えかけた幻想や妖怪を呼び込む妖怪王の特殊召喚術。
 ほとんど無差別かつ自動的に行われているものであり、弱った幻想種の中で運がいい者はこの劇場に流れ着く可能性がある。
 召喚された時点である程度の封印がかけられることになるが、その封印が保護の役割も担うため、召喚主と召喚者のお互いにメリットが存在している。
 ある程度の回復してからは国に居着くか元の場所に戻るかを召喚された幻想種が選択することが出来る。

3 『流刑地であることを利用した【悪】を呼び込む特殊召喚』
 地国は流刑地であり、悪人が集まる土地である。
 それを活用し、妖怪王の特殊召喚を改変することで【悪】の属性を持つ人間を無差別に召喚する特殊召喚術式が開発された。
 ★の制限もなく、同意も必要ない、その上召喚された人間は召喚主に対する服従呪が刻まれる。
 これだけ見れば利点しか無い召喚方法だが、召喚対象を選べない上に【悪】しか呼べないため、危険な存在を呼ぶことになることも多々ある。



政治・産業・文化


妖怪王の管理する妖怪区

 この地域には妖怪と人間が混じり合って暮らしている。
 冬国ではあるものの大地を豊かにする能力を持った幻想種も少なからずいるため、食料に困ったりもしていない。
 妖怪は人間を脅かし、人間は妖怪を恐れながらも恩恵を受けて暮らすことが出来ている。
 統治しているのは妖怪王ではなく妻を大勢持つ妖怪王の息子や娘たちであり、独特でありながらも悪くない政治をしているようだ。
 産業となるものは特に無いが、しいて言えば他の国よりも娯楽の文化が非常に進んでおり、魔法や呪術を使ったスリリングかつ胸躍るような娯楽がたくさんある。
 賭け事も盛んであり、裏では命すら賭け合っている。

悪人ばかりの流刑区

 流刑の転移柱がある地域であり、ここの住人はもともと悪人ばかりだ。
 冬国な上、土地も豊かであるとは言い難く、常に食料に困っている。
 統治といえるほどのものは行われていないため、流刑区にはいくつもの集落があり、そこで犯罪者たちが身を寄せ合って暮らしている。
 そんな彼らの主な食料源は海産物であり、漁業だけは他の国と比べても進んでいる。

★覇権を狙う妖怪王の息子
 現在、流刑区は妖怪王の息子『ヒガン』が大きな戦力を握っており、本州へと戻りたいという罪人や悪人をまとめ上げ、妖怪王へと戦いを挑んでいる。
 ゆくゆくは妖怪区の戦力を全て吸い上げ、妖怪と悪人による天下統一を目論んでいる。
 そんな彼の主戦力は特殊召喚による【悪】の奴隷将たちであり、彼らを用いて本州の様子を探ることも行っている。

我関せず守人区

 守人区は本州の最北端に位置する区画であり、住民は昔ながらの生活を送っている。
 野をかけ、獲物を狩り、神に感謝し、一日を終える。
 そんな彼らには産業と呼べるものはなく、政治も族長がほとんどのことを決めているようだ。
 ただし、彼らの持つ封印術とテレパシー能力は非常に高く、防衛戦ともなれば突破することは容易ではない。
 地国から妖怪を出さない、地国を狙わせない、守人区の守り人たちはただそのためにある。


地国からの脱出


 地国から脱出する方法は概ね3つである。

1.妖怪王に謁見し、本州へと抜け出す
 これは人間でなければ出来ない上、妖怪王に会うには妖怪区で信頼を得なければならない。
 妖怪区にある様々な娯楽によって住民の信頼を獲得し、妖怪王または妖怪王の娘に許可を得れば本州へと戻ることが出来る。

2.妖怪区の転移柱に忍びこむ
 非常に危険だが、妖怪たちのスキをつくことで転移柱に忍びこみ、そのまま本州へと脱出することが出来る。
 これはバレれば彼らの怒りを買ってしまうだろうし、失敗はまず死に繋がる。
 妖怪区には人食いの怪物も大勢いるのだから、"食べていい人間"を見逃すことはまず無い。

3.海を渡る
 これは船を使ったり、泳いだり、海賊の手を借りたりと多岐の選択肢がある。
 しかし地国周辺の海は非常に荒れており、この方法で脱出するにも航路はかなり限られている。
 その航路そのものも人身売買を行うような海賊が抑えているため、独力での脱出は困難である。


海賊たち


 地国の南側の海を牛耳る海賊たち、名前を【獄楽団】。
 彼らは地国の中では比較的話が分かる団体であり、運良く彼らに会えれば地国からの脱出を手伝ってくれることもあるだろう。
 ただし、彼らが主にしているのは『奴隷商売』である。
 地国を無事に出たければ、高い金子を積むか、彼らに気に入られることが肝要である。


関係NPC


名前 立場
"妖怪王"ヒトツメ 妖怪王
"白面金毛九尾の狐"お妙 妖怪王の嫁筆頭
"万里眼"ヒトミ 妖怪王の娘、妖怪区管理官
"大悪"ヒガン 流刑区総大将
"旅する狩人"紅桔梗 旅人
"裏切りの銀貨"漆戸常世 流刑区参謀
"妖精"シエラ 流刑区参謀の妻
"クソ本"ルーマ 流刑区武将
"妖怪狂い"滑川霧人 流刑区武将だった
"人食い海賊"レジスタン 獄楽団の団長

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最終更新:2019年06月16日 20:59