桔梗国

「桔梗国」



■概要
かつてジパングに存在した大国。戦を憂いた国は、戦国劇場には不釣合であり、その滅びは必然であった。
戦において国土史料は一切が焼失した。故にその存在は口伝と伝聞のみで語られていくことだろう。
百年二百年も過ぎれば実在すら疑われ、やがて歴史の積み重ねのうちに忘失される運命にある。



けれど



そこに、確かに国はあった。
天を尊び、地を愛し。そして人を助けることを国是とした――――優しい国が。
















+  


国主


「来るものには歓迎を。去るものには送迎を」


                       ───”現人仏” 百代供養  


国是


「天を尊び、地を愛し。そして人を助けなさい」


概要


現代で言う新潟県を中心とした領域に存在する宗教国家。別名."聖職者のメッカ"
古来よりジパング国内で、どのような宗教でも広く篤く保護してきた。
錦江の吉郎が存命中より成立していた、ジパングでも有数の古代国家である。

細長く山々が連なった天然の要害の中に国があることや、
一年の半分が雪に包まれた豪雪地帯であることから、侵攻を跳ねのけ続けている。
そのため武家の封建関係の外にありながら、強い権力や影響を保ち続けてきた。

が、その権力の強さを他国家の争いの仲介や一揆の終息干渉、飢饉対策など
人道的支援に使い尽くしており、成立より800年近く他国へ侵攻したことは一度もない。
近年では邪教である双月教にすら歩み寄りを進めるなど、相互理解を尊ぶ穏健派国家。

ただし新興国家であり、不死を尊ぶ縁樹国とのみ国交を断絶している。


主義は信仰。宗教国家でありながら、『信教の自由』を謳っており
宗教弾圧や分派した宗派の保護、対立する宗派・宗教の調停を主に行っている。

国家の技術水準は並以下だが、思想や価値観の自由化を古来より推し進めた結果
ジパング国内で盆に墓参り、冬にはクリスマス、新年には神社に参拝……
といった矛盾したことが広く受け入れられる"多信教"のきっかけを起こしていった。

そんな成立経緯から国内に宗教の聖地、本山、神宮‎その他が溢れかえっており
立地や気候条件は厳しいわりに、国内には他国から参拝客や観光客で常に溢れている。


召喚の傾向


分類は大国でありながら、武を求めないため積極的な召喚を行っていない。
反面、他国が使用した召喚者・強制召喚者の保護を積極的に行っており
放逐された★~★★★が国に多く住まう他、国を追われた敗者を出家させている。
その国家姿勢から、他国から桔梗へと逐電・亡命するものも多い。

かつての支配者が自国を追われ、桔梗国へと逃げて再起不能になることを
険しい越後山脈を門となぞらえて『仏門に降る』と古来より揶揄されている。



国家との関わり


大国

国家名 関係性
柾良国 淡海清十郎の「召喚者を差別しない」在り方を理想と捉える。国主同士が茶飲み仲間。
中津陽国 恭順しない。が、国力低下による飢饉の懸念があるため支援は惜しまない。
伏鬼国 四国へ捨身業に向かおうとする者が絶えない。国勢が安定するまで、と何とかなだめている。
朽葉国 『メルヒェン』信仰の研究幇助。その他(ある意味)食糧支援している。
紫苑国 隣国。長らく前国主と良好な関係を保っていた。新国主に違和を感じつつも、内政干渉を憂い現状維持。
縁樹国 国交断絶。
辰波之国 地理上、国柄上あまり関わりがない。豊かな国家の在り方を好ましく思っている。
地国 内乱続きで危険な状態を慮り、食糧支援をしているが9割方道中で朽葉国にかっぱらわれている。

小国

国家名 関係性
四葉国 近々竹輪国へと戦線を広げることを察知。戦を憂える者は桔梗へ来るようには告げている
竹輪国 既に国内に新たなちくわ大明神の神宮を建立中。逐電・流浪する民の避難誘導に急ぐ。
八重国 国家外交援助が主。数百年安定している国家であるため、滅亡危惧はしていない。
羅足国 壊血病やばいから野菜は喰えと二束三文で渡してる。陸が恋しくなったら桔梗に来るよう打診。心配。
寅午国 縁樹国に攻め入られたことを悼む。
歩煙国 観光国つながり。信者・観光客がよく互いの国を行き来している。
果野国 常連客。幻想種が多いため、目を離すとたまに祀られている。


国内施設


施設名 概説 関連キャラ 作成者
飛影山厭離苦寺(えんりくじ) 念珠教の総本山。一宗・一派を統轄する桔梗国最大の寺院でもある。
学僧達が励む修験場である他、観光寺としての側面もあり、境内へ入ることが可能。
開山より800年間、絶えず火を点している"信仰の灯"という石灯篭が特に有名。
”現人仏”百代供養 炙り鮭
横倉院 楠の倉。桔梗国が、現在に至るまでのジパングの歴史を詳細に記した書物等が収められている。
実証史学の最重要拠点と看做され、研究者は寺院よりも此方の重要性を指摘する声もある。
歴代の国主が管理を兼任しており、百代供養は現在此処に常駐している。
”現人仏”百代供養 炙り鮭
ノスタルジア大聖堂 国内では珍しい3層構造の石造建築。
周囲を囲むように池や石垣があり、一種の城塞とも呼べる十字教の拠点。
正午になると鳴る、大鐘の美しい音を聞くためだけに足を運ぶ人も多い
フランチェスカ・ザビエル 炙り鮭
江勢神宮 内宮・外宮をはじめ215の宮社からなる神社群。国内でも特に観光色が強い。
毎日のように参拝客が詰めている他、冠婚葬祭や縁結び、辻占い、神託、サイン会……
……など、民衆が望んだものならなんでも出来るアミューズメントパーク(?)
桔梗国の有名な土産『黄衣の王将』の餃子を販売している場所でもある
黄衣の王将 炙り鮭
名もなきお堂 連なる桔梗の山々でもとりわけ高く険しいところにひっそりと建つ小さなお堂。
寺院の名はどこにも記されておらず、いつ誰が建てたのかもわからない。
少し新しい木の匂いのするそこは、訪れても無人だという。
しかし、雪山に遭難した旅人がこのお堂に辿り着き、柔和な住職から手厚いもてなしを受けたという話もある。

関連NPC

”現人仏”百代供養:仏門を信仰する念珠教のトップ
フランチェスカ・ザビエル:神を信仰する十字教の有力者
黄衣の王将:神道の第一人者にして、神そのもの。
迷迭香:桔梗国内、および国境で自警団活動を行っている武将。



このページについて


桔梗国について、項目やNPC登録・PCとの関連性等の加筆を全面的にOKとします。
(一応、炙り鮭へと連絡があると嬉しいです)

ただし、桔梗国は主要国家の一つです。
・開始からおよそ二ヶ月以内(詳細な締切は別途連絡)にその国が滅亡する、制圧される、属国になる等の描写が確定しています

加筆時にはそのことにご注意ください。


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最終更新:2019年10月03日 19:59