紫苑国


国主


「鋼を覆え、鉄血の軍勢よ。我らが無限軌道の螺旋を描くのだ」

        ───『無限王』グランドロン  イメージアイコン:ムゲンドラモン(デジタルモンスター)


国是


「叡智は技術を生み、技術は天地人を支配する」



概要


甲斐国に当たる土地に城塞の如き防壁を備えた閉鎖的な国家。現在の国王は”無限王”グランドロン。
嘗ては小国だったが、数百年前に召喚された召喚者により蒸気文化による飛躍的技術革新を遂げる。
国内の技術のほとんどを蒸気機関でまかなっており、巨大機関車が目玉。

主たる産業は前述の通り蒸気技術に加え、精錬技術や、錬金術、魔法科学など。
ジパング世界における”ホムンクルス”技術の源流でもあり、この技術が他国にも広まった事が閉鎖性の原因でもあったと言われる。


他国より多く見られる種族

※太字は特にその傾向が強いもの。

  • ホムンクルス
  • 人造人間
  • マキナマスタ
  • 機械

他国より多く見られるクラス

※太字は特にその傾向が強いもの。

  • 錬金術士
  • 電脳術士
  • 砲撃士
  • サイボーグ
  • 魔技士
  • 走り屋


召喚の傾向


近年では情勢の変化や、元よりこの国の技術の源流から召喚者への当たりが和らいでおり、
十三代目の”蒸気王”『リカルド・オルレイン』の方針により意識改革が行われようとしていた。
しかし十四代目”無限王”『グランドロン』への突如の王権交代により召喚者への扱いは他国同様のものへと変貌してしまっている。
ただし、優秀な錬金術や機械技術を有するものは重用される傾向にあるようだ。現在の状況は以下の通り。

1 『中津陽国より流出した強制召喚による無制限な召喚』
2 『中津陽国より流出した強制召喚を改造し、”プラント”による機械化改造を行ったもの』
 ”プラント”とは紫苑国の中枢にある王都専属の大工場であり、王国軍の兵士の殆どはここに携わっている。
 召喚と同時に機械改造を行う事による強制的なサイボーグ化で、召喚者の能力を底上げしている。
3 『召喚者の魂を機械へと定着させる『機兵召喚』』
 召喚者の魂を肉体と切り離し、予め用意した機械体に定着させる外法。
 無限王の開発した召喚術式であり、この手法で召喚された者は無限王の忠実な兵となる。
 また能力などをそのままに人格を奪う事すら可能である。


政治・産業


鉄鉱石などの鉱石の資源が豊富であり、それに伴い採掘技術、鉄や貴金属の精錬技術が発展していた。
これに取り入られた蒸気機関による技術革新から多くの技術が蒸気力によって支えられている。
技術文化の比重から国内では技術者・工学者・錬金術士が重用される一方で、
それらの人材は殆どが軍属の人間として国家のコントロール下に敷かれている。
特に優れた技術を持つものは「国錬士」として国への技術提供の見返りに資金や資源の支援を行っている。

元々は資源を他国から守るために閉鎖的な国家運営を行っており、
その最たるものが国を覆う巨大な壁「鉄門」。これにより入出国は厳重に管理されている。
蒸気文化の発展後は技術流出や混乱を防ぐためその閉鎖性がより一層顕著なものとなった。

十三代目”蒸気王”までの時代は閉鎖的ながらも他国に比べれば平和的な治世が敷かれていた。
国王自身や国民も柾良の理想に賛同しており、技術保護と交流を目的とした柾良への属国を承認。
しかし国柱の所有権譲渡が行われる直前の段階、突如として王権が十四代目”無限王”に交代。
締結された属国の条約も一方的に破棄し、閉鎖性が厳重化。国営としても軍需を強く意識したものへと変貌する。
近年では洗練された蒸気技術による他国侵略に一斉に乗り出すのではという見解が強い。



文化


国内の技術殆どが前述の通り、蒸気機関に支えられており、
照明・通信・流通・交通・兵器、あらゆるものにこの技術で精錬されたものが用いられている。
中では義手義足などまで機械化されており、中には肉体や命を技術で精錬する技術すら発達している。
その最たるものが正しく”ホムンクルス”だ。

数十年前より国内を悩ませていたのが「白熱症」という流行病。
これはサイボーグや人造人間など、純粋でない肉体をつ者に羅患する。
魔法技術の発展によりマナが体内の機関と拒絶反応を起こし暴走、
高熱などの症状を引き起こした挙げ句に体内のマナをコントロール出来ず衰弱死する。
国内の錬金術士や医療従業者によって対策が進められており現在では治療可能な病となった。



技術形態


  • 蒸気技術
蒸気技術の特徴を一言で言い表すのであれば、「電気」を用いない技術体系に集約される。
使われる技術は、蒸気機関に代表されるエンジンであり
蒸気機関を稼働される熱エネルギーと”ぜんまい”や”ばね”を用いた駆動部が主な技術体系となる。
21世紀のガイアの技術と比較すると、大型化の傾向が見受けられ
身近な電化製品や街頭、通信機関、交通の装置、そういったものにぜんまいやばねがもちいられてる都合
カチコチといった駆動音が街には鳴り響いている。

実際の歴史においては、電気技術にとってかわられた蒸気機関だが
この国においてはマナを蒸気に溶かして効率化させる魔法技術と合わさり、電気技術の圧倒に成功
この優れた動力機関を基礎に、様々な機械(オートマータ)や魔法技術は発展していくこととなる。

反面、蒸気を使う以上、大気への汚染が大きな問題となっており
機関に魔法技術が用いられた都合で、「白熱病」に代表される魔法病も社会問題となっている。


  • 階差機関(ディファレンス・エンジン)
蒸気文明が至った技術の最奥とも呼ぶべきエンジン。
その在り方を一言で説明するのであれば、「蒸気機関を用いたコンピュータ」である。
歯車を用いたコンピュータであり、巨大な威容こそ誇るが、行っている事は現代のコンピュータと同じ演算である。
違いは電気信号を用いず、歯車の回転とかみ合わせを用いて
入力された「パンチカード」と呼ばれる演算式を計算し、正しい結果を出力する。
ジパング全体で電気技術が低迷している中、電脳技術などが発達したのは
この偉大なるコンピュータによるところが大きい。


  • マザー・エンジン
紫苑国の中心部にある巨大な階差機関。
現代社会で例えるのであればスパコンと言い換えてもいい。
その膨大な演算能力を用いて、歴代の「大名」を支えてきた偉大なる機関であり
紫苑国の発展を支えてきた功労機関でもある。


  • エアリアル・エンジン
紫苑国が誇る階差機関と並ぶ発明。
蒸気技術と魔法を組み合わせ作り出された、反重力機構。平たく言うと飛行装置である。
蒸気にマナを纏わせる技術により航空力学の常識を超えた飛行や跳躍を可能としており
この国の交通はこのエンジンが組み込まれた飛空艇が中心となっている。
エンジンが大型であればあるほど出力が向上するのが基本となっており
大型の物ほど大量の蒸気を噴出しながら飛行していく。
一部では、超小型で中型ほどのエンジンと変わらないものも開発されている、とのことだが…?


  • 飛空艇
紫苑国における交通の中心、バイク程の大きさのものが最小であり
巨大なものになると大型の飛行船のようになるものもある。
全てに先述のエアリアル・エンジンが搭載されており飛行の際は蒸気を排出して飛んでいくのが特徴。
その飛行跡は飛行機雲のように華麗でもあり、同時に公害を加速させる原因にもなっている。



関係NPC


名前 立場
十四代目”無限王”グランドロン 現国王
十三代目”蒸気王”リカルド・オルレイン 前国王
花蓮・オルレイン 留学生

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最終更新:2019年05月27日 21:31