シュアン

シュアン・クウィンテセンス、あるいはコットンキャンディ

年齢:19歳 学年:7年生 性別:女性 メイン:魔道士 サブ:魔道博士 エクストラ:時使い 追加サブ:聖職者 種族:魔族
身分:主席 身長:158cm 体重:40kg PL名:ばいす
イメージアイコン:アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Fate/Grand Order)
イメージソング:『Lost in Thoughts All Alone』



「法と秩序の崇拝者とでも名乗っておきましょう」



外見
腰まで垂れる白銀の髪、考えの窺い知れぬ薄緑の眼差し、病的に白い肌。
感情を見せることのないそれら全てを合わせて、無機質な冷たさを強く印象付ける。


人格
すごい面倒な先輩。
人と逆のことをしたがる。人の意志を挫きたがる。人の混乱する姿を見たがる。
後輩への無茶な申し付けは日常茶飯事。


来歴
北欧神話の巨人、ヨトゥンの末裔。
血が薄まってもなお神威は宿り、一族はかつてヨツンヘイムであったと言われる雪国で所領の山脈を管理する。

コットンキャンディとは悪魔祓いの幼名。
魔術と密接な家系であるが故に成人までは真名を使わない古来の風習が残っている。


一族全員が氷の相を持ち、伝来の魔術は天候操作、血統の魔術は『簒奪』。とくに温度を奪う術に優れる。
氷の特性が特異に発現し、絶対零度の停滞に囚われた者がシュアン。つまりコットン。
コットンには通常の時間軸を感覚できず、他者と同じように『現在』へ並行に進むことがない。
過去・現在・未来の混濁したランダムな時空の潮流は次元を酔歩させる。

一族はその特性を見出してすぐ、自身たちと由縁ある神話の神器をコットンに与えて解決した。
悪狼フェンリルを繋ぐ鎖、グレイプニルによって『現在』と結びつけることによって。
今は鎖の形を成しておらず、霊薬という形で体を満たし楔としている。
代償として特性が常に発現し続け、触れる者全てから何かを奪ってしまう。
簒奪の魔術をさらに抑制することで肉体の一部が氷晶化している。
通常の人体ではなくなった代わりに睡眠や食事を必要としなくなったが、それが人間性の欠落を産んでいる面も大きい。

時間はコットンと隣り合わせでありながら触れることのできない物だった。
時間の存在を捉えるべくあらゆる数理を修めたが、辿り着いたのは時間が齎す終局だけだった。
時間は見えないけれど未来には虚無が拡がる。その結論が精神を蝕んだ。

いつか消え去るものに意味はあるのか。理性は無いと結論付けた。感情は否定する。
私は反証を続ける。


なんだかんだと書いたが、幼少の頃から付き合ってきた体質。今はさほど気にしてもいない。
きっと仲間を守るのは正しいことだ。
先達として不甲斐ない姿を見せてはならないのもそうだ。
後輩は私に絶対服従。


魔術
コットンの使用する魔術はスキル外の謎魔術も多い。
ここに覚えているぶんを列挙する。

  • 北欧神話に連なるものを召喚する大魔法
 基本攻撃。

  • 故郷の山脈と繋がる次元の穴から吹雪を呼び出す
 杖を振るだけで行う攻撃はほとんどこれ。

  • 温度の簒奪
 いきなり敵が凍ったり氷柱が出たり空気が冷たくなる時はこれ。上記との併用もする。

  • 空間歪曲
 基本の転移魔法。
 視界内への直線移動と、座標指定による空間の折り曲げの二種がある。

  • 空間遮断
 切断や障壁、檻の作成に使用する。
 空中に物を置いたり宙に座っている時はこれを横にして使っている。

  • 霊薬合成
 いつも飲んでいるアレ。自分で作れなければ困る。
 コーヒーの香りがするがそれはただの偶然で、味は石を舐めたような感覚。

  • 夢への侵入
 シナリオの都合上使えることになった。
 眠らないかわりに他人の夢を見に行っているのだろう。

  • 性別反転
 シナリオで遭遇した違法使いの術から着想を得て再現したもの。
 使用用途はもっぱらいたずらだが効果時間が短い。

  • 聖職者の術
 学園に来てから覚えたもの。
 きっと先輩から教わった。


PickUp

テーマやモチーフは多数ある。ひとつは無機質な美。
夜更けに訪れた湖畔の漣に足を浸すその冷たさ。
横暴な先輩。
絶対的な強者。
月の大アルカナ。
無関心。
酔歩する男。

ビルドに関しては行き当たりばったりだが、大規模ゆえのランダムな遭遇によって発生するシナジーを意識し意図的に出来ないことが多い。
つもりだったが火力と防御札を伸ばしすぎてそれだけで強い状態になっていた。


その後

 8年次の春、突如姿を消す。
 がらんとした寮室に手紙の類いは無く、魔術による捜索も形跡を発見できず、学園側からは行方不明扱いとなった。
 連絡を受けた両親は学園に赴き寮室の整理を行った。
 未発表の時空に関する論文は学園へ提供し、いくつかの私物は知己のある生徒へ贈られ、最後に父は愕然とした表情で言った。
 「シュアンのやつ、家宝の杖まで持って行ったな!!」

 数年に一度、時空の潮流が合うと友人や家族の元に突然顔を出している。
 何年経とうと顔も性格も変わらず、別次元の土産話は嘘か真か判断がつかないと言われている。

「時間は連続体ではない。それを認識しない能力が人間の脳には備わっています」
「いつまでも漂流するのは性に合いません。時間を超越し従えてみせましょう」
「私は時使いなのだから」
 珈琲を一口。

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最終更新:2019年10月06日 09:04