『大隊』

【『大隊』】

そう名乗る魔王軍の一団の一つ、決まった拠点は持っておらず、
様々な戦場で目撃されている、『軍隊らしい軍隊』であり、勝利至上主義者ども。
どれほど残酷なことでも躊躇わずに行う。魔王軍にありながら魔王軍らしからぬ存在。
諜報部隊による調べによれば、魔王軍の本隊とはまた別の『劇場』出身のようだ。
現状、今までにガイア軍へ与えた被害が最も大きい、警戒するべき一団

+ プレイライト人
■プレイライト人
 生物的にはガイアの人間とほとんど変わらない。
 しかし彼らは己に課した役割を演じることで、他者に自らをそういうものであると観測させる。
 その観測結果を利用して、本当にそういうものになるというのが、プレイライトの基本的な魔法だ。
 これは言い換えれば、信仰に頼らずして一時的に神となる魔法である。
 そのため「はまり役」を演じるプレイライト人は、神にも匹敵する。
 役割は自分で決めるもので、強制されることはない。
                  ---夜明けの時代ルールブック世界設定『平行世界』より

彼らは己で己の生きる道を選ぶ。
実のところ、ガイア人との人種的な違いは『選んだ道に相応しい振る舞いをするほど魔法使いとしての強さが付随する』という点のみ。
"劇場"にもよるだろうが、非戦闘員であれば、魔法使いでないのであれば"役に相応しい振る舞い"すら不要である。
最も、その彼らであってもガイアとは倫理観には"ズレ"はある。

ガイア人が目にするような、『魔法使いとしてのプレイライト人』の多くは、ガイアの人間にとっては『狂人』のように見えるだろう。
ガイアの人間が目にするのは皆『戦闘員』であるし、『魔法使い』であるし、理解する必要の無い『敵』ばかりだ。

+ プレイライト同士の"侵略"

プレイライト同士の"侵略"

●劇場について
 劇場は小さければ数人、大きければ数万人が滞在する小世界である。
 これは幻想種が能力として持つ固有の異界と、非常によく似ている。
 劇場ごとに世界観が違い、住人はそれに合わせて生活している。
 なお劇場を取り仕切る立場の者は、役割とは別に支配人と呼ばれる。
                  ---夜明けの時代ルールブック世界設定『平行世界』より

プレイライトとは大小様々な『世界』の集合体であり、つまりはその数だけ『国』が存在している。
"劇場"とは言え、プレイライト人とは言え食事は必要であるし、世界ごとに資源には限りがある。
ーそれらの資源を他劇場より奪い、より自国を富ませようという"劇場"も存在している。
資源を奪うことが目的ではなくとも、自分たちの"演技"を見せ付けることは彼らにとって重要であるし、
他劇場を"侵略し塗り替える"ということは、自分の劇場の、自分たちの"演技"の影響を広げるということである。
いくつもの『世界』を配下とした、強大な"劇場"も中には存在している。 例えば、『魔王軍』のような。

+ 劇場『紅夢戦線』

■劇場『紅夢戦線』

『大隊』の出身地の"劇場"である。
それほど大きくない、たったひとつの島、ひとつの"帝国"のみが存在する"劇場"。
この"劇場"は、ただひたすらに"戦い"を、"侵略"を求めていた。

+ 終皇帝『吸血公』

終皇帝『吸血公』

彼は最後の皇帝である。
彼は終わりの王である。
彼は吸血を行なう悪魔である。

 彼は、その"役割"に相応しくない男であった。
 彼は、侵略者になるつもりはなかった。
 彼は、"劇場"の者たちに戦わなくても良い、平和を享受しても良いと言った。
 彼は、【狂人】であったのだ。

侵略をやめた"劇場"は、急激に弱くなっていった。
しかしそこには、平和と、美しい海があった。
+ 最後の『大隊』

最後の『大隊』

"紅夢戦線"最後の軍隊である。
6人の"正気の者たち"を中心に構成された『防衛戦力』。
大隊長、『吸血嬢』
中隊長、『虹竜』『銀時計』『■■人形』
軍師、『七曜』
開発主任、『悪魔』
彼女たちが"隊長格"であり、その下には『数字兵』たちがついている。
数字兵とは戦うことを決め、自らを『ただの兵士』として定めた者たちである。
紅夢戦線は侵略をやめたが、この"劇場"に恨みを持つもの、この劇場と敵対する者たちはあまりにも多かった。
彼らは、攻撃を受けた際に「敵の戦力と戦意を破壊し尽くす」ことで、敵の"侵略"から祖国を守る。



宣言


【"濃霧劇場"攻略作戦】にて、魔王軍を離脱した『大隊』は独立を宣言し村雲市北西部を占拠。
どちらにも属さない者として、中立戦力を宣言。
しかる後、以下の宣言を行った。


「ガイアの諸君、我らは『大隊』である、我らは『軍隊』である、我らこそが『戦争』である!」
「我らは貴様らにとって恐怖の対象であることだろう、貴様らにとって恨みの対象であることだろう」
「理解しているとも、理解した上で我らは提案しよう」

「我らと取引をしよう、我らが求めるのはただ、土地と安寧のみである」
「このクソにまみれた戦争を終わらせよう」
「勝利の使い方を知らぬクズどもに"勝利"をどう使うか教育してやろうではないか」
「我らは要求を飲んで貰えるのであれば」

「ーー我らと貴様らの敵はただ一つ、魔王軍のみだ!」

「さあ、さあ、ガイアの諸君、ガイアの平和を求める人間逹よ、我らは賽を投げた」
「この賽の目の行方ーーどう扱う、我らが『軍』を敵にするか、味方にするかだ!」




+ 『大隊』の要求と取引
『大隊』の要求と取引
1.60km四方程度の海。
2.そこに築かれる『島』の自治権
3.ガイアの条約には外交官を交えつつ署名し従う準備がある。
4.取引が成立した後、魔王軍を倒すための協力体制を取る。

つまりは、彼らの『紅夢戦線』をガイアへ落とさせて欲しいということだ。
この島国は帝国ではあるが、ガイアの国「日本」に吸収されても良い。
ただし、それは外交官を交えた上でお互いの同意の上で進めていく。
これは自分たちの民がガイアの「奴隷」とされないためであり、逆らう意思は無い。

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最終更新:2018年01月01日 08:19