無残

+ 無残

下記の内容は彼が所属するランデル臨時魔境支部にて情報共有されており

(例外を除き)調べようとすれば可能な、無残当人が流した全情報である。


経歴

"焦熱劇場"戦役にて解放された元.奴隷。
プレイライト人の戯れで目を抉られ、舌を抜かれ、鼻を削がれ、
四肢を折られ、臓腑を千切られ、全身を焼かれ、家族を殺された。

復讐対象は奪還作戦中ランデルにより殺害。機会は永久に失われた。

外見

全身に包帯を巻き、ランデルの腕章を身につけた軍服の男性。
帯革、軍帽の眉庇と鉢巻、軍靴が黒色。他は全て白で統一。
腰に帯刀。前盒後盒が三ヶ。弾薬盒には消耗品、水筒には墨汁。

+ 契約悪魔:キマリス
契約悪魔:キマリス(イメージアイコン:アグラヴェイン(FGO))
ソロモン72柱の序列66位。20の軍団を率いる地獄の大侯爵。
黒馬に騎乗した武人。召喚者に完璧な文法・修辞学を教授できる他、
勇猛な戦士へ変貌させる事が出来る。失われた事物も見つけ出せる。

無残に直接召喚を赦さず、体を依代に召喚させ現界負担を減らしている。
契約者第一、履行第二。負荷を懸念してか基本的に召喚されたがらない。

無残がキマリスに求めたのは「勇猛な戦士へと変貌させる」能力。
しかし、キマリスは「失われた事物を見つけ出せる」能力を度外視したことに憤怒。
死に掛けの男が何を言うか。貴様が想いは解っている。失われしものを探すと述べた。


何もなかった。


無残が、速美将が望んだものはこの世に何一つ残っていなかった。
その結果を無残へとキマリスは伝えた。彼はそうかとだけ答えた。

こうしてキマリスは無残に敗北した。

+ 使い魔:黒水
使い魔:黒水(イメージアイコン:黒藻の獣(境界線上のホライゾン))
『ナンデヤネン』『イイカゲンニシロ』『ドーモ アリガトウ ゴザイマシタ』
キマリス配下の黒い流動状の液体魔。外見は墨汁を垂らしたマリモ。
普段は無残の体内におり、聴覚や視覚、血液など足りないものを補っている。

無残に要求する対価は観光。ぶっちゃけると遊びに来ただけ。
マスコットのような見た目で可愛らしいが、関西弁で喋りまくる。
基本筆談であり、コミュニケーションが苦手な無残の代わりに喋ることも。

人柄

視覚。触覚。味覚。嗅覚。聴覚。全てがない。
”Newgame”により目覚めた異能力でのみ他と繋がるスタンドアローン。
使い魔である黒水に聴覚と視覚を補ってもらい、見えざる手で触覚を補う。

正義。勇気。友愛。理想。安寧。平穏。幸福。笑顔。善悪。合理。
家族。故郷。友人。父母。愛妻。愛娘。本名。過去。未来。現在。
動機。復讐。理由。殺意。失意。謝意。憤怒。悲哀。勝利。敗北。


彼には何一つ残されていない。故に彼の名は




















無残(むざん/Muzan)

年齢:44 性別:男 種族:鬼人 身長:167cm 体重:48kg
クラス:異能者/鬼人/悪魔使い/聖職 ネームタグ:喉
イメージアイコン:残花少尉(双亡亭壊すべし)  キャラクターシート
キャラクターテーマ:徹底  所属:夜明け2017卓/魔境都市  PL:炙り鮭


速美 将(はやみ しょう/Shou Hayami)

享年:44 性別:男 雅号:速美 勝 身長:167cm 体重:48kg
イメージアイコン:半田清明(ばらかもん)
キャラクターテーマ:不徹底  所属:夜明け2017卓/魔境都市  PL:炙り鮭


外見

白髪混じりの壮年。元来癖っ毛であり、直毛の妻と娘を内心羨んでる。
反面服装にあまり頓着が無く、あるものを身につける大雑把な性格。
仕事内容から和服を常用して着こなしている(奥方の趣味ともいう)

人格

落ち着いた外見も伴って冷静…とみられやすいが
もともと頓着が無い性格なだけ。プライドも低い。
細かいことは気にしない。まったく気にしない。

人柄

が、家庭に入ってからはそうも行かずいっぱしの父親をやっている…といいなぁ
結局この年になったら挙動に花丸をつけてくれるものはいない
不器用ながら本人なりに"父"らしくあることを目指している父親一九年生。

来歴

新潟県村雲市に古美術商として店を構えている。が、閑古鳥が鳴いている。
そのため主な収入源は副業。そこそこ著名な書道家であり結構売れている。
雅号は一字変え「速美 勝」("勝つ方が縁起がいい"という極々単純な理由)

家族

色々あって婿養子で速美家に入った。色々あった。本当に。
速美家の経営する薬局が現在の実家。妻と祖母は其処に勤めている。
娘は獣医学部に通う短大生。やまと動物園でアルバイトもしている。

近況

娘が年頃なのが気掛かり…でなくあまりに男っ気がなくて逆に心配してる。
好きな人の話だと思って聞いていたらその子がキリンだったなどしょっちゅう。
が、優しい娘なのは確かだ。このまま夢に向かって進んでもらいたい。

娘が一人暮らしを始めて手がかからなくなったので
さて親の介護でもするかと思ったが、二人で今年も元気に春スキーに参加。
どうやらまだ先のことらしい。手慰みに犬でも飼うかなど妻と談笑している。

2022年 10月 現在

帯内市北部に位置する民間の霊園で家族と共に眠っている。
何も残って無い。そう述べた男は数多くを残して去った。
「残したいものがある」

胸中に最後まで残っていた『願い』、そのままに。




契約

契約悪魔:キマリス(イメージアイコン:アグラヴェイン(FGO))
ソロモン72柱の序列66位。20の軍団を率いる地獄の大侯爵。
黒馬に騎乗した武人。召喚者に完璧な文法・修辞学を教授できる他、
勇猛な戦士へ変貌させる事が出来る。失われた事物も見つけ出せる。

かのソロモン王は、契約時以外一度も悪魔の力を利用しなかった。
キマリスはそのことを何より悼んだ。
能を果たせずして、期待に応えずして。何が契約だったというのか。
自身は本当にあの人(契約者)へと応えることが出来たのか?……契約は果たされたのか?

3000年の時を経ようと、その問いの答えを探し続けている。
そして今、またもや彼は契約を果たせなかった。

無残と交わした契約内容は、「残った全てを対価に悪魔キマリスの力を借る」
無残が、速美将が残したもの全てなど、回収しきれるわけがない。

――ああ。だから契約は不履行なのです。速美将。

「貴方は、貴方の帰るべきところにこそお帰りください」
そう述べて、悪魔は対価の魂を手放した。

















 いま、帰ったよ


 遅くなってすまなかった

 ん?そうか

 そうだな…久々にけんちんを頼む

 ……

 ああ。

 これを言い忘れては、いけないか




 「ただいま」



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最終更新:2018年01月29日 13:06