+ | ... |
夜明け・ガリ卓
夜明けはきの卓
夜明け飛鳥卓/神楽坂学園卓
夜明け2014卓/学園卓Mk-2
夜明けぼっち卓/妖怪通り卓
夜明け梅酒卓/新世界卓
黄昏の門
学園卓V3
夜明け2015卓/十四夜会卓
夜明け2015卓/学園戦争卓
夜明け2016卓/悪徳の街
夜明け2016卓/水の都
夜明け2016卓/空島
夜明け2017卓/学園都市
夜明け2017卓/魔境都市
夜明け2018卓/悪徳の街2 色彩戦線
夜明け2018卓/常夏島
夜明け2019卓/大魔城学園
夜明け2019卓/戦国劇場卓
夜明け2019-2020卓/次元旅団
|
+ | データ |
アイテムデータ
├消費アイテム ├道具・乗り物 └装備品 ├通常武器 ├通常防具 ├マジックアイテム:片手剣 ├マジックアイテム:両手剣 ├マジックアイテム:槍 ├マジックアイテム:斧 ├マジックアイテム:短剣 ├マジックアイテム:弓 ├マジックアイテム:盾 ├マジックアイテム:鎧・服 ├マジックアイテム:装身具 ├マジックアイテム:特殊・砲 └マジックアイテム:銃と魔弾 |
+ | 『Floadwell』 |
"魔弾"の扱いに長ける、言うなれば職業魔法使いの家系。
意味するところは曰く『溢れる井戸』と『湿気った火薬』。
技術伝承はあるようだが、デジレイン自身は後継ではない。
その教えの内の「平静維持」、「理性的判断」諸々は習熟しているものの。 銃の扱いそのものは得手としないのは、そうした後継ではないこと、に終止するらしい。
二人の兄がおり、片方が跡継ぎとなったそうだが、もう一人の行方は杳として知れない。
すでに平行世界との戦争の渦中への参加者であり、彼女の与り知る部分でもないようだ。 |
+ | 利用していた持ち歩く銃 |
元々荒事に携わらない彼女にらしくなく、ライフルには使い込まれた年季がある。
古びたそのままの使える部品と。 老朽化に伴い修理に取り替えられた新品の部品は、些かちぐはぐさを感じさせるだろう。
「元々は祖父の使用していた魔弾用のライフル」である。
銃床の位置に刻まれた『Muzzle=Floadwell』の刻印がそれを示している。 一線を退いた祖父から、ある時にデジレインに送られた物が倉庫に眠っていたもの。
現在では使用のし易いように、ある程度調整を兼ねた改造が行われてはいるが。
元より反動や軽量化の為、弾丸の勢いそのものは落ちやすい改造が行われるのが前提にされている。 ……つまり、非力なものが、アタラクシアを扱うことを前提にした長銃であり。 「威力」を求めるのではなく、汎用性に振った、一種の「道具」である。 |
+ | 古ぼけた手紙 |
『お前が家を出て、もう何年になるか。
教えが願わくば役に立たないことを祈るが、必要とあればお前の手には銃があるべきだ。 ……古びたもので悪いが、お前には向いたものだろう。 私に取って銃とは「手段」だった。戦乱の世でなければ、お前を後継に選ぶこともあったろう。
だからこそ、同じ道を進むと願い、デジレイン。
お前に、私の銃を託す。 "静穏なる"、"平穏へ至る"弾丸の為の長銃だ。
お前は何時も銃に目を輝かせることはなかった。
憧れではなく最初に覚えていたのは忌避だったはずだ。
それでいい。恐れろ。
銃とは恐ろしいものだと思え、力とは残虐なものだと思え。 だが、お前の願いは恐れるな。 お前がどれだけ口酸っぱい私の言葉を覚えているかは定かではないが。 もしもそれらに忌避がないのならどうか思い返してくれ。
『人は火薬だ。弾丸ではない』
『放つものであり、放たれるものではない』 『平時など火薬は湿気っていればいい』
『或るべき時に乾き、火と撃鉄を起こすのだ』
……そして、ついぞ教えられなかった、お前にこの魔弾の本懐を伝えたい。
"防げない"のは殺戮の為ではない。 弾丸は本来その為に放たれるものであるのは事実。 しかし、私が銃手であるのはその為ではない。
『激情に突き動かされる弾丸にならぬように』
『心に水を留めよ、火薬ではなく、燃え盛る炎を沈める為に』
『銃に使われることなく、銃手であり続けるように』
『如何なる願いであれ、届かず放たれない意思は、銃持たぬ弾丸にすら劣る』
『之なるは平穏至る祈りの一弾に過ぎず
斯くして放つ為のものは銃ではなく意思也』 『これは、平和の為にならずとも、平和に届くまでの"貫通"の弾丸であり』 『"人の手"にありて、空を射抜くものである』
だからこそ……。
これは、何れお前を守る時が来るだろう。
その時が来るまで、大事にしまっておいて欲しい
マズル・フロードウェル |
タグ: