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「ブライ・キゼ=レイド」(2016/01/12 (火) 08:12:28) の最新版変更点
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「……俺は、人間が憎い。俺の仲間を、山を潰した人間が、憎い」
「なのにてめえはいつも憎んでばっかじゃ何も変わらねえっていいやがる」
「だったら、そのまま人間大好きを謡って生きろ。てめえは、俺と違って……終わっちゃねえんだ」
#region(全ては、虚偽)
&u(){}年齢:447 学年:高校1年生 性別:主人格:女 副人格:男 来歴:編入 身長:160cm PL名:レン
イメージキャラ:万丈目準(遊戯王GX) イメージCV:竹内順子(ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE- メンマ NARUTO うずまきナルト)
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**「俺はただ、約束しただけだ」
**「私は鏡夜が望むなら、それでいいと思う」
ブライ・キゼ=レイドというのは、人間社会で生きていくために咄嗟に浮かんだ名前であり、偽名。
白夜と呼ばれる山犬の幻想種によって、鏡夜と呼ばれる別の幻想種の死霊を憑依する。と&bold(){白夜は思い込んでいる。}
実際はただの白夜の作り出した仮想人格でしかない。
つまりどういうこと?
白夜はこう思っている
肉体:女
白夜:主人格(女)
鏡夜:副人格(男) 白夜が鏡夜を憑依することで、鏡夜の人格になる。 ブライ・キゼ=レイドと名乗ることもある。
*鏡夜
普通の山犬の雄の『鏡夜』は滋賀県大津市の比叡山で生まれ、山で暮らしていた。
活気で、凶暴で、荒れており、たまたま力が強く、力により山犬の群れを支配し縄張りの長として『自分がこの山で一番強いんだ』と思っていた。
その群れが集めてきた食い物を自分で独占するろくでなしだった。
しかし1568年の比叡山の焼き討ちにより、次々と自分の群れの仲間が次々と死亡していき
鏡夜と白夜、残った仲間と共に逃げ出すことができた。山を転々としていく、転々とする度に残った仲間も疲労で死んでいく。
気が付けば冬になり、雪が降り、寒くなった。そして残ったのは鏡夜と白夜のみ。2匹はかなり疲労していた。時には撃たれることもあった。ただ、逃げ続けて、上原までたどり着いた。
しかし直ぐに鏡夜は熱で倒れ、雪の中、鏡夜は風前の灯であった。白夜はこれを助けようと様々な手を打ったが、助けることはできず鏡夜は亡くなった。
****白夜の考える鏡夜の行動
数百年後、とある村を中心に活動し始めた白夜が、その村に死霊となり留まっている鏡夜を発見された。
そして2人は再び同行するようになる。白夜の能力か、鏡夜を長時間憑依させることができるらしい。
2人はその村で、英雄と呼ばれた男。『レイド・レウス=スタック』と幸せに暮らしていた。
それからしばらくして、その村で利権争いがあった。そのレイドと呼ばれる英雄の右腕と左腕である一族が争い始めた。
それに嫌気がさし鏡夜と白夜はその村から立ち去った。
しかし、山犬の姿では生きていけないことを悟り、人間の姿に変化。女の姿をしていた。故に舐められないために。男である鏡夜のために男装を行った。
が、それでも金はない。どうすればいいか?そう悩んだ時に雀荘を見つけた。雀荘に入り、勝利した。
『生きるためには金はいる』。最初はそれだけで麻雀をしたのが、気づけば『麻雀楽しい』って言うようになりそのまま40年経過する。
常磐緑市の戦争を聞きつけては、自分のように悲しみを背負う者は出てほしくない。1人でも減らしたいという思いから戦争に参加。
コメディ的要素を高めているのは、無用な悲しみをなくしたい、少しでも皆に元気出してほしいからという思いがある
*白夜
普通の雌の山犬。鏡夜とは対照的な白い姿が特徴的。
今までの証言では以下のことがわかっている
・この体の主人格
・戦争も人間も、とくにそういうこと考える男が嫌い。
・鏡夜大好き
・男には片っ端から感情侮蔑をとる
・昔は鏡夜と揃って魔獣だったらしい。
・現代に適用できてない(スマホとかパソコンとかが分からない)
・精神障害
彼女自身、大切なことは嘘はつかないが、事実ではない可能性はある。
そもそもはぐらかすことがある。
#region(ふざけた版)
あらぁ~ん。ブライ君のページにきちゃったの~ん?いいわぁ~説明して&italic(){&bold(){&color(red,white){ア}・&color(blue,white){ゲ}・&color(purple,white){ル}}}(はぁと
ブライ・キゼ=レイドことブライ君はノッブがやったっていう比叡山の焼き討ちによって生き残った幻想種の山犬なの♪
当時は真っ黒な犬の姿だったっていうのよぉ~♪確か当時の本名はえーと……忘れちゃったわぁ
で、その後なんやかんやあってねぇ
で、なんやかんやで数百年後、つい&u(){最近}の話になるわねっ♪
あの山犬が今では立派な麻雀中毒にっ!ほーらーまた負けたっ♪
でも大丈夫。&bold(){&u(){ア・タ・シ}}がいて&color(violet,white){アゲル}♪何も気に病む必要なんてないわ!!
戦闘スタイルは&color(red,black){私達死霊}に完全に任せちゃうスタイルなのぉ~&bold(){キュンキュン}する~
ヒールとかは普通に詠唱して普通にやっちゃうの。普通ね。&italic(){最高に!!}
……あれ?なにかしらあの巻物。いつ持ってたのかしら。何あれ。
ちぃなぁみ~に『キゼ=レイド』とはある一族から名前をとっているらしいの!
いずれその部分の設定を開示することはあるのかしら!!!
**「かなりまな板だろこれ」
#endregion
#region(関わりを持ったNPC)
****レイド・レウス=スタック
アイコン:波風ミナト(NARUTO)
「俺は俺のために死ぬ仲間を許さない」
・英雄
・めっちゃ強いらしい
・人間と魔族の摩擦をどうにかしようとした
・魔獣に殺されたらしい
・九尾と契約してた
・ネーミングセンスがダメ
****シュルク・キゼ=レイド
アイコン:うちはマダラ(NARUTO)
「行くぞ。この戦いは我々の勝利とする」
・今のキゼ家の子供
・闇と支援を得意とする
・キゼの名前を騙ったブライに対し、会いに行ったことがある。
****シャルル・キゼ=レイド
アイコン:墨村良守(結界師)
「辛いときこそ笑わなきゃ。心の底からな。わらって、俺達はどーんと前へ歩いていくんだよ」
・1世代前のキゼ。故人
・結界術と風と闇の魔法を使う
・契約者
#region(本当に全部かな)
シャルル・キゼ=レイドは英雄に憧れていた。レイド・レウス=スタックのような英雄に。
どうすればなれるのか?その結論は、皆を守ることだった。それは誰であろうと、どんな相手だろうと、仲間なら構わずに。
そのやり方で、次第に嫌われ遂には精神的にも追い詰められていた。しかし、ある事件をきっかけに、それ以降大分改善。
とある女性と相思相愛の関係となるが、それぞれ家の事情で結婚することはできなかった。
そして、その後ある事件で死亡する。
また、彼は青龍・朱雀・玄武・白虎……所謂四神と仲が良く、共に過ごした仲間である。
一番尊敬するのは英雄『レウス・レイド=スタック』。自身の祖先であり、そのレウスの相棒でもあった『シアン・キゼ=レイド』は尊敬してない。
ちなみに口癖は「やかましい!!」この言葉と共に強大な悪を殴ったらしい。魔道士で空想なのに。
#endregion
****白風
アイコン:斑尾(結界師)
「貴方って奴は本当にどうしようもないわね」
・レイド・レウス=スタックが使役していた死霊のうちの1匹。
・オネェ口調。男には「坊や」女には「嬢ちゃん」とつける
・まだ存在する
****黒水
アイコン:白尾(結界師)
「おいら思うんだよ。諦めたらそこで試合終了だよって……。」
・レイド・レウス=スタックが使役していた死霊のうちの一匹
・横文字を使いたがる。人の名前をニックネームで呼ぶ(シャルルのことをしーやん等)
****鏡夜
アイコン:鋼夜(結界師)
「わぅーん……(犬語:ふざけたこといってんじゃねェ。いいから持ってきやがれ。飯)」
・己が良ければそれで良いと思っている山犬。比叡山に住んでいた。
・力が強いことから、山犬の群れの長でもあった
・比叡山が燃やされた後に、上原の地で、高熱を出し死亡する。
#endregion
#region(友人関係)
[[迅君>矢神迅]]
お前がリーダー引き受けてくれる奴で、良かった。またな!
[[トモ君>暦トモロウ]]
トモ君!家族、大切にな。
[[伊織>今坂伊織]]
イビラいいよなぁ……。新作見るためには、まず生きなきゃな。
[[八識君>白鐵八識]]
こいつめっちゃ人生エンジョイしてるよな。その調子だ!
[[菫>桐切菫]]
さあ、楽しく!!
[[日向>臥煙日向]]
元気でな!!
[[時雨君>天道時雨]]
お前と白夜が友達になれて、本当に良かったって思うよ。
[[詩種>百瀬詩種]]
可愛いよなあ。元気で、それを忘れるなよ!変な方面に走んなよ!ダークサイドとかな!
[[ルビィ>ルビィ・ベリナル=アズライト]]
またな!友達と仲良くしろよ
[[メルディエ>聖メルディエ]]
フォローしとけばよかった。ツイッター!
[[聖路君>宮永聖路]]
お前の炎、かっこよかったぜ。もう1回見たかった。
[[栞>九條栞]]
お前が一番の友達だ。
[[しらべ>言織しらべ]]
頑張れよ!!
[[イリス>イリス・フォルトゥーナ=ケルサス]]
お前ってやっぱり……。あの炎と空想の……。
[[弥生君>来須弥生]]
じゃあな。
[[おじさん>笹塚宥斗]]
大事な人を思う心を忘れるなよ。それがお前の力だ。
[[英雄殿>新藤英雄]]
じゃあな、英雄殿。俺はお前を信じてるぜ。
[[ネロ君>ネロ・ニュクス・ディアノイア=ヘリオドール]]
周りに慕われているって、大変な部分もあるけど、またな
[[常世君>漆戸常世]]
常世君!元気でな!
#endregion
#region(道具)
ブライの持っている巻物は以下のスキルが対応している
プロテクション 玄武
フライト 朱雀
ダイレクトサポート 白虎
??? 青龍
不動金縛り マスコット
金縛り 九尾
また、以下の道具を持っている
陰の勾玉 黒色の勾玉をしており、破損すると魔獣化する。
陽の勾玉(破損) 白色で陰の勾玉と同様の効果を持つ。
#endregion
**PickUp
ブライ・キゼ=レイドを卓で使用する上で以下の縛りプレイを設ける
1.霊感商法のギャンブルは勝利した場合、その後の勝負をML/2(最低1回)行わなければならない &bold(){→鏡夜が存在する限り}
2.家を買いローンを返済しなければならない。目標金額が400万。宣言せずに&bold(){(勝手に)}支払いできる。 &bold(){→完了}
3.家が何らかの理由で破壊された場合、追加で+20万払わなければならない。
4.冥府の烙印を使用したシナリオ終了時、キャラロストする。
ローン返済:400万 残り:&bold(){返済完了}
&bold(){今までの話}
****昔のこと 概要
かつてレイド・レウス=スタックという男がいた。後に英雄と呼ばれる彼は、誰からも親しまれていた。
ただし彼は人より優しく、ネーミングセンスがないのでいつもそばにシアン・キゼ=レイドという男がいて支えてきた。
が、魔獣との交戦中、シアンを庇いその命を落とす。数十年後、『ブライ・キゼ=レイド』という男が街にいることを知って調査することになる。
****キゼの伝説 時のカフェオレ 概要
シャルル・キゼ=レイドは修行を始めた。どうも聖なる剣を使い精霊石を集めて来いとのことだった。
その修行中、シャルルはひょんなことからレイドに魔獣をけしかけた人物がシアンだということを思い出す。
そしてシャルル達は白夜は村で鏡夜の死霊を見たとは言うが、他の誰も見たことがない。鏡夜とシアンに何か関係があるのかと予想した。
#region(2/? 10月中旬以降 情けない人達)
1.「レイドー。腹減ったー。焼きそば―」
「え、俺が作るの……」
「レイド様―。腹減ったー。山菜ー」
「ああ、わかったよ!でもシアン、君手伝って!」
「任せろレイド!」
この後めちゃくちゃ失敗した
2.「初テレパシー…ども…
俺みたいな20過ぎでグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日の村での会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか あの名前いい。とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は村の近辺で死霊を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 バカボンのオープニング
尊敬する人間 ガッツ松田(山菜料理のプロ)
なんつってる間に3時っすよ(笑) あ~あ、社会人の辛いとこね、これ」
この後めちゃくちゃ白夜に白い目で見られた。
3.現代編
「ママー!!」
「うるせえシャルル!てめえがママになるんだよ!!」
「俺の母は俺をガキの頃から虐待し、父はそれを放置。
母が直ぐに発作で死んだのは良かったもののその傷は今も残」
「ごめんもうやめようこの朗読」
「実話だ」
「ごめん」
#endregion
#region(鏡夜と魔道)
「うむ。……魔道を習いたい、だと。それが何故俺の元に来ることに繋がる」
「アンタがキゼの子だからぜ。シュルク!!」
「教えるのは得意な方ではないのだが。そうだな……まずは父の技を習得してもらおう」
「ああ、あのカフェオレの……会ったことはねーが、話聞いてるとそんなイメージしかない」
「やかましい父はカフェオレ以外も飲む。が、確かに一時期カフェオレの化身になってたことはあるらしい。俺が生まれて間もなく死んだから詳しい事は知らんが」
「で、どんな技?」
「シャドウエッジ……まあ、基本的な闇魔法だ。父の場合は腕に闇の刃を形成し、その刃から衝撃波を起こすのを得意としたらしいが」
「技名は……?」
「技名……?」
「レイド様みたいなクッソ長い技名は……?」
「そんなものはない」
#endregion
#region(白夜と魔道)
「しーろやん。今回魔道を教えるのはおいらだぜ!!」
「しろやんやめて。後ふわふわ浮かないで。死霊のくせにうっとおしいなあ……黒は……」
「うっとおしいって言われた!まままあ、そう言われてもおいらへっちゃらだから、説明するよ」
「お願い」
「まず覚えてもらうのはメタルスパイク。地属性の攻撃だ。普通に手を前に出して、ビューンって出せばいい」
「……技名は?」
「&bold(){土ノ牙三式~白竜を添えて~}」
「嘘だね」
「はい」
「はい」
「普通技名なんてないよ……レイド様のネーミングセンスだけおかしいんだよ……しろやん……」
#endregion
#region(白夜と限定礼装)
「……前々から思ってたけど、白の嬢ちゃん」
「何?白の死霊」
「レイド様が人につける名前って『黒』か『白』を絶対につけるのよね」
「そうね。あ、鏡夜は別ね」
「あれは特例だし……っていうか貴女も物好きね、ここにくるなんて」
「……」
「聞いちゃいないわこの子。まあ、いいわ。せっかくだし、この後やさぐれた先生にあってきなさい。新しい巻物、2点」
「何でここで渡さないの」
「色々あるの。まず1点目、鳳凰の描かれた巻物ね。つい最近出来上がった……倒れた人を回復することができるけど、今のあなたじゃ無理。せめてヒールぐらい覚えないと使いこなせない」
「……あれ、結構難易度高い」
「2点目は……シャルの坊や……。あー、シュルクのお父さん……。キゼの血筋……。の技が使える巻物」
「何ができるの?後技名」
「マナが活性化して属性を出せる。属性持ちは幸せになれるわよ。技名はないけど詠唱はあるわよ」
「……その人属性大好きなの?」
「カフェオレの次にね」
#endregion
#region(レイドと封印)
「まーたお前勾玉作ってんのレイド」
「作るよ。これをこうしたら……ほら!かっこいいじゃないか!」
「しかも封印できる」
「それがメインなんだけど。……うーん、白夜にも意見貰ってこよう」
………
……
…
「白夜ー。この勾玉……どう思う?」
「どうって……いいんじゃないかな。趣があるし、レイド様のイメージに合うっていうか」
「ほうほう」
「レイド様の得意な技って封印術でしょ。勾玉用いた封印」
「そうだね。でも封印といちゃうと、その勾玉壊れちゃうからね。あ、白夜。ここに2つの勾玉あるんだけど」
「……2つで一つを成すのかな?」
「違うんだよね。俺に2つで一つは成せる封印はできない。それぞれ別の封印だ。もし、勾玉を2つ持っている人がいたらその人は『2つの封印がかけられている』と思っていいよ」
「うん、わかった」
「後強引に封印解いたらその分代償あるからね。強引に解けて、はいそれで終わり。って封印の意味ないし……」
「うん……。分かってる。今、私の持ってる白色の勾玉も壊さないようにする。代償怖いし」
「流石白夜だ。後自分の封印、何か分かってるかい?」
「魔力のセーブと烙印の無効化。だから、人の姿をとるほどの魔力もない。代償は人の姿になる」
「ちょっと違うけど大体そんな感じ。不死の輪廻は俺が止めるよ。絶対にね。所で、新技できたんだけど名前聞いてくれるかい」
「見るだけ見るけど、名前は私が決めるね」
「白竜との連携プレーで黒いオーラーを纏う、&bold(){白竜・黒牙装甲一ノ段}っていうんだ」
「知らないよ」
#endregion
**キャラクター情報
#region(キャラクターメモ)
&memox(cols=75,rows=20,submit=更新<>■ブライ・キゼ=レイド\n\n《基本データ》\n年齢:447歳 性別:男 身長:ないしょcm 体重:ひみつkg\nML5 /HP51/MP64/LP5/行動値9/信仰2\n筋3/知8/器3/敏7/感2/精6\n\n《判定など》\n魔法2D+3/魔攻2D+9/回避2D+7\n探索2D+2/危機2D+2/識別3D+9 ※鑑定等スキルが必要なものは除外\n物理防御15/魔法防御2/結界強度1\n\n《スキル》\n[免罪符] 2万*8=16万\n[研究成果] 5+8=13万\n[霊感商法] 8万\n計37万 ギャンブル勝利時再戦数:2 ギャンブル敗北時:-25万\n\n[プロテクション]SL5 【増幅】\n[フィールドプロテクション]\n[グロリア]SL1\n[聖典術式<守>]\n\n[高速思考]\n[ダイレクトサポート]SL3\n[工房]SL2\n[砲撃術式]SL2\n\n\n\n[冥府の烙印]\n[金縛り]SL3\n[不動金縛り]\n[霊視]\n[ポゼッション]\n[恨み返し]\n\n[シャドウエッジ]\n[メタルスパイク]\n[オーバーロード]\n[ロック]\n[アンロック]\n[魔法研究:プロテクション]\n[ロケーション]\n[フライト]\n\n\nフレーバーアイテム\n陰の指輪\n\n《ダメージロール》\n4d+9 シャドウエッジメタルスパイク\n4d+9+20 オーバーロード込)
#endregion
クラスのあれそれ
・聖職者
学園戦争を知り、身に着けることを決意した力。そのため技術は大したことはない。
回復魔法が不得意で、防御魔法も苦手。そこで巻物を使った防御術を使用する。
いずれは回復魔法も習得する必要があると、修行中。
免罪符は白夜産のお菓子作りや編み物。お守りを作ることも
・魔道博士
キゼの能力をパク……参考にし、習得。
何か砲撃術式の仕様が違う!と悶えている。射程:範囲にする砲撃術式とは一体何なのだろうか?
工房は白夜が日々どうにかしている。
研究成果は2人でどうにかしてる
・死霊術士
鏡夜を自身に憑依させたいがために習得したもの。
知り合いの死霊に手を貸してもらうこともしばしば。
霊感商法は鏡夜が雀荘いって、麻雀している。勝率が5割行かない。
・魔道士
シュルク・キゼ=レイドと、黒と呼ばれる犬の死霊から教わった。
これにより、鏡夜は闇属性、白夜は地属性の攻撃が使えるようになり
その後の訓練の結果、それぞれ共通して支援の魔法が使えるようになった。
**「誇り高きレイドの名は、安くはない!」
**「らじおかせっ……まず分かる言葉を話して?」
「レイド様。貴方の意思は私達にしっかり受け継がれています。ですので、安らかにお眠りください。
私を拾い、死霊術の道を作って頂いた御恩は決して忘れません。
どうか、どうか、どうか。見守っていてください。
そして私は知っています。人間達の醜さを。争って、争って、争って。争いのために多くの者達を犠牲にしていく。とても醜い生き物です。
私は許しません。いつだって、戦争を始めるのは男です。大嫌いです。男は」
#region(昔のこと 10/10 時系列順 数字は追加した順)
4.「っ、いっつっ……!?」
「そりゃ痛いだろうね。でも、もう2度とこんな無理はしないでくれよ。俺は俺のために死ぬ仲間を許さない」
「……レイド……すまんな……!!」
#region(続き)
「(レイド……だから、てめえは甘ちゃんだ……)」
#endregion
5.「そろそろ決めに行くぜレイド!俺がアンタの魔法を圧縮する!やっちまえ!!」
「このタイミングで&bold(){風牙・超演舞白竜光輪疾風弾}を行くのかい……?」
「お前、天然だな。レイド。後で技名変えるぞ」
#region(続き)
「じゃゃあ、&bold(){風牙・超絶演舞九尾連弾}……」
「短く抑えろ」
「ええ!!そしたらもう光雷弾とか地味な名前になっちゃうじゃないか!!!」
「一番まともだ……」
#endregion
6.「なるほど。属性の複合……シアンの場合は風と闇。言うなら&bold(){暗雲・瞬身飛来斬}ってとこか。面白いね、白夜!」
「名前だけどうにかならない?レイド様?」
「かっこいいと思うんだけど……ダメ?」
#region(続き)
「&bold(){ダークウィンドブレイド}……」
「俺が言うのもあれだけど、君は横文字で技名つけるのやめよう」
#endregion
7.「白夜。一緒に食べる山菜って美味しいよね。でも、ごめん。戦いの後ってどうしても味落ちるよね」
「え?レイド様……?戦ったから……よりおいしく感じるんじゃなくて?契約している九尾との連携攻撃良かったのに」
「戦いのない世の中、それこそ10年、20年。それより先も。ずっと、ずっと、ずっと……どんな国の人も手を取り合って、一緒にご飯食べて、笑いあえた時が一番おいしいよ」
#region(続き)
「白夜。もし君が大きな戦い。それこそとんでもなく大きいものだったら……。君は、君だけは笑顔を守ってほしい
どんな手段でもいい。皆を元気にしてほしいんだ。君なら、きっと。できるから」
#endregion
8.「レイド……言わなきゃいけないことあってさ、お前は俺を信頼してくれてる。だから、俺はお前を信頼してる」
「どうしたの。改まって、シアン。今まで俺のネーミングセンスをズバッと咎めたり、ツッコミ担当の君がそんなことを」
「俺は……お前が好きだよ。人として。改めて言うが、俺は俺のために死ぬ仲間を許さない。……お前と同じ言葉言って、ちょっとくすぐったいけどよ。本心だ」
#region(続き)
「(まあもっともレイド。てめえは仲間じゃねえがな)」
#endregion
9.「……情報が入った。レイド、魔獣だ。魔獣が現れた。これを討伐しないことには……!!!」
「シアン。行くよ。……村に被害がでないうちに」
「おう。決まりだな!よっしゃ……行くぜ、相棒!!」
#region(続き)
「(……このタイミングで魔獣?……。白夜がいない。嫌な予感がする……。……だとしたら、俺のとるべき手は……?)」
#endregion
&color(red,white){10.}「……レイドッ!?……俺の、身代わりに……何、やってんだ……!……何で……犠牲に……」
「……いったろ。は、俺のために死ぬ仲間を許さない。……それに、これは、犠牲じゃないよ。俺は、君を信じてる。君なら、託せるから。君が、この村を支えていくんだ」
「くそおおおっ……レイド……。……俺のために……俺で、いいのかよ……本当に……」
#region(続き)
「(やったッ……。殺したぞ……殺したぞ…!!俺が、レイドを……違う、魔獣が、白夜がレイドを殺したんだ……慕った奴に殺された奴の気分はどうだ!レイドォ!!)」
「……相棒失格だな」
「……は?」
「君の野心をどうにかできなかったことを……悔やむよ」
「……はぁ?」
「……ゴメン。……ずっと、ずっと、本当はやりたかったこと、できなかったんだろ……」
「……お前……まさか……」
「村を創って、忙しくて、今はまだこのポジションから離れる訳にはいかなかった。けど……もうすぐ君の誕生日だ。その日に、村長の座を君に譲るつもりだった。その話も近々するつもりだった。
……俺の仕事が、遅かったから、ゴメン」
「……何で、お前」
「俺は君を信じてる。……これから、忙しいけど……君のやり方で、皆を、導いてほしい。君は、俺の相棒だから……」
「な、何いってやがる……こいつ……は……」
#endregion
1.「おいら思うんだけどさぁ。レイド様を殺したあの魔獣最悪だよね」
「死んだことが原因で黒坊や、そーとーへこんでるわね……」
「大好きだったもんなあ。黒いのも白いのも、2人揃って」
#region(続き)
「……しろやんが村から出ていく時、おいら約束したんだ。
しろやんの真実は、本当に信頼できる『魔族』にしか言わないって。
だから白。君に黙ることになってごめんよ」
#endregion
2.「キゼの名を騙るものがいる。だと」
「ええ!雀荘に良く出没するらしいわ!一緒に探しましょう!!」
「誇り高きキゼの名にど真ん中ドストレートで泥を塗る馬鹿はどこのどいつだ……」
#region(続き)
「山田だったらいいのに」
「誰だ山田って」
「山田は山田よ。……村の出身じゃないけど、貴方のお父さんの相方よ」
「何者なんだ」
「……本物のヒーローって奴よ」
#endregion
3.「……お前か。キゼの名を騙る者は。白よ。こいつは」
「……黒の坊や?ってうわ!醤油クサッ!!」
「おまけに煙草の匂いも交じって最悪だな」
#region(続き)
「……何あの黒いコートの人は」
「えー、幻想種、かしらね……」
#endregion
#endregion
#region(キゼの伝説 時のカフェオレ 10/10 全10回)
1.「なにこれ」
「見ての通りよ。シャルの坊や。緑の服と緑の帽子よ。世界的に有名な勇者の基本装備よ。あ、マスター◯ードとハイ◯アの盾も用意したわ」
「ゲ、ゲームか……俺ゲームわかんないんだけど、今から俺が着るのかよ。何だよこの新技習得のための修行」
「な、なによ!!好きでやってるわけじゃないのよ!?いい!これを着て、村にある3つの精霊石を集めるのよ!ほら、さっさとやりなさいよ!!青い色のオカリナあげるから!!」
2.「……かつて、俺の祖先、シアン・キゼ=レイドは強力な闇魔法と支援を用いて、英雄レイド・レウス=スタックを助けたと言う」
「しーやんは典型だけど、キゼ家はレウス家大好きだよねぇ。ザ・相棒みたいな」
「ああ!!……ん、所で黒。何で森の中にカフェオレが大量に転がって……ええええ!?」
「カフェオレが……融合して……姿を変えて……ラーメンマンになった……」
3.「しーやんは空想だから、気をつけろよ。ラーメンマンはバリバリ物理」
「当たると一瞬でお陀仏だろ、分かってる!」
「ソイヤッ」 17d+50 ブルクラッシュ
「ああああああ!!しーやんが全力で殴られたァァァァ!!」
4.「しーやぁーん!!ああ、どうしよう。しーやんが死んじゃった……ううー……婚の話でたばっかなのに……」
「ソイヤソイヤァ……ソイッ!?」
「……俺の、勝ちだ……」
「しーやんかっこいいよ!!」
#region(vsラ◯メンマン)
ラーメンマンは恐怖した。渾身の一撃を当てたはずだった。殴った拳は、確かにシャルル・キゼ=レイドの頭部に命中した。
にも、関わらず人を殴った感触はしなかった。殴ったのは確かに魔族、人であるがコンクリートのような物。いや、それより硬いと感じた。
「……ソイッ」
シャルルの肉体を纏うのは、黒い、魔力。これは一体なんだ……?
「……しーやん」
黒い犬の死霊は宙に浮きながら、気付き目を見開いた。異様な点が2点もあった。
1点目は緑色の服に盾と剣を持つその男は、せっかくの装備を落として、黒い魔力だけで攻撃を防いでるということ。
2点目はこの能力はは今までその男が使ったことのない技ということ。……今回、求めていた『新技』だろうか。
「名前を付けるなら……&bold(){超絶・キゼ結界}って所かな。しーやん。レイド様っぽく」
その死霊は、いつの間にかくすくすと笑っていた。さっきまで、落ち込んでいたはずなのに。
「いやそれはない」
と、男がツッコミをいれる頃には既に黒く纏う魔力は消えていた。
だが、それを見越していたのか、男は既にその右手に魔力を込めていた。
その魔力は圧縮される。圧縮され、そして次第に野球の球程度の大きさの黒い球体へと形作っていた。
「……ソイッ」
ラーメンマンは回避行動をとる。すぐさまバックステップ行動をすることで、距離をとろうとするが……。
黒い、黒い姿をした狼達が4匹現れ、束になりラーメンマンを拘束する。
「ソ……イッ……」
「信じられねえって顔してんな。そいつは、シャドウボックスの応用。形作るのは箱ではなく、狼。そして、それぞれ俺の意思によって動く」
「しーかーもー?」
黒い犬の死霊は、合いの手を入れた
「多重起動。本来は1体だが、今は狼の数は4体。……」
呼吸を整え、詠唱を始める
「『"木"は燃え"火"を生み、物が燃えれば灰が残り、灰は"土"に還り、土を掘ることで"金"を得る。金属は凝結により"水"が生じ、"木"は水"がなければ枯れる』
『離・艮・兌・坎・震』」
左腕の2本の指を虚空へと向け、下、右上、左、上、右と彼の発した『音』に合わせ描く。
狼達はラーメンマンを拘束した状態で一斉に爆発し、後に残ったのは……
重傷になった、ラーメンマン。
「そして、こいつが……"オーバーロード"!!」
手に集まっていた魔力を、ラーメンマンに叩き付ける。
ラーメンマンは、ソイヤと悲鳴をあげながら、砂となって消えていく。
#endregion
5.「一つ目の精霊石ゲット!緑色だな」
「ってことはしーやん。後は赤と青だね」
「黒、知ってるのか……うっ……何か頭の中に光景が……」
「何で!?」
6.「……しーやん、何見えたの?」
「山田」
「え、やまだん?」
「山田。変身した」
7.「気をつけな。しーやん、赤の精霊石を守るあの魔獣を!」
「ああ、わかってる。だが何で鉄人28号なんだ……?ウオオオ!」
「ぎゃああああああああ!しーやんぁぁぁん!?」
「」 チーン
#region(vs鉄人2◯号)
この夜の森のフィールドで蒼い巨人は、容赦なくシャルル・キゼ=レイドの心臓をめがけ拳を振り上げる
図体に似合わず素早いその攻撃に、男は動揺し動くことはできなかった。
そして、一瞬遅れ男はコンクリート以上の硬さを得れる黒い魔力を纏いその攻撃を防ごうとするが……。
「なっ……!!」
振り上げられた拳はその魔力を貫通し、その勢いでシャルル・キゼ=レイドに心臓を届く。
「し、しーやぁぁぁぁん!?」
黒い犬の死霊が叫びきった頃には男は地面に倒れ伏していた。そして、同時に彼の心臓の鼓動が聞こえない。
……しかし、黒い犬の死霊は不思議と絶望をしていない。悲しんでいない。まるで、『大丈夫だ』って思っているかのように。
――『勝利』を確信したように。
#endregion
8.「生き返ったぜ」
「え、もう」
「喰らえ!!!」
「もう倒した……」
#region(vs鉄人2◯号-2)
……黒い犬の死霊こと黒風はシャルル・キゼ=レイドが死んでも笑っていた。勝利を確信していた。
何故か。それは、知っていたからである。シャルル・キゼ=レイドが契約者であることを。
そして、そのシャルル・キゼ=レイドの死が、黒水を過去の記憶をよみがえらせた。
#region(思い出したこと)
ここは学校の屋上だ。空は暗く、人もいない。いや、人影はあった。
黒い髪に赤い瞳を持ち、黒いジャケットを羽織っているとことん黒尽くしのシャルル・キゼ=レイドは黒水と共に大きな鳥の前に立っていた。
紅い羽を持つ人間の4倍大きな鳥を、シャルル・キゼ=レイドは鳳凰と呼んだ。
「なあ、鳳凰。……お前と契約したら、何ができるんだ?」
「お前に手を貸すことができる。だがお前以上の力は引きださぬ。お前自身が強くならなければ本当に強くなったと言えないだろう」
「強くなる……って」
「……。貴様は、弱い。何者も守れはしない。お前は全てを守り切るって言いつつ、その力を持っていない。弱い力では助けることも叶わない。どころか、事態は悪化しよう」
「鳳凰……てめえに、何が分かるんだ」
「分かる。キゼのガキ。貴様は、何故人を守る?」
「そんなの……死んだら、悲しいだろ。死なないよう手貸せれば、いいって思ってる」
「……それではだめだ。お前は何者も救えず、死ぬ」
「何でだよ」
この時、黒風は思った。シャルル・キゼ=レイドが本当になりたいのは英雄だ。
守ってどうするか?その後のことを語ったことはない。ただ、守ったら、かっこいいだろ?って日頃から呟くぐらいだ。
そして、鳳凰もまた口を開いた。
「お前が本当に、何かを成し遂げたい。何かを助けたいと思えるようになったなら、本当の意味で力を貸してやろう」
「……今がいいな」
「そういうな。我と契約するのだろう。お前が救いを理解した時、生き返らすことはしよう」
「今がいいな!!!」
#endregion
森のフィールドで、シャルル・キゼ=レイドは鉄人によって死亡した。しかし、誰も悲しんではいなかった。
何故ならば、シャルル・キゼ=レイドは死んだにも関わらず、動き出したからだ。
ゆっくりと、ゆっくりと立ち上がる。黒水はしっかりその心臓の鼓動を聞くことができた。
そして、シャルル・キゼ=レイドの姿は、消えていた。いや、確かに入るのだ。
――鉄人の背後に回り込み、足をその刃で斬りかかっていた。
「死んでる間に思い出しちまったぜ。どうやら、レイド様みてーに、仲間を守って、死んで英雄になろうと思っていたことを」
その刃は通らない。しかし、何度も何度も刃で斬りかかる。
「けどなぁ。違うんだよ。自分自身を犠牲にしたら、何の意味もねえって。周りはどう思う?簡単だ。悲しむんだよ。困るんだよ」
だから……と付け加え、彼は、声に出した。
「俺の仲間が、俺のために死ぬのは許さない!!」
黒水は一瞬、止まった。その言葉に。レイド様の、言葉。けど、一度たりとも彼にその言葉を伝えたことはない。周りも言わないようにしてある。
けど、彼は口に出した。自分自身でそこまでたどり着いた。
それと同時に、レイド・レウス=スタックの言葉を思い出した。
――黒。助けるために自分が犠牲になっちゃダメなんだ。そしたら、自分の家族や仲間達が悲しむでしょ?
――助けるのは、エゴなんだ。俺がそうしたいからそうしてる。けど、自分は死にたくないよ。
――皆、大好きだから。皆と一緒にいたいから。死んだら、もうその笑顔も見れないだろ?俺は、それが嫌なだけだって。
……当時は甘ちゃんだなって思った。今もそう思ってる、けど。それぐらいの気持ちでいいのかもしれない。
全部助けることができないなら、自分が助けたい人、助けれる人だけ助ければいい。
…自分は、どうだろう?そう考える前に、黒水は口を開いた。
「……しーやん。俺は君が死ぬのを許さないよ。だから良く聞いて」
「……へ?」
「手貸すっていってんだよォ!!もう、何もしないのは、何もできないのは嫌なんだよ」
「……それって、デレて……」
「俺は初めからしーやんにデレデレだし今はどうでもいいだろ!ほら、ちゃんと聞いて。敵は1体。鉄人だ」
「みりゃわかる!!」
「鉄人の攻撃はさっきのラーメンマンの比じゃない、その上防御も高い。けど、それは操り人形だからだ。本体は、木に隠れてる」
「……本体は擬態してた……?だから、俺も気付かなかったのか!」
「そういうこと、そして本体はここだよ」
黒水はふわーっと一本の木の元まで移動した。
「後は好きにやって」
「……じゃあ、派手に行くぜ!!!」
「え、その詠唱ちょ」
「『"木"は燃え"火"を生み、物が燃えれば灰が残り、灰は"土"に還り、土を掘ることで"金"を得る。金属は凝結により"水"が生じ、"木"は水"がなければ枯れる』
「……派手にやりすぎ!?」
4体の狼が現れ、その木に対し爆発を起こした。
そして、気が付けば、鉄人は倒れている。もう操作は受け付けないのだろう。
#endregion
9.「……よし、赤の精霊石ゲット。残るは青の精霊石。しーやん、もう着替えていいぜ」
「着替えるって……」
「最後の敵はしーやんのお父さん特注の和服の方が雰囲気出る。後修行な」
「修行……そんなにやばい相手なのか」
#region(修行)
キッチンにて
「おい」
「何だいしーやん」
「何だじゃねーよ。何でキッチンなんだよ。しかも何で俺エプロンに三角巾してんだよ。和服どこいったんだよ」
「何いってるの。今から修行。料理で精密な動きを習得……」
「できねえよ!!!」
「といいつつ全力でクッキー作ってるじゃないか……」
「うるせえ!!純粋な俺に謝れ!!魔法の特訓すると思った俺に謝れぇっ!!!」
「じゃあここは総集編的なノリでここは一つ」
「アニメじゃねえんだよォ!!!!」
「白夜と鏡夜は知ってるかい?しーやん」
「誰だァ!!!」
「レイド様の愛した幻想種さ。白夜は白い毛を持つ山犬。死霊術によって、鏡夜っていう暫定黒い山犬を憑依させる」
「……暫定ってなんだよ?」
「誰も見たことがないのさ。鏡夜の姿を。死霊術士は勿論、おいら達死霊すらもね」
「……それって」
「実在するのか不明なんだよ。白夜は単純に鏡夜が好きだから匂いで探知できたのか?」
「シアンだ」
「奇遇だね。おいらもそう思ってた所」
「シアンはレイド様の相棒と言われた存在。けど、ある思いがあった。それは、この村の利権を奪おうとすること」
「そのためにレイド様は目障りな存在だった、だから、何したかって。そりゃ勿論」
「レイド様がシアンを庇い魔獣に殺されたあの事件。あの事件を仕組んだのは……シアンだからな」
「鏡夜という存在も、シアンによって作られた存在であるって考えるぜ。おいら」
#endregion
&color(red,white){10.}「最後の相手は、お前か。青の精霊石をゲットするぜ。……って、あれ、スライム?」
「いい?しーやん、敵はこの村の住人、時代を問わず変化できる。ちなみに思考、能力も本人と同じになる。強さは同じにならない。まあ、お友達だ」
「友達かよ。って思考も……まさか、あのラーメンマンと鉄人の正体……お、変化し……。はぁっ……!?」
「……しあーんかよ……。レイド様って聞いてたけど……!?」
#region(vsシ◯ン)
暗い森のフィールド。そこに2人と1匹がいた。
黒い髪に黒い瞳を持つ、18歳。シャルル・キゼ=レイドは黒い和服を身に纏い、聖剣と盾を構えていた。
その傍には黒い犬の死霊の黒水と呼ばれる存在もいた。
対するは白い髪に赤い瞳。白いコートを着ている若い男シアン・キゼ=レイド。ぼんやりと空を見上げ、呟く。
「……何故、俺は……。こんなことを……」
その言葉に、シャルルは警戒して、距離をとる。
「……何故、俺は、こんな雑魚を相手にしなければならない……」
「……しあーん!!」 黒水は叫ぶ。
「……水。どうしたんだよ」
「しーやんは見た目より弱くねえよ!修羅場を何度も潜り抜けてるんだからな!いっておくと……。レイド様にかなり近いぜ?」
その言葉を聞いて、一瞬シャルルはがくっとするが、シアンは笑い出した。
「あっはっはっはっは!!レイド様レイド様レイド様。何だっけな。俺は俺のために死ぬ仲間は許さない。だっけか」
更に笑い出し、その後。その場所から消えた。
「……なっ!?」
シャルルがそう声を漏らした頃には既に、シャルルの前にシアンがたっていた。そして、その右手には闇で出来た黒い球体が見えた。
そうシャルルが判断する頃には、その右手をシャルルの顔面を叩き潰すように地面に向かって振り下ろした。
「しーやん!?……このッ……!!」
叩き潰され、必死にもがくシャルルとそれを防ぎ、ずっと闇の球体をキープして、ずっと顔を抑えているシアンに対し、黒水は怒る。
それに対し、シアンの返答は黒水の方を振り向き、余裕の表情で答える。
「金縛りの一つも出来ねえ死霊が俺を睨むか?精々てめえにできるのはトランス用のコストになることだろうが。
てめえは指を咥えて見てろよ……っと。失礼した!てめえには手はねえもんなぁ!!咥えるもんはありゃしなかった!!」
「……くっそっ……」
そういうと、シアンの背後に突如爆発が起きる。そして、うっかりと手を離してしまう。
「さっきからやかましい!!!」
その手を離した隙を見逃さず、今度はシャルルが闇の球体をその手に作り、シアンの顔面へとぶつける。
「うおおおっ……!?」 その球体によって、怯む。
「……黒を馬鹿にすんな。俺の仲間を馬鹿にすんな……。……これ以上喋ってみろ、てめえを地獄の底に叩き落してくれよ!!」
「はっ!いうぜ。てめえその言葉、『シアンを刺し違えてでも殺す』って受け取っていいんだな!!」
「俺は、死なない。俺の仲間が、俺が死ぬことを許さないらしいからな。……それに、俺に会いたい奴がいるから」
「……しーやん……」
「黒。連携だ。トランス行くぞ。てめえはコストじゃねえ。てめえは、俺の知ってる中で、最高の死霊だ」
その言葉を聞いて、黒水は笑顔を見せた。そして、シャルルに魔力を注ぐ。
「……おいらの怒り、シアンの馬鹿にぶつけてくれよ!しーやん!!」
黒水は、一時的にこの場から消え去る。そして、シャルルは黒水の魔力と同時に、思いを受け取った。
『レイド様を殺したアイツを許さない』『アイツのせいで利権争いが起きた。それが嫌で逃げた白夜が気がかり』
『不死の白夜のシアンに対する憎しみをどうにかしたい』
「……白夜。か。……伝わってくる。レイド様とシアン、白夜。……レイド様がボケて、シアンと白夜が突っ込む。それみてお前と白は笑う。
……楽しかったんだな。あの頃は。……お前も、白夜も。本当は……皆、一緒に……」
そういうと、その右手に風の球体を作る。そして、不思議なことにその球体は、闇の性質を帯びた。
「本当はこれやると魔力がたんねーんだが……更に追加だ!!」
その球体は、更に炎を帯びる。風に炎に闇。3つの属性を持つ。黒水なしでは成し遂げられない。大技。
「……へえ!!すっげえ大技だな!!あたるとやべーな!!だが、そういう攻撃はかわすだけにリソース割けばいい!!」
そういいながら、シアンは距離をとる。そして、シャルルは……
「逃がすかよ!!!」 走りながらシアンへと近づいていく。右手に球体を、左手には刃を。
そして、その刃を投げた。その刃は炎を良く通す。
「……何が聖なる剣だ!!俺の良く炎通るじゃねえか!んで、俺の炎は鳳凰の炎!!つーことは……」
「鳳凰がレイドに渡した剣。レイド殺す直前に壊しておいた。俺剣使えねーし、俺振り回しても奪われたら俺が死ぬからな。だが……」
……その刃を横に飛んで回避しようとしながら、声を出した。
「まさか鳳凰と一緒で、その剣もぶっ壊れても復活するとは思わなかったぜ。3つの精霊石に分かれてよ」
「……じゃあ、俺はずっと鳳凰の剣と一緒に戦ってんだな!!……俺の、勝ちだ!」
シアンが横に飛んだ時、既にシャルルはシアンの飛んだ方向にたっていた。
「……何故……お前がここに……!?」
「お前も、分かってたんだろ」
その刃は炎の障壁を張るように、燃えだした。そして、シアンはその反対側へと飛んだ。
だから、シャルルは剣の反対側で待ち伏せていた。飛んだ後なら、かわせるはずもない……。
「俺の死んだ仲間を……」
そう言って、更に一言続けた。
「……侮辱はさせない!!」
その手を、シアンへと叩き付けた。
………
……
…
スライムは姿を戻し、終わりを知らせた。
そして、シャルルは青い精霊石を手に入れる。
……精霊石は、どう使うんだろう。
#endregion
#endregion
#endregion
無頼の英雄
偽りの存在なのでその名を歴史に遺すことはない。