戦国世界観

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戦国世界観 - (2019/08/04 (日) 23:08:32) のソース

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*戦の国ジパング
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ジパングはプレイライト世界における劇場の一つです。
夜空には無数の星々と2つの月が浮かび、ガイアにおける日本と非常によく似た地形を持っています。
内部の人口は1億人前後だと推定されています。
ただし、全員がプレイライトではなく他世界から来た人種やそれらの子孫などが多くを占めています。

劇場における基本ロールは「すべての国が天下統一を目指すこと」です。
特に国主と呼ばれる、国を統べる立場の者は程度の差はあれ、全員が天下統一を目指しています。

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*国柱(くにばしら)
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ジパング内には国柱と呼ばれる建築物が複数本存在しています。
これは劇場創世の際に作られた物で、基本的に破壊不可能です。

国柱の主な機能は以下の二つです。
・周囲の気候の制御
・柱同士を繋ぐ転移機能

国柱は周囲一帯の気候を変更する力を持ちます。
どのような気候に変えるかは設定不可能です。
なのでジパングでは砂漠の国と豪雪の国が隣り合っていたり、一歩踏み出しただけで日が登らない常闇に包まれたりします。
これは国ごとの戦略的価値に意図的に差を付けることにより、戦を推進する目的だと推察されています。

また、国柱は所有者を登録することが出来ます。
同じ人物が所有する柱同士では空間を繋ぐ孔を開き、人や物を転移させることが出来ます。
これにより柱を複数所有する国は内政面・軍事面共に優位を得ることが出来ます。

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*大名と武将
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また、ジパング内部では限られた人に特殊な能力が付与されます。
それらを持つ人は『大名』と『武将』と呼ばれ、ジパング内で重要な立ち位置にいます。

&bold(){大名とは「異世界から人物を召喚する能力を持つ者」}のことです。
大名はごく少数しか存在しておらず、現在のジパング内に200~300人ほどだと見られています。
この能力は4,5割ほどの確率で遺伝しますが、多くの子をもうけるほど遺伝確率は下がります。
召喚された人物に大名の能力が付与されることはありません。

&bold(){武将とは「自身が統率している人々に特殊な強化を与える者」}のことです。
ジパング人には100人~150人に1人程度の割合で存在し、1,2割ほどの確率で遺伝します。
ただし過去にまったく武将が存在していない血筋に発生することもあります。
また、異世界から召喚された人物は全員が武将の能力を有しています。
この能力は個人差が激しく、強い力を持つ武将はどこの国も欲しがっている人材です。

&bold(){しかし、ジパング内で異世界から召喚された者は基本的に「武将」とは呼ばれません。}
&bold(){武将とはジパング人で武将能力を持っている者の呼称}であり、&bold(){召喚された者は「奴隷将」}と呼ばれます。
これはジパング全体に蔓延する異世界人への差別意識から来ている呼称です。
例外として、★★★★★の強力な異世界人のみが「武将」と呼ばれます。

なお、&bold(){柾良の国では異世界人への差別を撤廃しようと尽力している}ため、&bold(){異世界人もジパング人もまとめて「武将」と呼んでいます}。

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*大名の召喚能力詳細
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大名が異世界人を召喚する際、以下の3つのプロセスを踏みます。
・異世界にいる対象に語りかけ、交渉する。
・合意が得られた場合、こちらの世界に召喚する。
・召喚時、武将の能力などが付与される。

また、帰還時には以下のプロセスを踏みます。
・武将能力が消滅し、報酬としてジパングで得たものを1つだけ持ち帰れる。
  (一度帰還した場合、再び召喚することは出来ない)

これら合計4つのプロセスは改造が可能であり、ジパングの国々はそれぞれ使いやすいように組み替えています。
基本的に複数のプロセスに介入するほど、改造の難易度は上昇していきます。

柾良の国では「召喚時、武将の能力などが付与される」を改造し、「死亡時に魂の一部を代償に召喚された場へと戻る能力」を追加しています。
これは合戦による安全性を向上し、交渉を有利にするための改造です。
(また召喚とは別に、同じく死亡時に同じ効果が発動する術式をジパング人の武将にも施しています)

また、&bold(){非魔法使いが召喚された場合、召喚された人は魔法使いとしての能力に目覚めます}。
元々魔法使いの場合でも元から持っていた技能が変質したり、持っていなかった能力に目覚めることがあります。
ただしこれらは武将能力に付随する副作用のようなもので、元の世界に帰還した場合、基本的にこれらの能力は消失します。


なお、ジパング内にいる人物を召喚することも可能ですが、上記のように召喚とは複数の縛りを相手に与える行為でもあります。
そのため、よほどの事情(不死など)が無い限り、用いられることはありません。

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*武将の強化能力詳細
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武将は自身が統率している人々へ、主に防御的な強化を付与することが出来ます。
武将の能力下にある人は結界が強化され、物理・魔法両方に強い防御力を持ちます。
また、生命力が特に強化され、通常ならば致命傷となる怪我であっても生き残ることが出来るようになります。

これらの強化は戦による人材の損耗を和らげ、より長く戦乱を続けるための措置だと考えられています。

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*ジパングの歴史
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|ジパング歴|史実|伝承|
|0年|劇場【戦の国ジパング】の成立。当初は50人ほどの小さな劇場だった。&br()舞台として柾良の国を含む4つの国が設定される。|この世は四人の戦神によって興されたと云われている。&br()戦神は今も、人に力を与え、地に恵みをもたらし、天より戦乱を見届けておられるという。|
|成立後しばらく|異世界からの召喚者や新たに入ってきたプレイライトで賑わう&br()新興国や召喚術の改造などが普及し、情勢が複雑化する。|異なる世界より人を招く術は戦神が授けられたと云われている。&br()戦と誉を求めて人は集い、国が興された。最も古い国として、柾良と中津陽の名が残っている。&br()満足した戦神たちは人々に国を残し、天界へと登られたという。|
|200年~600年||数多の国が戦い、興り、滅んでいった、戦の時代。&br()生まれるときは違えど、英雄と呼ばれる者が各地にて台頭したとされる。&br()&br()太陽の剣を振るい幾千の妖怪を斬り捨てたと言われる剣豪、中津陽の紅蘭。&br()海魔を鎮めて港を治め、天下有数の海道を築き上げた豪商、柾良の淡海。&br()農民の出から世界の三分の一を支配する国の当主へと成り上がった、錦江の吉郎。&br()……などなど。&br()残された文献は僅かであるが、英雄譚や逸話などは口伝や遺品などにて語られている。|
|650年代|柾良の国と中津陽の国が台頭する。&br()二大国の流れに伴い、他国同士であった文学者たちとの交流が広まる。&br()特に異世界の民の芸術が幅広く評価を受けたことから、異郷文化と云われている。||
|657年|関ヶ原の戦い。西を治める中津陽と東を治める柾良の決戦。&br()激戦の末に中津陽が勝利する。||
|657年|中津陽、柾良と同盟の約を結ぶ。&br()中津陽に都合の良い約定であり、中津陽はこの世の覇権を実質的に握ることになる。||
|657年|中津陽の国、首都の京にて天下統一の宣言を行う。||
|658年|戦乱を求める数多の異世界人が召喚される。召喚者は不明。&br()各地を乗っ取り、中津陽の軍と衝突を起こす。||
|658年|中津陽の当主と柾良の当主が、異世界人により相次いで暗殺される。&br()家督争いによって中津陽の国は分裂し、東中津陽と西中津陽に分かれる。&br()機に乗じて反乱を起こす辺境国多数。||
|659年|柾良の国、対等なる約定によって東中津陽と再度同盟を結ぶ。&br()大国同士の憂いを無くし、反乱を起こす被召喚者を討伐。|――柾良の国 処刑台&br()「良くも父上を殺してくれたな。天下がそれほどに欲しかったか」&br()「天下なんて、馬鹿馬鹿しい。喚ばれたからにゃ好きに暴れて好きに生きるだけだ。&br() 戦乱の世になったらまた喚んでくれよな! ハッハッハァ!」&br()「……殺れ」&br()&br()天下統一を至上とするジパングの国々、全く異なる価値観で天下を踏みにじった異世界人。&br()確執と差別が芽生えた事件の一つとして、今に至るまで語り継がれている|
|660年代|異郷文化、廃れる。代わりに死んでいったジパング人を弔い嘆き、&br()新たな戦乱の時代を予感させる音楽や詩が人気を博す。後の新天文化である||
|663年|柾良と東中津陽の連名によって誓約が強力な召喚術式が公開される。&br()後に奴隷と呼ばれる被召喚者が増大する。||
|665年|西中津陽、他国の侵攻により滅びる。&br()残った東中津陽は、元の首都を失ったものの中津陽の国と呼ばれるようになった。&br()同年に柾良と中津陽は共に天下を争う国として互いの同意の上で同盟を破棄する。||
|670年~1010年|戦乱の時代再び。&br()数多の大名や猛将、智将や文化人たちが生まれ散っていった||
|1010年代|[[流行り病>告壊死病]]が起こる。特に柾良の有力な武将が相次いで病死し、国の戦力を損なう。||
|1016年|[[淡海清十郎]]、父の急死に伴い齢17で柾良の当主となる。&br()異世界人の文化や技術を取り入れた数々の改革を発令する。||
|1021年|淡海清十郎、「異世界人を差別しない」という宣言を行い、緩い誓約にて召喚術式を多数起動する。&br()他国のみではなく、柾良の武将たちの強い反感を買うことになる。||
|1021年|淡海清十郎の弟、[[淡海清秀]]がジパング人の武将を束ねて離反する。&br()&bold(){淡海清十郎は組織を再編し、付いてきてくれた者達や応えてくれた異世界人と共に天下統一を目指す。}||
|1021年~|&bold(){*ここからは白紙となっている。}||



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*『月』と『万名月(まなつき)』
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戦の国ジパングを公転する星々の中でも、最も大きく見えるとされる&bold(){二つの月}。月のほうが万名月より大きく見える。
それぞれガイアの月と変わらぬ見立てと動きをしていることから、ガイアの異世界人からは困惑と受容の双方で見られるという。

天文学者曰く「月と万名月は周期が異なる」とされ、重なることもあれば朝と夜にそれぞれ一つずつ出る日もある。
二つの月が重なる日は「重月」と云われ、不吉の象徴とも好転の兆しとも云われている。

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*双月教
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双月教はジパング全土に広がっている&bold(){邪教}です。
この宗教は(いくつかの例外を除き)ジパング全国で弾圧されています。

弾圧の理由はその教義にあり、教徒たちは
『聖なる二つの月が見守るこのジパングにふさわしき種族はプレイライトのみである。
 その他の種族は世界を穢す大罪人であり、誅すべき害虫である』
という優生論を唱えています。

この教義が示す大罪人は異世界から召喚された人間だけでなく、既に土着している子孫たちや、ジパング内で自然発生した幻想種も含んでいます。
故に人口の大多数から反発を受け邪教扱いされています。

しかし、同時にどこの国にも双月教の信徒は存在しています。
彼らは自らの思想を隠しながら、今は存在しない「双月教の国」を手に入れるため、陰謀を張り巡らせているでしょう。


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*禁足の地と秘宝
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ジパング全土に散らばる危険な土地の総称。
しかしこれらは自然発生したものではなく、&bold(){『秘宝』}と呼ばれる強力なマジックアイテムが原因で環境が歪められたことにより発生した。
禁足の地はエネミーを生み出し、土地を汚染するためどこの国も元に戻したがっているが、そのためには中心部に存在する秘宝を回収しなければならない。
しかし戦力の問題や、禁足の地に適応した種族、禁足の地特有の厳しい環境によってなかなか回収は進んでいない。
秘宝の回収に成功した土地は数年の時間を掛けて、徐々に元のなんでもない土地へと戻っていく。

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**『月賜物』
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&bold(){おおよそ百年単位で不定期に月より降ってくる『秘宝』。別名は『月からの贈り物』『隕石』などがある。}
『秘宝』には幾つか生まれる理由が存在する。
元から存在するか、魔の深い地より生成されるか、人理より外れし所業により生まれるか……月から降ってくるか。『月賜物』は理由の一つでもある。

月賜物には以下の共通点がある。

1.舞い降りる"秘宝"の力は絶大であること
2."秘宝"が舞い降りた地は『禁足の地』となること
3.月賜物の『禁足の地』は、他の成熟した『禁足の地』と比較して攻略難易度はやや低いこと

よって月賜物が落ちた時、近隣国はこぞって攻略を目指し、秘宝を奪い合う。
落ちた地を『禁足の地』とし争いを生みながらも、手にした者に恩恵を与える&bold(){『月賜物』は、月からの災厄であり恵み}なのだ。

|ジパング歴|史実|
|~400年|幾つかの文献に『月賜物』の記述有り。概要は書かれているが、詳細は不明。|
|510年|ジパング大山脈に落下。亜人が回収し、ジパング大山脈の亜人が屈強である一つの要因となる。|
|645年|西国東部に落下。中津陽国が回収。657年の関ヶ原の戦いにおける決定打となる。|
|659年|南方海域に落下。秘宝は消息不明。|
|726年|東国南部に落下。柾良が回収し、『決死の翠鏡』として封印。|
|851年|西国内海に落下。国家間の奪取戦が激化。西国が精強となる遠因となる。|
|912年|地国に落下。情報不透明。|