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遠距離戦


<評価>

遠距離戦11

<作戦>

【地形】
  • 攻撃するときは敵より高所に位置をとる。
  • 岩や丘等がある場合は、その場所を確保。橋頭堡とする。
  • 偽装用ネットを使う。
  • 皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
  • 木々に紛れて歩兵による伏撃が可能
  • 密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る。歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
  • 機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能
  • 切り立った岩場や崖に追いつめて敵の行動範囲を狭める。
  • 高所より岩や木材を落として敵の分断を図る。
  • 岩崩れや雪崩に注意する。また、敵を上手く誘いこみ、敵は巻き込ませる。

【射撃術】
  • 目標の選定及び射距離の判定:正確な射撃を行う為には射距離を正しく判定しなければならない、判定方法には、目測、ミル公式、射弾による確認、歩測、巻尺等による実測などがある。射撃指示を行う者、射撃する兵員はこれらを用いて目標との正確な射距離を把握する。
  • 射撃速度:射撃効果を発揮する為には大量の弾丸を連続発射するべきだが、これで銃身は加熱しそれに伴って射撃精度低下、故障が発生する恐れがあるため射撃速度は制限される。一度の射撃動作で何発ずつ撃つかを予め決める必要がある、これらは大別すれば、単射と連射に分けられ一発毎に照準射撃するのが単射、二発以上の銃弾を連続して発射する事を連射と言う。歩兵の突撃銃、小銃に関しては通常の連射は2~3発程度だが戦況に目標の状態に応じて(制圧射撃、目標の移動阻止等)6~10発射撃を行うことがある。
  • 銃の個癖、気象条件等による修正:銃の製造上の誤差により照準器がニュートラルな状態での弾着点と照準点は一致するとは限らないこの為照準器を修正する必要が有る、また風速風向等によって弾着点と照準点への誤差が生じるため射距離と風速に応じた照準修正を行い、射撃の精度を高める。
  • 照準器の測合及び照準点の選定:射距離や風等の影響で修正した諸元を照準器に測合するか一定の射距離に照準を合わせた状態で目標迄の射距離風等の影響を考慮して照準点を選定を行う。
  • 射弾の観測修正:着弾煙、曳光弾等から射弾を観測し目標に対して有効な射撃を実施出来る様に修正を加える事。
  • 超過射撃:味方部隊を超えて行う射撃のこと。通常味方の頭上から垂直距離で4m程度の間隙を空ける。(遠距離射撃と中距離射撃を同時に行う場合、突撃支援を行う場合等に行われる)
  • 間隙射撃:味方部隊の間隙或は翼側から(右翼、左翼のこと)行う射撃。味方に当たらないように隣接する味方兵の左(右)側から安全間隙は4m以上必要(別々の部隊同士による同目標に対する同時攻撃、十字砲火ともいえる動作)
  • 射撃に置ける地形、地物利用:安定した射撃姿勢を作る為に利用出来る地形があれば可能な限りそれに依託するか、脚を使用出来る様にする。具体的には木立やビルの壁面、盛り上がった場所、塹壕など。これらに体を寄せて射撃姿勢をとりその状態を正確に意地出来る様にする。同時に敵の射撃に晒されない様防御する効果を得る。

【体術】

  • 身体の力を抜き、常に敵の動作に対処できるようにする。
  • 敵が背後につかないよう、移動には細心の注意を払う。
  • 囲まれないよう、常に退路を確保し、相互に支援を行えるようにする。
  • 細かく正確な挙動を心がけ、疲労を最小限に抑える。
  • 大振りな動作は極力避ける。
  • 呼吸は常に整え、精神状態を安定させると共に、疲労を抑える。
  • 動作は常に、前後の予備動作を意識して行い、隙を作らないようにする。
  • 常に敵の側面ないし背後を取るように動き、有利な状況で攻撃する。

【陣形】
  • 敵に対して多数で攻撃を行う。敵1に対して2人以上で攻撃できるように位置をとる。

【装備】
  • 対雪装備や対山装備を施した靴を使用。速やかに、最小限の労力で移動できるようにする。
  • 迷彩服(服のカラーはリバーシブルで。表白、裏迷彩柄)を着用して地域に応じて着替え、隠蔽性を高める。
  • 飲み水や簡易食料を欠かさないこと
  • 装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する

【体術】
  • 相手の勢いを意識する
  • 相手との間合いを意識する
  • 自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する
  • 決めたと思っても気を抜かない
  • 即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること
  • 合図を使って連携して動く

【その他】
  • 戦闘時は声を出さないこと(叫んだりしない)。ただし、要救助者への呼びかけや、緊急の事態はこの限りではない。
  • 隠れつつ展開。敵集団内に木や草原に隠蔽しつつ距離を詰める
  • 少数であっても、戦闘時には敵より多い数で攻撃できるよう、連携を密にとりゲリラ的に戦闘する。

イラスト


SS

はぐれメード、という存在がある。
何が“はぐれ”なのかについては諸説あるものの、え~藩国では、「ポチ姫からの命」から“はぐれた”、自分の生き様と主は自分で決めるという、そういう解釈が一般的であった。

そして今、はぐれメード達は、戦場に姿を現していた。敵が来たら撃て、という超端的な命とともに。
「ふふん。私たちに刃向かうとは………って感じかな、透ちゃん」
にやり、と笑みを浮かべるのは、山吹弓美である。
この人、女性と思えぬほどの胆力の持ち主で、この弾丸飛び交い血が飛ぶ戦場の中で、恐ろしいほど平常心であった。
「そうですね。私たちも負けるわけにいきませんから」
佐倉透という、若い女が、答える。
こちらも―さすがに、山吹までとはいかないものの―割と平常心である。
え~藩国には、男より女の方が肝が据わっている人が多い、という噂はあながち嘘でもないらしい。
「それにしても、今回は遊ちゃんもいないしねぇ。いまいち盛り上がりに欠けるっていうか」
「いやいや、敵を目の前にして撃とうって言う時に、盛り上がりも何もないですよ…」
「んー……」
山吹は、後ろを見た。
そこには、数名のはぐれメードが控えている。
「それに、どうにも、はぐれって感じじゃないしねぇ。むしろ群れメード?」
「………敵が目の前に来てて、すごいどうでもいい話を展開しますね…」
「だって、気になるじゃない。はぐれは何故はぐれ?」
「……………」
佐倉、この時点で、この人は冷静すぎて色々飛んじゃってるなぁ、とか思い始める。
「ほら。噂のメードガイっていう存在もいるし」
山吹が、ちょっと哀れんで男性陣を見ていた。
男性陣はぐれメード(ガイ)筆頭、折口素数はすごいバツの悪そうな表情をしている。
「素数君。ちょっとこっち来て」
折口が、さらにバツの悪そうな顔をした。
ちなみに、この時、佐倉は可哀想と思いながらも、面白そうだったので静観している。
「…なんですか」
山吹のところまで来て、さらに嫌そうな顔をする折口。
山吹は、じーっと折口を眺め、一言。
「……………ねぇ、服着るとき、恥ずかしくなかった?」
折口。泣いて逃げた。
「こんな酷い部隊、聞いたことない!」

と。
そんな漫画な風景を展開していた、その時である。
一柳鈴子が犬っぽい耳を、ぴんと立て、
「………攻撃を開始しなくちゃいけないみたいですよ」
小さな声で、そう言った。
「……………来た、か」
突然、山吹が、目を細める。
部隊内の全ての人間が、静まり返った。
「皆、聞いて」
山吹が、ぽつり、と話し出した。
「ここには、皆の主はいないかもしれない。でもね」
箒銃を構え、前方、敵の方角を向く山吹。
「主の笑顔を守るために、誰かを救う。これって中々面白い事じゃない?」
みなが、頷いた。
「構えなさい、箒銃を。さあ、戦いを始めましょう」


「撃て撃て撃て!」
銃声、銃声、銃声。
佐倉の声とともに撃ち出されていく銃弾。
血の匂いと、怒声が支配している、そんな空間。
「ふん。敵も中々粘るわね」
「山吹さん、ここでも冷静なんですね…」
「―――正確な射撃を行う為には射距離を正しく判定しなければならない」
「え?」
「作戦書にも書いてたでしょ。全ては、冷静に正確に。そうやってこそプロなわけよ」
「……今回ばかりは、山吹さんが立派に見えましたよ」
はぐれメードたちは、銃を撃ち続けた。
敵を銃弾で追い詰め、撃ち、追い詰め、撃ち。
「弾数なんて気にしなくていいわ!どんどん撃ちなさい!」
山吹の指示が飛ぶ。
「……って、本当に弾が無くなったらどうするんですか!?」
「もちろん、弾が無くなるまでに片付けるわよ。無理だったら、あとは素手」
「………………ああもう!とにかく、撃つ!そして倒す!これでいいんですよね!」
「そうそう。どんどん撃っちゃいなさいな」
弾丸の雨嵐は、勝利の雨である。
敵は―――ひとつ、またひとつ、起き上がらなくなっていった。



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