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彼は小さなアリだった

生たる仕事は付きまとい

情けの無い人間は付きまとい

そして苦しみが付きまとう


どうして人間は用も無いのに

そのアリを足の裏に敷く?

「アリを したら雨が降る」

そんな言葉を知らない人々は

訳など一つも無いくせに

今日もアリを潰しに行く


ある日、本当に雨は降った


恨みの雨は次第に強くなる

怒りの雷もやってきた

「僕の全ての苦しみよ 全ての愚民に飛んでいけ」


人間は僕の に溺れた

人間は僕の に撃たれた

「だから忠告したんだよ」

「今度は僕からお返しだ」



とうとうアリは壊れてしまった

自分の怒りに捕らえられ

気付けば誰も居なかった

人間どころか誰も居ない

仲間のアリも居やしない

結局アリは独りぼっち

人間以上の罪を成した


「神様 僕を助けて下さい」

『貴方の罪を述べなさい』

「僕はいつしか人間になった」

『それは貴方が変われなかったから』

「余分に雨を降らせました」

『それは貴方が可能性を探さなかったから』

「僕にもう一度チャンスを下さい」


『次の貴方を見ています』

『それはアリでも人でもない』

『自分は自分、ただそれだけ』



神様がくれたチャンスで彼は生まれ変わった

「どうか、そこで見ていて下さい」

「僕が世界を 晴れ にしてみせるから」

今日から 彼自身