電脳コイル


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電脳コイルは電脳工作に特に力を入れたアニメ作品。

ジブリキャラに酷似した小学生キャラたちが
罪の意識もなく電脳犯罪に手を染めるという内容。
何も考えず既存作のパクリを継ぎ接ぎしただけの作品のため
ほのぼのとした絵柄とまったくそぐわない
きわめてアナーキーな世界観になっている。

基本的には攻殻機動隊の電脳描写をベースとしながら
Lain、.hack、ロックマンEXEなど既存の仮想現実アニメから
現実とリンクした電脳戦、ネットからの未帰還者、
オカルトと電脳の融合など二番煎じ設定が山のように登場する。
90年代に流行して過ぎ去ったサイバーパンクアニメを
直接的にパクリながら新しくてかっこいい事をしているかのように振舞うという
厚顔無恥を絵に描いたような作品である。

シナリオ面では伏線と称して序盤に意味不明な固有名詞を連呼しておき、
終盤になってからシーンと関係のない説明セリフで説明する事で
伏線を回収した、と言い張るなど、「伏」線の意味を完全に誤った用法が見られる。

主要な登場キャラはすべて過去のトラウマによって
行動を動機づけるというワンパターンなシナリオ造形であり、
精神的に熟成したキャラは動かしづらいため登場しない。
また電脳を有効利用したとても都合のよろしい展開が見られ、
シナリオの一番重要な設定が仮想現実の一言によって
なかった事にされるなど、とても便利な活用をされている。

動画面ではよく動くアニメ、という印象を狙うため、会話シーン中に
サッチーと呼ばれる監視プログラムに発見され追い回されるという
似たようなシーンを無意味に何度も繰り返す場面が見られる。

全編に渡って稚拙としか言いようの無い作品ではあるが、
トラウマ設定と無縁のサブキャラクターによる単発シナリオは
比較的問題が少なく、また作画が安定しているため
まともな話だけを抜き出してみれば鑑賞に堪えないこともないレベルといえる。

インターネット上における電脳工作がすさまじく、
大手掲示板や百科事典サイトで実態をゆがめた宣伝書込みが
とても多く行われている作品でもある。
監督/脚本 磯光雄
放映期間 2007年5月12日-12月1日