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「WCS変更についてのTBの見解」(2014/09/05 (金) 13:20:55) の最新版変更点
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原文(と言うか音源)は[[こちら>https://soundcloud.com/totalbiscuit/thoughts-on-the-2015-wcs-changes]]
ちゃんとした翻訳じゃなく、各文章の要点だけをまとめてます
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リージョンロックは主にEU/AMに参加してたKR勢に影響する。
Axiomに取っては最悪であり、Blizにもチーム運営に問題が出るとは言った。
WCSでのチーム選手の露出が減る→スポンサー付きにくくなる→給料減らすしかない、の悪循環。
今年は選手を海外に飛ばす費用がWCS側の給付金でかなり助かってた。
去年は数ヶ月に一回$6000かかったのでその他のトーナメントに行かせる事が出来なかった。
来年のAxiomはどうなるか判らないし、露出が減る→スポンサーが減る→金ないから出れない→露出が減る、のスパイラルが苦しい。
マーケティングっぽい方向に移動し、所属選手を広告等にしないとダメかもしれないが、
選手のゲームとその成績を中心にチームを作ったのでこれも苦痛だが、これもSC2の現状かもしれない。
現在この業界がLotVでまた巻き返す事に賭けている。
Axiomはここ2年赤字続きだが、この手のチームは赤字出発が殆どで黒字を目指すがそれも中々上手く行かない。
このリージョンロックで全体的に状態が悪化するだろうし、色々なチームがリストラを考えだし、選手の多くがチームを失うであろう。
給料も減ったりするだろう→視聴者の知らない所で契約中に給料減らされる選手も多い(しかも不当に減らされた人もいる)。
このリージョンロックが実装されるのを前もって知ってたから、Axiomでも選手の契約更新では減棒せざるを得なかった。
状況としては最悪だが、何とか上手くやっていこうと頑張るしかない。
GoGにも「Axiomは他のチームがやらないユニークな内容のコンテンツを制作出来る」と言ってるが、
スポンサー獲得においてはAxiomのブランドより現状では大きい個人ブランド(CynicalBrit)も巻き込まないといけない状況になってきた。
利害の対立を防ぐためにもそれはしたくなかったが、もうそんな事言ってる余裕はなくなった。
Axiomのスポンサー獲得にCynicalBritブランドを使うか、Axiomを閉鎖して選手を解雇するか、の2択になりつつあり、後者は選びたくない。
今後の各チームのサイズにも問題が出てくるだろう。
ATCみたいなチーム戦が増えない限り、KeSPA流の練習を行う場合以外に大きいチームを抱えるメリットがない。
よってチームが選手の放出を始めるだろう→ここ数週間でリストラはもう始まってるが、ここから先もっと増えるだろう。
これは誰もやりたい事ではないが、チームが存続のためにやむなくやる事ではあるし、何とかこれでもやっていけるよう頑張りたい。
Axiomが選手にあげてた給料は韓国や他の海外チームに比べても悪くはなかった、最強クラスのみがAxiom選手より良い稼ぎだったと自負できる。
Axiom選手はどこもかしこもトーナメント総なめってわけではなかったが、奴隷みたいな労働じゃないんだし妥当な給金だと思っていた。
各選手は賞金で給料の微妙さを補ってた、賞金取れれば貯金や家族への仕送りが出来た(殆どの選手が殆どの稼ぎを仕送りしてると知ったら皆驚くだろう)。
結果、海外トーナメントにもっと選手を出さざるを得なくなった。あわよくばオンライントーナメントも増えるであろう。
オリモリーグを開始したのもこんな事が起こる事を知っての事であり、移動費無しで賞金が貰えるオンライントーナメントを増やす為の土台を作りたかった。
これは現状でAxiomには一番キツイ一撃だったと思い、ほぼ全ての選手が「AM参加の韓国人」である以上、他のチームより痛手だと思う。
所属選手はこれにてKRで頑張らないといけなくなったので集中しなおして頑張って欲しい。
韓国が今まで見た中で一番競争率が高い状態になるであろうし、そのせいで引退する人が相次ぐと予想する。
何故ならAM/EUで戦っていた約20人、及びこれから参加しようと思ってた韓国人全員に「KRに戻れ」と言ったからだ。
TaeJaやJaedongをはじめ、現在該当リージョンに住居がない選手がチームの計らいで住居およびビサを取れない場合は韓国に戻るしかない。
さらに、各リーグも席数は決まっている。
現状のコードAですら在り得ない競争率(FlashですらコードB落ちしたじゃないか)だしコードSなんて入るのがとてつもなく難しい。
しかもコードSのRo32突破しないと貰える金は雀の涙で良い状況ではない。
よって、引退の波が襲うであろうし、残念な事に能力のある選手がやむなく引退する事になるであろう。
逆に能力のない海外選手は引退しなくても良くなる。かと言って、海外選手が韓国と同レベルで戦えないわけでもないが
(Snute/Bunny/Scarlettは最近良いし、Harstemも上がり調子)欧米勢の殆どは韓国勢の足元にも及ばない。
よって、福祉的になるとは言いたくないが、今後のWCSは実力主義なトーナメントにはならないであろうし、
韓国勢と比べてレベルの低い選手が参加する事になるであろう。
リージョン別にしたほうがいいと思う部分もあるし、ずっと推し続けたので、そうなって嬉しい反面、
韓国チームのオーナーとしてはどう言うスタンスを取るべきか判らない。
海外でスタクラシーンが活気ないと海外の視聴者はへるであろう、と思うがそれが事実かどうかは不明。
数年前はそうかもしれなかったが、近年の韓国勢の自己マーケティング力や英語の学習、ファンとの交流とかにより、
韓国のトップレベルの選手においては欧米の同等の選手なみ(またはそれ以上)の人気を博しているとは言えるであろう。
欧米の配信者の人数は減っているし、欧米の配信者のごくわずかしかトーナメントで競争的になれない傍ら、
TaeJaが配信すると英語を喋れないのにもかかわらず沢山の人がそれを見る。
逆に言うと、そう言う欧米の配信者が実際にトーナメントに出場する事により、人気が出る可能性があり、
それにより欧米人選手の生態系の補強につながるかもしれない。
それでもPoltのようなビサを持つ韓国人にボロ負けする可能性はかなりあるわけで、
ヨーロッパではGEMがハウス持ってるのでMC等はまだ見れるし、Acerが何か出来ればMMAも見れるだろう。
HyuNも現在ヨーロッパに住んでるので、来年はEUに移動するかもしれないしFirstやYoDaもヨーロッパ在住で参加可能な韓国人もいる。
よって韓国人の優勝は多分変わらないだろうけど、韓国人の数が減る事により欧米人が貰える賞金の総額が増えるであろう(優勝はまだ韓国人だろうが)。
そして韓国人の総数を減らすことにより、ブラケット運によってはトーナメントに勝てる可能性もある。
Bunnyは多数の韓国人を倒してるからWCS-EUの勝者になるかもしれないし、Scarlettも何度かPoltに勝ってるからWCS-AMの勝者になるかもしれない。
よって欧米では活性化するかもしれないが、韓国では減少化を見るだろうし、現状以上に韓国シーンを傷つけるのは得策とは言えない。
韓国でのファンベースは増えているが増加率はごく小さく、殆どの業績はプロリーグにある。
この情報が出る前からよく「Axiomはプロリーグ参加しないの?」と聞かれたが、答えは(こうなるのを知ってたけど)NOである。
プロリーグ参加をサポートするだけの名簿がない。
居たとしても参加する事によりKeSPAチーム所属の練習相手が対戦相手になってしまい練習を頼めなくなり、チームを弱小化してしまう。
名簿が小さいがゆえ、対策練られ放題だし、選手自身も全員がプロリーグ参加したいわけではない。
プロリーグ参加を喜ぶ選手もいれば、嫌がって海外の個人トーナメントに参加したがる選手もいる。
あと、プロリーグはKeSPAのスポンサーを中心に組み立てられていて、KeSPA自身スポンサーの援助で成り立っている。
KeSPAチームでは海外チームと比べ、スポンサーの言い分がかなり大きく、トーナメント編成もチーム編成も利益率を最大に出来るように仕向けている。
よって、KeSPAスポンサーが後ろにいないと旨味がない。
試合は韓国でTV放映されるので、韓国人にアピール出来るスポンサーじゃない限りあまり意味がない。
GoGやWASDや/r/bitcoinは欧米向けのスポンサーであり、
Axiomとしてスポンサーを得るための最大の障害は「韓国人のチームなのに韓国向けのセールスをしない」チームのスポンサーをする意味があるのか、の点。
Axiomは欧米イベントに力を入れていると説明しないといけないし、それがチームとして進化し続けるためには最善の策だと思っている。
よって、プロリーグ参加はその目的にはプラスにならない。
選手を1年の大半韓国内に縛り付けてしまう→名簿が小さいから海外トーナメントに選手を出す余力がなくなる。
その上、現状では必ずしも我々に良い事とは言えないKeSPA参加が必須となる。
今後、韓国勢にはかなり厳しくなるであろう。
EU/NAより才能がある選手が多いだけに残念だ。
EU/NAを持ち上げるためにKRを叩き落とさないといけない現状も残念であるが、Axiomのチームとしての存続には全力で頑張る。
2015年がどうなるか、LotVの発売と各チームへのサポート増加を熱望する→サポートが増えなければ解散するチームが増えるであろう。