長く美しい脚は風に乗って跳ぶ様に軽やかに大地を疾走し
様々な装備を持ち歩くにもかかわらず軽やかな動作には変わりがない。
レンジャーは、弓や投げナイフ、ブーメランのような長距離武器と
短剣のような近距離武器を用いて戦闘に臨む。
その上、それぞれの武器にわずかな精霊術をかけて使用するが
その能力が高くなるにつれエレメンタリストに並ぶ威力の属性攻撃を重ねる事が出来る。
特に相手を縛り付ける捕獲技術と想像を超える距離の標的を攻撃する狙撃技術
相手の背後に忍び込む潜伏技術が得意だ。
その上、強い体力を持ち、いかなる状況でも落ち着きを失わない
レンジャーは他種族の射手とはまた違う恐怖の存在だ。
レベルが高くなるにつれ、左腕に階級を表す「精霊の標識」をつけるのも、
ムーンエルフのレンジャーだけの特徴だ。
低い階級のレンジャーは皮の精霊の標識を、
高い階級のレンジャーは宝石で作った精霊の標識をつける。
これは、戦闘の展開を素早く行うムーンエルフ独特の戦闘パターンで
指揮系統とフォーメーションを把握しやすくする為である。
しかし敵軍にこの精霊の標識が見破られてしまえば
指揮系統を簡単に露出してしまうデメリットがある。
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