ヒューマンが、不毛の地であったカントラ大陸にこれほど定住できるようになったのもナイトが自分の血と汗を流して道を開拓し、自由に移住が出来るようにした為だ。
しかし、過去の全ての生命の歴史がそうであったように、定住と平安の後にはお互いのものを奪い取ろうとして、ナイトは剣を振るった。
獣の如く戦う中でも我を忘れまいと、彼らは然るべきナイトとしての誇りとともに騎士道を貫いてきた。
弱き者を救い、信じる正義の下に旗を掲げ、悪しきものに剣を振るった。正義に反する道には進まないと言う約束と信念の下に。
ナイトは、ヒューマンと言う種族全てを自分たちが保護しなければならないとの強い義務感を持っている。
そのため、他種族に対しての感情は極めて冷やかだ。
場合によって残虐だと罵声を浴びようとも、彼らの信念に揺るぎはない。
しかし、アークロードを目指し、アーコンを捜し求める全てのナイトがこのような心を持っているわけではない。
固い信念を持っているつもりでも、目先の利益や多少の金銭の前にたやすく揺らいでしまうのもまた、ヒューマンであるからだ