クピドゥス

クピドゥス
北の魔女
クピドゥスという名前は強欲を意味する。

TOPより

よく聞きなさいアナザー。
わたしだけが本物の魔女なのだから。

魔女である証…
贖罪の塔が求めているもの…。

発言集
  1. この島で生きていきたい? だとすると、わたしの作る霊薬がないとお前の身体は一ヶ月も保たない。生き残りたければ、わたしのために戦い続けることだ。
  2. その身体にすぐに慣れるのは難しいかもしれない。だけど、過去を懐かしんではならない。過去には、何も無い。世界には、未来しか存在しない。
  3. ここに来る前の記憶はある? どこに住んでいたか。どんな暮らしをしていたか。そして、誰がお前の隣にいたのか。忘れているのなら、無理に思い出す必要は無いが…。
  4. なかなかの戦いぶりだ。賞賛に値するといえよう。ほう。あの戦いも、その傷も、わたしのため、か…。ふむ。社交辞令に過ぎぬとはいえ、悪い気はせんな。
  5. 一年前からこの四月島の夜は明けなくなった。だが、それは十分に予測可能なことだった。歪みを放置しておけば、その歪みはやがて肥大化する。当然の帰結だな。
  6. どのようなものも、太陽の代わりにはなれぬ。何かで代用できぬものこそが、真の価値というものだ。お前には、その価値があるか?
  7. およそ人間の行為のなかで、最も非道く残酷で、利己的なものが魔女狩りであろう。一部の権力者が罪のない女たちを拷問にかけ、その心と身体を壊し、彼女たちのすべてを略奪した。そう、すべてを。
  8. 権力者の理不尽な振る舞いを自由と呼ぶのなら、いつかそのルールが破られることも権力者は容認するべきであろう。他の者はどうか知らない が、わたしはそれを容認してる。
  9. 魔女狩りで有罪とされた女たちのほとんどは、薪の山を登らされ、生きながら燃やされた。そし てごく稀に、首を刎ねられてから火刑に処される者がいた。
  10. その違いは、偽物か本物かの違い。時折、混じっていたのだ。このわたしのように、本物の魔女が。
  11. 「彼女」はみんなからやさしく愛されていた。 お前はどうだ?誰かを愛していた? あるいは、愛されていた?
  12. 自ら破滅を招こうとする生物は少なからずいる。だが、人間のそれは特殊な行動だ。個人という自意識が生物種としての人類全体を覆い尽くそうと言うのだから。
  13. なぜ、人は死者のために祈るのだろう。そして 同時に、なぜ会ったこともない人物を殺したいほど憎むことができるのだろう。それよりも、有益なことがありそうなものだがな…。
  14. 絶えず悪を欲し、絶えず善を成す。それが相対としての世界というものだ。問題は、片方は分かりやすいが、片方が定義し辛いというところにある。
  15. 中央にある塔の最上階に眠る少女の噂はお前も聞いたことがあるだろう。お前は、その少女に会わなければならない。お前自身の未来のために。
  16. あの少女は、死んだように眠っているという。だが、本当にそうか? 本当は、眠っているように死んでいるのではないか?
  17. 魔術と錬金術。そのふたつは似て非なるものだと思うか? 否、人々の願望を実現する、という点では同質と言える。そのためのアプローチが違うだけ。
  18. あの3人は、自らが招いた事象をどう捉えているのだろうな。自分たちの繁栄のために、数多の犠牲が積み重ねられたということを。
  19. お前は、ここがどういう島なのか、考えたことはあるか? ある意味では、人類の落魄の岸辺だな。皮肉な話だ。結局辿り着いたのが、この夜に閉ざされた島とは。
  20. 真実は静かで、しかも耐え難いときている。 じっさいのところ、複製された魂などというものは、もはや魂ではあるまい。
  21. お前にも、誰にも話していない秘密がひとつやふたつあるだろう。わたしにもある。お前には、そういう秘密を打ち明けてしまいたくなるな。
  22. その昔、人はなぜ悪魔を使役しようとしたのだろうか。自らの手に負えないであろうことは容易に想像できたはずなのに。それは驕りが為せる業ではないのか?
  23. 例えば人を遠くに移動させる能力を持つ悪魔がいる。その力を利用しようと目論んだのは、自らの脚で歩くことを諦めたのか。それとも、より楽 をしようと考えたのか。
  24. 分不相応な力には、それなりの代償が伴う。何かを犠牲にしなければ、より強い力を手にするこ となどでないのだ。このわたしのように。
  25. 悪魔は人間に必要とされなければ、その力を発揮することはできない。他者に認められてはじめて、存在することを許される。そういった意味では、強くて弱い存在なのだ。
  26. 近代以降、世界から悪魔が姿を消したのは科学の発展が主な理由だ。人間は、知らず知らずのうちに、悪魔の力を手に入れていたのだ。あるい は、力だけではないかもしれないが…。
  27. わたしにとって、この身体はただの容れ物。時がくれば新しいものに変える。古くなった服を着 替えるのと同じ。そういう意味では、本当のわたしを見ることなど誰にもできない。
  28. 今すぐ、大きく呼吸しなさい。この島の空気の味を、よく覚えておくために。
  29. わたしはわたしであることにいつも耐えてきた。ふと気を抜けば、そのまま消えてなくなってしまいそうだ。存在することは、抗うこと。本来、わたしはどこにもいないはずなのだ。
  30. かつての魔女狩りも、群衆はいるはずのない魔女を探し出そうとしていた。魔女と決めつけられた女が、毎日どこかで焼かれている。
  31. 人々はこう言った。「見よ、魔女が焼かれている。だから、魔女は存在するのだ」と。魔女として誰かを犠牲にすることで、新たな魔女を告発する理由としているのだ。
  32. そういうことが繰り返されて、やがて本物の魔女を生み出してしまう。本物の魔女を、人間が殺すことなどできない。
  33. あるいはそれは、無実の罪で犠牲となり、燃え盛る薪の山で焼かれた女たちの呪いかもしれぬ。
  34. 魔女と自白した女への判決文は、こう締めくくられる。「汝の全財産は当該地域の司教、及び司 教座聖堂参事会長の要職を務める汝の領主の公有に帰す。」と。
  35. 魔女裁判で、最初に犠牲になるのは身寄りも味方もいない独り者の老婆たちだ。その後、老婆が共犯者として自白させられた者や、若く美しい女が狙われる。
  36. ある日、わたしが住んでいた村に、宗教裁判官がやってきた。彼らが振りかざす権威と、幾ばくかの直接的な金銭により、多くの村人が、魔女迫害者となっていった。
  37. 可哀想な老婆たちの犠牲の次に、魔女の嫌疑をかけられたのは近所に住んでいたアリシアという女の子。わたしの、たった一人のともだち。花嫁のブーケのように、華やかな18歳の女の子。
  38. いつも優しく、誰からも好かれていた。それな のに、いや、だからこそというべきか…、アリシアは目を付けられたのだ。若く美しい女、というだけで。
  39. わたしの家は、その地方では古くから力を持っていた名家だった。わたしは父にアリシアを助けてくれるように懇願した。だが、その願いは聞き入れられなかった。
  40. 宗教裁判官たちは、当時絶対的な権力を手にしていた。あらゆる法と富は教会に集められていた。父は、自らの立場が悪くなることを恐れたのだ。わたしには、それは政治的保身に見えた。
  41. 魔女の嫌疑を掛けられた者が、どのような運命を辿るかはわたしも知っていた。魔女であることを自白せよと責め立てられるのだ。様々なやり方で。
  42. 爪を剥ぎ、背中に焼鏝をあて、万力で締め付け、身体中の体毛を剃り、針で突き刺す。狂気がそれを可能にしていた。狂ってしまわなければ、そんなことができるはずがない。
  43. 当時のわたしは、そのように純朴に信じていたのだ。人間の良心は、信ずるに足るものだ、と。
  44. アリシアが宗教裁判官たちに連行されて2ヶ 月。彼女は魔女であることを自白せよと責め立てられた。そう。前も言ったように、様々なやり方で。
  45. やがてアリシアは、魔女であると自白させられた。もちろんそれは根も葉もないことだ。繰り返される陰惨な尋問が、彼女の心を壊したのだ。
  46. 美しかった長い髪は、すべて剃り落されていた。美しいブルーの瞳は、落ち窪んだ眼窩の奥で闇に沈んでいた。光り輝くようなアリシアの笑顔は、いままさに永久に失われようとしていた。
  47. 広場の中央の杭に縛られたアリシアのまわりに、堆く薪が積まれていく。なぜ、罪もない彼女 がこんな酷い目に遭わなければならない? なぜただそこにいた、というだけで、理不尽に殺されなくてはならない?
  48. わたしの大好きなアリシア。愛しい人。文字通り、恋い焦がれていた人。わたしは、何も知らなかった。父がわたしたちのことを知っていただなんて。
  49. そう。愚かなのはわたし。アリシアが焼かれてしまうのは、わたしのせい。わたしは100万回死んでも、赦されることはないだろう。アリシアを告発したのは、わたしの父だった。
  50. それは、嫉妬によって。等しく禁じられたことならば、いっそのこと自分がわたしに触れたかった。父の目は、燃え盛る炎を映してそう言っているようだった。
  51. その夜、父はもはや父ではなくなり、わたしは人間であることをやめた。すべての人間に復讐することを誓った。誰かの狂気に抗うことすらできない人間という生き物に、なんの価値があろうか。
  52. もしも人間に生きる価値があるというのなら、その価値を示すべきだ。過ちを正し、誰かの狂気に飲み込まれるべきではない。だが、わたしはもう後戻りはできない。
  53. わたしには新しい容れ物が必要だ。つまり、人間の身体が。アリシアの魂を入れるべき器。わたしはずっとそれだけを探し求めている。
  54. この島には、純粋な人間はたった一人しかいない。それが誰なのかは、言うまでもなかろう。彼女に用があるのは、わたしだけではないだろうがな。
  55. わたしは多くのアナザーを生んだ。なのに、何度同じことを繰り返しても、アリシアは会いにきてくれない。他の月が邪魔しているのかもしれぬ。
  56. わたしの言葉のすべてを信じる必要はない。無条件に正しいことなど、どこにもありはしないのだから。
  57. 悪魔の力を最大限に引き出し、どんな願いでも叶えることができるというところに 「人間」の価値がある。逆に言えば、その点にしか存在価値がないのだ。
  58. あるいは、わたしはずっと昔に悪魔に取り憑かれていたのかもしれない。アリシアに対し、不浄な感情を抱いてし まったあの時から。
  59. すこし、疲れた…。明けない夜の静寂に目を凝らすことに。誰もいないのだ。わたしが見ているこの暗闇の向こうには。月は、太陽の代わりにはなれぬということか。
  60. 「生きている」と「死んでいる」の狭間。それが「眠っている」ということ。彼女は、どこかへ行こうとしているのか…。
  61. 自分が正しいと信じられるものを見つけるがいい。そして、想像してみるのだ。その正義がなにかを踏みにじりはしないかを。
  62. お前はもう、お前だけの力を手にしている。もう、わたしだけのために戦っているわけではない。お前はもう、見つけたのだろうな。選ぶべき未来を。
  63. お前たちアナザーは、ただひとつの目的のために生み出された。ふふ、わたしは魔女である自分が恨めしく思うぞ。 本物の魔女はこの世界でただひとり、わたしだけなのだ。
  64. いつの日か、誰かがお前を甘い言葉で誘惑することがあるかもしれぬ。だが、それを軽々しく信じてはならない。 事実は物語となり、語られることで真実から離れていくのだから。
  65. 「それ」は瞬く間に広がった。誰かの悪意が目に見えない形を為して、生命に復讐するかのようだった。狂気、悪 意、恐怖。そしてあらゆる不穏なもの。それらはすべて、 同じ性質のものだ。
  66. ……………………………………………………。 お前も、わたしに何か言うべきことが ありそうだな…。だが、言葉は要らぬ。こうして、いまここで共に時を過ごしているということが、すべてであろう。
  67. 生きることは選択の連続だ。 様々なものを選びとり、また 同じだけ可能性を捨てていく。その作業こそ、迷宮と呼ぶのに相応しいな。
  68. 後に科学となった錬金術の歴史は、巨大な錯誤の歴史だった。結局のところ、彼らは黄金にしか興味がないのだ。たとえそれが偽物だったとしても。
  69. 本物の黄金は血によってしか作り出せない。卑金属からは偽物の金しか生成できないのだ。かつての魔女狩り…、女の血と悲鳴で満ちていたあの塔は、練金術のために血液を集める役割を担っていたとしたら?
  70. わたしのために、お前は随分と戦ってくれた。嬉しく思う。近い将来、お前は真実に辿り着くだろう。そのためには偽者を始末しなくてはならない。
  71. お前になら、裏切られても構わぬ。お前は見違えるほど強くなった。それはお前の魂の強さであり、そして正しさなのであろう。
  72. ふふ…、お前には、わたしがどう見えているのだろうな…。





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