【国際まんが博】鳥取県は来場者を堂々水増し発表、呆れた裏側
【国際まんが博】企画をあれもこれもと発表して、無理そうなら黙って削除、知らんふり
公式サイトが8月に入ってからも【coming soon】ばかりで酷い状態であったのは知っていたが、ついに黙って削除されるような事態にまでなっていたようだ
できないから黙ってやめましたという、無責任極まりない対応。
これが一都道府県の対応なのだからあきれる。
他県からも観光コースとして楽しみにしていた人もいるだろう。
そういう人たちの期待を裏切って平気なのが鳥取県だということだ。
これで、広報のおかげで観光客が毎年たくさん来ているとふんぞり返っているのだから呆れる。
【水木しげるロード】などはあくまでも境港市、市民単独の努力の結果であり、鳥取県はそれに乗っかっているだけである。
【国際まんが博】来場者数を堂々捏造
2週間で【国際まんが博】に60万人来たと言い張る鳥取県知事の嘘
この数字については大いに疑問が残る。
一人の人間がいくつかの施設を観光したのを複数としてカウントしている可能性があるからだ。
Aという施設に一人の人間が入り、その隣にあるBという施設に入り、つぎに少し離れたCという施設を観光した場合、A~Cの施設が【まんが博】関連の施設なら普通は一人の来場者としてカウントする。しかし鳥取県は平然とこれを三人の来場者としてカウントしている可能性がある、ということだ。
8月4日~8月15日の間に鳥取東部で開催されている主な【まんが博】関連のイベントは
1.ドリームワールド・・・県民体育館
2.谷口ジローゆかりの街を歩こう・・・智頭街道
3.国際まんが作品展・・・鳥取空港
4.安彦良和原画展・・・因幡万葉歴史館
5.るろうに剣心ロケ写真展・・・仁風閣
6.藤原芳秀原画展・・・渡辺美術館
となっている。
いくつかの催し物はハシゴすることが可能であるし、実際一つだけ行って終わりという人も少ないだろう。
例えば【ドリームワールド】を楽しんだ4人の親子連れが、その後鳥取空港に移動して【国際まんが作品展】を見た場合、【まんが博】に8人の来場者とカウントされる仕組みというわけだ。
こんなせこいカウント方法は見た事がない。
中部地域の【まんが博】企画でもバスツアーが行われて、それぞれの【まんが博】関連施設を訪れることになっているが、そこでも重複しての来場カウントとなっているのだろう。
バスツアーでなくとも、同じ場所内で企画されている3つの【名探偵コナン】企画を見る、参加すると、それだけで3倍の来場者数がカウントされることになる。
昨年の【アニカルまつり】でも会場内にいくつかの企画があったが、来場者がなくガラガラだったのに数万人の来場者というとんでもない数字が発表されたことを考えれば、このように同じ会場内でいくつかの企画へ出入りしただけで重複カウントされていたのは想像に難くない。
【ドリームワールド】の来場者が伸び悩んでいるという記事は
思ったほど来場者が見込めない鳥取県の【国際まんが博】の通りだが、来場者目標がこっそり削除されたことからもわかるように、到底300万人には到達しないと踏んで、このようなのべ数カウント方法を取ったと考えられる。
悪いとは言わないが、来てもいない観光客を来たかのように捏造してまで、来年以降も継続しようとする目的がわからない。
ちなみに鳥取県民の総人口は2010年現在約59万人。
この来場者数がいかに異常な数値であるか、お分かりいただけると思う。
【まんが博】関連催し物を隣接した施設で複数同時に行う境港市、米子市では、さらにひどい水増しが堂々と行われるのだろう。
【ゲゲゲの鬼太郎】は単独で観光客を呼べるコンテンツであり、無理やり【まんが博】に組み込まれる必要はまったくないのだが。
【まんが博】来場者、という数字が欲しくて必死な鳥取県が無理やり入れた結果である。
これでは頑張ってきた境港市の観光協会が気の毒。
やはり【水木しげるロード】の来客を【まんが博】来場者に含めていた
以下寄せられた情報------------------------------------
水木しげるロードの来客を、まんが博来場者に含めていることを県議会議員に追及されています。
地元新聞もそのことに触れています。【8月25日記事】
引用
鳥取県で開催中の「国際まんが博」。県は8月4日の開幕から12日間で約59万9千人の来場が
あったと発表。順調な滑り出しといったところだ。ところが、先日の県議会常任委でその根拠を
ただす質問が出た◆このうち核イベントの「とっとりまんがドリームワールド」は約6万
4千人(11日間)。59万人は水木しげるロードなどを訪れる観光客も含んだもので、県が期間中の
来場目標とする300万人に対する数字だ◆ドリームワールド自体無料のため、入場チケットを
ベースにした数字ではない。平井伸治知事も会見で成功の判断基準として「入場者数だけでは
ないと思う」と述べている。では、何を持って「成功」と言えるかだ◆開幕直後のぶら下がり
取材で知事は「漫画やアニメのふるさととして鳥取を印象づければまずは成功」とした。
これではハードルが低いように感じるが、「漫画やアニメを県民に地域活性化への切り口として
意識してもらう」と考えれば高くなる◆来場者数だけでは、手応えは実感できない。まんが博を
通じて、どんな「成果」が生まれるか、それは次につながっていくものか。成否の判断はそれを
見てからでも遅くない。集客は夏休みが終わってからが勝負。県の宿題もこれからだ。
引用終わり
注)削除の可能性があるため管理人がweb魚拓もあわせて併記、また内容を引用しました
624,197人+53,485人=677,682人
今年も同じくらいなら、12日間で約26万人
60万人から引くと34万人に減ります。
まんが博本体が6万人くらいですから、ほかの関係ない集客も含めているかもしれません。
注)リンクを確認される場合は全文コピペしてください。
寄せられた情報ここまで------------------------------------
注 お寄せいただいた情報は確認の上掲載させていただきました。
そうまでして【まんが博】を成功したことに見せかけたいのか。
嘘も大概にしてもらいたい
このままでは【鳥取県は漫画やアニメにろくに理解もないクセにそれを利用して13億の税金を投入したが大失敗、来場者を水増し発表することで隠蔽に必死】、という印象にしかならないのだが。
すでにインターネットなどでも失敗を指摘する声が各所で見られる。
鳥取県はこの現実すら向き合おうとしていない。
【まんが博】来場者の捏造が次々明らかに
以下寄せられた情報------------------------------------
昨年度の県議会でまんが博来場者見込み300万人は、新規の集客であると答弁
「2012.03.13 平成24年2月定例会(第10号)
文化観光局長
入り込み目標300万人につきましては、過去5年間の8月から11月に鳥取県にいらっしゃっている
お客さんの過去5年間の平均をもとに、これが大体420万人ということになっております。そのうちの7割ぐらいの
方にぜひまんが博に来ていただきたいということで300万人という設定をさせていただいております。」
引用ここまで
つまり水木しげるロード等の客の7割が、まんが博会場に来る見込みということですから、
今の発表のように、まだ、まんが博会場に来てない(多分来ない)水木ロードの客を足し算してはおかしいわけです。
60万人発表は完全に矛盾しています。
引用
「「国際まんが博」では、水木しげるロード、青山剛昌ふるさと館など既存の常設施設も拠点として
位置づけており、その来場者数も含め300万人を集客目標としています。」
引用ここまで
上の答弁と完全に矛盾・破綻しています。
寄せられた情報ここまで------------------------------------
注 お寄せいただいた情報は確認の上掲載させていただきました。
マスコミからも疑問の声が
上記の毎日新聞だけでなく、他社からも疑問を呈する声が。
鳥取県が大盛況と発表する【まんが博】の様子
画像は上記サイトより引用
画像は上記サイトより引用
注)これらはネット上で公開されていたものです。【まんが博】主催者とはなんら関係ありません。
画像は上記サイトより引用
どう見ても、開催日8月4日から2週間で約60万人訪れた催し物には見えない。
お隣の島根県で開催されている【神話博しまね】について調べてみた
地理に明るくないので公式サイトで見てみると出雲大社周辺にいくつか催し物施設があり、それぞれ企画展などが行われている仕組みは【まんが博】と同じようだ。
しかし当然といえば当然だが、こちらは施設ごとにカウントというひどい水増しはしていないようで、8月14日現在10万人という妥当な数字である。
7月21日に開幕したようなので、約一月で10万人ならおかしくない。
7月21日に開幕した【神話博しまね】の入場者数が10万人を超えました☆
お盆の期間中も多くの方が来場されています!
以前にもご紹介した「神話映像館」や「神楽」、
「しまねっこステージ」など楽しいイベントが盛りだくさんなんです!
出雲大社参拝の後は是非足を運んでみてくださいね。
- 蛇足だが鳥取県はこの催し物にも乗っかってまんが王国をPR中。本当に何に関してもでしゃばることだけは忘れない。
注)なお【神話博しまね】は先日20万人を突破したとのことで、補足しておく。
実績がないのに続けていく気だけは満々
やたら【マンガを活かした】という言葉が繰り返される【鳥取力向上チーム設置要綱】
しつこく【マンガを活かした】が繰り返される【マンガを活かした鳥取力向上の基本方針】
マンガを活かしたと言うが具体的に、何に活かされているというのか。
県民の税金を無駄遣いする言い訳だけは立派、としか言いようがない。
いまさら鳥取を舞台とした漫画を募集
>まんが王国とっとり:鳥取にちなんだ漫画原作を募集−−来月3日から /鳥取
まんが王国を自称しながら、元祖【まんが王国】である他県がやっているような、地元を漫画題材にした作品を急きょ募集するなど、やることが後手後手すぎ。
来年10月に書籍として発行だそうだが、一年以上も先のことを覚えている人間がどれだけいると思っているのか。
考えが甘すぎる。
最終更新:2024年03月30日 10:53