3:539~551

539 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 12:56:04 ID:fUFqgzHU
◇第七競技
部長「さあついにメイン三種目のひとつチーム対抗ビーチバレーよ!」
小萌「円形のコートでの3チーム対抗戦ですぅ。コートに入れるのは1チーム6人ですぅ。選手交代は3回まで。デュースは無しで10点先取したら勝ちですぅ。ネットで相手にポイントを与える場合、相手チーム両方に入るので気を付けてくださーい。10ポイント先取したチームには200ポイント、その次にポイントを高く持っていたチームは100ポイント獲得ですぅ!」

ひたぎ「ついに来たわね。さぁ、戦争を始めましょう」
神原「ここでエロバレーの……」
真宵「さってこれはどう料理しましょうか」
ファサリナ「追い付かれましたし、ここはがんばらないと」
キャスター「さっきは欲望に負けたけど、今度はいいとこ見せるわよ」
あずにゃん「唯先輩だってがんばってるんだ。今度は私が……」

美琴「あたしたちは練習を積んだんだから怖いものなんてないわ!」
かじゅ「ああ、やるぞ!」
プリシラ「勝つよ~!」
セイバー「今度こそ約束された勝利をつかみます!」
とーか「目立ちますわぁぁぁぁぁ!」
アーニャ「がんばる」

イリヤ「さぁ行くわよ!」
首輪ちゃん「休養十分!そろそろ働かないと大将に怒られちまうぜ」
カマやん「負けてばかりというのは屈辱的ゆえ、ここは勝たせてもらおう」
和「咲さんがいい流れを作ったんですからそれに乗らないと」
インデックス「やるよ~」
妹E「うおおおおおお!とミサカは気合いを高ぶらせます」


540 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 14:03:39 ID:TMVh4JMs
咲「ふあ…うくっ…あう…」ビクビクッ

部長「和ったら、久しぶりだからって咲を消耗させすぎよ」
美穂子「あの…宮永さん、大丈夫でしょうか」
部長「ビーチバレーが終わるころには回復するんじゃない?」
美穂子「はい…」
部長(まぁ放っておいたら迷子になりそうだし、これはこれでいいのかしら?)


541 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 17:20:27 ID:Zpg5//JI
D「さぁ始まりました、変態ビーチバレー!非常に分かりづらい競技なので、我々としても実況解説のやりがいがあります!」
K「まさかバレーボールを鼎戦にするとは…ブロックを掛けようにもタイミングを図るのがかなり難しくなってくる」
D「ここまで全てのスパイクをレシーブしている御坂選手の防御力は凄まじいですね」
K「そのかわり風紀委員はアタッカー不在なのが厳しいところだ。セイバーにはマークを付けられているからな」
D「そうなるとバランスの良い主催チームが有利、ということですか?」
K「それは既に点数に出ている。今のところ主催チームのみ3点先取。他チームは未だポイントが入っていない」

とーか「あっ…!」
ゴシュ!

D「あー逝ったああああああああああああああ!戦場ヶ原選手の強烈なスパイクがついに龍門渕選手の顔面をクリーンヒットォ!」
K「真宵の執拗なフェイントに御坂が騙されたか。これは立てないな」
D「しかし!ボールは生きている!ボールは生きているぞー!」

アーニャ「トス」
セイバー「卑怯者め!騎士王が裁きを下してくれる!」

シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

ひたぎ「ひっ!」
神原「戦場ヶ原先輩!」バッ

ドシュ!プシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!

D「決まったああああああああああああああ!
 戦場ヶ原選手を狙ったスパイクは神原選手の土手っ腹を貫通!コートはスプラッタだああああああ!」
K「さすがだな、セイバー。しかし良くボールがもったものだ」

ひたぎ「神原!」
神原「戦場ヶ原先輩…どうか、ご無事で…」ガクッ
ひたぎ「誰か!誰かあああ!」

カイジ「龍門渕!大丈夫か、龍門渕!」
とーか「はらほれひれはれ~」

D「コート内は騒然です!一時試合中断する模様です」
K「これで主催3:風紀1:特攻0、か。しかし、層が厚い風紀委員はいいとして、特攻野郎はかなり台所事情が厳しいのではないかな」
D「と、いいますと?」
K「いくら死者スレ内とはいえ達人の船井ですら復活に数時間はかかる。神原の大会中の復帰は望むべくもない」
D「あー」
K「主力の一人を失った特攻野郎はこの試合だけでなく、この先、大きなハンデを負ったな。あのままひたぎを見殺しにすればよかったものを」


542 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 17:38:53 ID:fUFqgzHU
美琴「透華さんがやられちったからメンバーチェンジだけど……久さん大丈夫ですか?」
部長「オーケーよ、じゃいっちょやりますか」
美穂子「がんばってくださいね」
池田「ファイトだし!」

ひたぎ「こっちのメンバーチェンジはどうするの?」
真宵「とりあえず現状は……滅さんお願いします!」
律「わかったぜ」
真宵「後、やっておくべきことは……CDさん、CDさん」
C.C.「何か用か?」
真宵「こっちのメンバーに入ってもらえませんか?報酬は先ほどの限定ピザ5枚で」
C.C.「……10枚なら考えてやろう」
真宵「了解です。後、監獄さん、監獄さん」
撫子「何、真宵ちゃん?」
真宵「暇だったらウチのチームに加勢しませんか?」
撫子「あっ、うん、いいよ」
真宵「ありがとうございます」

D「おっと両陣営に動きが!負傷者に代え風紀委員は竹井久、特攻野郎は田井中律をそれぞれ投入!しかも特攻野郎のベンチにはC.C.と千石撫子が!」
K「先を見越して暇人をチームに取り込んだか。さてこの選択がどう転ぶか……」


543 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 18:10:59 ID:dw8XzRdY
キャスター(しかし先程からこちらの防御結界が弱められている…
     セイバーのスパイクも結界内ならばあれほどの殺人能力を発揮しないはずなのに…
     やはり…介入してきたか、荒耶宗蓮)

カマやん(セイバーに対しマンマークを掛けてきたが、やはり対魔能力は高い
    ならばと思いキャスターの防御結界に干渉してみたが…結果は予想以上だったか。
    このままあと三回特攻側をリタイアさせていけば彼等を負けさせることは容易。
    出来ればあと一点取っておきたい所だが、それでなくとも以降の特攻側を大きく弱体化させることは出来るか…)


544 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 18:51:12 ID:CKyFVGR6
カマやん(あれが噂の暴れ龍か…?ただの小娘ではないか。用心する必要もないな)
真宵(烈さんのスパイクはかなり強力ですが…ツッコミ補正等が加わるとその威力は格段に上がる。
   ボケなくてもいい…誰か烈さんを刺激してくれれば…)
律(…久さんが出てきたか。セイバーと同様、スパイクの破壊力がやばそうだな…。
  直撃したら……いや、大丈夫だ。キャスターさんの魔術を信じろ!)
部長(戦場ヶ原さんとかいう彼女のスパイクが厄介ね…。潰すべきかしら…。でも律も放っておけないわね)


545 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 19:29:16 ID:dw8XzRdY
ひたぎ「神原、あなたの仇は討つ!」

D「おーっと、戦場が原選手、セイバーに向けて殺人スパイク!」
K「無駄なことを。セイバーにその程度の攻撃が…な、なにぃ?!」
D「戦場が原選手、分身!分身です!さらにカーブぅ?御坂選手、大きくかく乱されたぁっ!」

御坂「くっ!セイバー!?」
セイバー「舐めた真似を!エクス、カリバー!」

カッ!

D「セイバー選手、エクスカリバー!直線上にいたプリシラ、中野選手を直撃~っ!」
K「馬鹿な…」
D「ボールは真っ二つになって、風紀チームと特攻チームのコートに落ちたぁ!こ、これは?」
K「無論、主催チームの得点だ」
D「主催4:風紀1:特攻0となりました!なお、セイバー選手は当然退場。また、消滅したプリシラ選手、中野選手が交代となります」
K「風紀側は三回の交代権を使い切ったか」
D「コートの整備でまたも一時中断です!」


546 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 19:42:47 ID:fUFqgzHU
唯「あ、あずにゃん生きてる!?」
あずにゃん「な、なんとか……死んでますけど」
キャスター「今度はどうするの真宵ちゃん?」
真宵「仕方ありません、この策は使いたくなかったのですが……」

かじゅ「ぷ、プリシラ……?」
プリシラ「えくすかりばーってこんなにえげつないんだ……」
部長「よし……ライダーさん、池田さん!」
ライダー「了解です」
池田「わかったし!」
美琴「で、向こうの交代選手は紬さんかなって……千石さん!?」
アーニャ「そうきたか、さすがゴーストね」

撫子「どうすればいいの?」
真宵「アタックはホチキスと骨さんに任せればいいのでトスをお願いします」
撫子「うん、わかった」

D「おっと特攻野郎、なんと先ほどスカウトした千石撫子を投入だ!」
K「なるほど、彼女がいれば少なくとも風紀委員は手加減をせざるを得ないからな。うまい策を使う」


547 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 20:08:32 ID:6NsK8rnE
部長「えいっ!」
撫子「よいしょっ」ポンッ
ひたぎ「はっ!」ビシッ
部長(う~ん…撫子ちゃんに当たると可哀想だからあまり強烈なスパイクは撃てないわね…。これが狙いなのかしら)
首輪ちゃん(は~ん…なるほどな。手加減狙いってヤツか。だが――こっちにはそんなもの通用しない!)バンッ
妹「トスです。とミサカはボールを高く上げてアタックを催促します」
カマやん「その小娘を狙わなければ強烈なスパイクを撃っても構わんだろう!どりゃああ!!」ズバシッ

D「これは強烈!特効野郎チームをボールが強襲します!」
K「また特効野郎チームは選手を狩られるな」

律(なっ…この人のスパイクもやばい!風紀委員しかマークしてなかった…!!)
キャスター(くっ…やはり結界がうまく働かない!このままじゃ律ちゃんが――)

ダッ
ドガァッ!!

キャスター「ぐっ!!」
律「キャ、キャスターさん!?」
キャスター「…」ドサッ

D「おおっと!神原選手よろしく、キャスター選手も身を挺してメンバーを守りました!ボールもぎりぎり生きている!!」
K「しかしかなり強力な一撃だったからな。さすがのサーヴァントもアレを顔面にもらって意識を保っていられなかったか」
D「戦場ヶ原選手が滑り込んでボールを繋ぐ!」
K「だがもう特効野郎チームはメンバーをやられすぎて満身創痍だ。勝利は難しいだろう」

カマやん「その通り。これが狙いだ。これで要注意するべくは風紀委員のみ!」
部長(いや…これは――)

真宵「勝った…」
カマやん「ん…?」
律「…っ!!」ダンッ
カマやん「な、何!?」
律「よくもキャスターさんをおおおおおおおおおおおお!!」

ズバアアアアアアアアン!!ドゴォッ!!

カマやん「ぐあああああああああああぁ!?」
妹「ボールが隕石に見えました、とミサカはその場に凍りつきます」

D「おぉっと!ここで田井中選手突然の覚醒!吹っ飛んだカチューシャがまるで今まで彼女を押さえつけていた拘束具のように思えます」
K「あの前髪の下から覗く目…まるで鬼人のようだ」
D「これで主催4:風紀1:特攻1。ようやく特効野郎チームに得点が入りました」
K「ここからどうなるか。展開が予想できないな」


548 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 20:22:49 ID:fUFqgzHU
真宵「しかしその代償でキャスターさんも交代ですか、こちらの戦力ならKCさん」
ムギ「ゴースト、私に行かせて」
真宵「オーナー!?貴女は球技が苦手なのでは!?」
ムギ「今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ」
あずにゃん「ムギ先輩……」
キャスター「(気絶中)」
ムギ「梓ちゃん、キャスターさん。仇は必ずとるわ」

美琴「ついに来たわね、紬さん」
かじゅ「なんだあのオーラは……」
リリーナ「あれは怒り。何も含まないとても純粋な怒り……」

ムギ「あまり私を怒らせないほうがいいですよ」ゴゴゴゴゴゴ
唯「ムギちゃん、キャラが違うよ」

D「キャスターの戦闘不能に伴い、特攻野郎チームも交代権を使いきりオーナーを投入だぁ!」
K「彼女の纏う怒気も凄まじいな。これはいよいよわからなくなってきたな」


549 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 20:27:19 ID:aen137BM
イリヤ「やられたわ。でも、まだ大丈夫!ひとまず妹Aを投入!そして、サーシェス!妹E!アレで決着を付けるよ!!」
首輪「よっしゃー!!任せろ」
妹E「プランX、アレですね……とミサカはついに来たと思いつつ決死の覚悟を決めます」

D「おおっと、ここで主催チームの首輪選手と妹E選手が同時に動いた!」
K「あれは…まさか!必殺技・魔のX攻撃!!」
D「なんと、両サイドから飛び上がったミサカシリーズの二人が空中でクロスしたところで強烈なスパイク!」
K「あれではどっちが打ったかわからない!そして相手はボールの軌道が読めない!まさか科学的に禁断な技をここで拝められるとわ!!」
D「そこは何でもアリの死者スレですから。しかし、シンクロした二人のミサカが放つそれはまさに魔球!!
  特攻野郎は誰一人動けず!またしても主催チームに1ポイントが入ったぁ!!もはや誰も彼らの勢いを止められないのだろうか!!!」


551 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/30(月) 21:09:37 ID:Vq/4Z5..
ミサカーシェス「よっしゃ、もう一発喰らいな!」
ムギ「まずい、撫子ちゃんの方に行ったわ!」
撫子「きゃ……」

パァン!!


律「……今、わざと撫子ちゃんを狙ったろ……」


ミサカーシェス「な、何だありゃ!? 素人の出せる殺気じゃねえぞ!!」
ガハラ「トス上がったわよ!」
律「よし、喰らえぇぇぇぇぇぇっ!!!」
ミサカーシェス「っと、危ねえ!!」
妹E「ぶべらっ!! とミサカは身代わりにされて吹き飛びます」


D「おーっと、ここで田井中選手本領発揮!! 妹E選手をコート外まで吹き飛ばしたー!!」
K「荒耶宋蓮を仕留めた事で醒めた頭が、千石撫子が危機に瀕した事で再び逆上したようだな。 サーシェスは迂闊としか言いようがあるまい」
D「あーっと!! 竹井選手、こぼれ球を田井中選手目掛けクイック!!」
K「主催チームに意識が向いている隙を狙ったか。 だが、甘いな」
D「な……田井中選手、これは凄い!! 竹井選手の放った殺人スパイクを片手でわし掴みだー!!」


部長「う、嘘でしょ!? 手加減無しで撃ったのに!」
律「……竹井さん」
部長「な、何かしら?」


「邪 魔 し な い で 貰 え ま す か ?」


部長「(コクコク)」ブルブルガクガク

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最終更新:2012年05月02日 20:31
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