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289 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/10(土) 19:05:40 ID:e5QR8r4o
~~秘密結社アジト~~
遠藤「おのれ‥‥」
オーナー「失礼します」
遠藤「おや、Sチームのオーナー殿。何か御用で?」
オーナー「ええ、とても重要な用です」チャキ
遠藤「な、何のマネだ!?」
オーナー「私たちの間に結ばれた相互不干渉の約束。それが破られたのでけじめをとってもらいに来たのよ」
遠藤「あ、あれは薔薇が勝手に……」
オーナー「言い訳は無用です。部下の掌握もできないで何がリーダーですか。では、悪の報いを受けてもらいますね」
遠藤「まっ……」
タキューン、タキューン
遠藤「(返事がない。ただの屍のようだ)」
オーナー「しばらくしたら復活するでしょう。今回はこれで済ませますが、次同じことがあれば再びバーサーカーさんの胃袋に入ることとなるのを肝に命じておいてくださいね。では失礼します」

ゴースト「お疲れさまです……」
オーナー「ガンダムバカにゴーストも出迎えご苦労様」
ガンダムバカ「オーナー、これくらいのことなら俺が……」
オーナー「いいのよ、これもオーナーの仕事ですし、それに……」
ゴースト「それに?」
オーナー「私の手はもう血に染まっているから。撫子ちゃんとふなちゃんと福路さんの血で。だからあなたたちが手を汚す必要もないわ。裏の汚れ仕事は私の仕事だから」
ガンダムバカ「しかし……」
オーナー「私は咎人なのよ、生前に三人もの命を奪い、親友にまでに手をかけようとした」
ゴースト「……」
オーナー「だから私は償うことのできない罪を償おうとしてるの、この場所に真の解放をもらたすことで、風紀委員とは別の形で……ガンダムバカ」
ガンダムバカ「何だ?」
オーナー「貴方の悩みは理解しているつもりです。確かに私たちはここに新たな歪みを生み出しているのかも知れません。ですが、それも私の目的に至る一歩なのです」
ガンダムバカ「……」
オーナー「理解を求めるつもりはありませんし、今後無理に作戦に参加しろとは言いません。ただ……」
ガンダムバカ「ただ?」
オーナー「私に付いてきてください。私、いえ私たちには貴方が必要なのです」ペコリ
ガンダムバカ「……わかった。見極めようじゃないか、オーナーの目的を」
オーナー「ありがとうございます。それにゴースト」
ゴースト「はい!」
オーナー「これからも私の下で、その頭脳を振るってね」
ゴースト「わかってますよ、私は楽しくてこの仕事をやっているのですから」
オーナー「ふふっ、ありがとう。では戻りましょうか、皆のところに」
二人「御意!」

仮面アステカー第四十六話 【粛清】完

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最終更新:2012年05月02日 00:07
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