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32 :名無しさん:2009/10/30(金) 15:22:08 ID:TFL8Qmz2
部長「んじゃちょっと紅茶淹れてくるわね」
池田「あ、あたしも欲しい!」
部長「はいはい、そちらの二人は?」
男A「いえ、おかまいなく」
透華「わたくしは一の淹れた紅茶しか飲みませんわ…」
部長「そう、じゃ行ってくるわね」

透華は一つため息をつき戯れに指を弾いた
「ハギヨシ」
いつもならば瞬時に現れる忠実なる執事はいくら待っても来なかった
そう、既に自分は生者の世界とは別の場所にいるのだ
透華の目から一筋の涙が…

カチャ

ふと左を見るとテーブルの上に紅茶が置いてあった
竹井の姿はまだ給湯室にある
「有能すぎるというのも情緒がないものね」
透華は苦笑すると"一の淹れた紅茶"に口をつけた

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最終更新:2012年04月30日 04:41
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