878 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/23(金) 23:34:29 ID:PRdxm.h2
その日、僕こと黒桐幹也はクリスマスに向けて急いで準備をしていた。
「うー、仕事仕事」
すると公園のベンチに一人の執事が座っていたんだ。
(うほっいい男)
その男は僕の視線に気付いたのか、こちらを見るとおもむろに立ち上がった。
「お気づきになられましたか」
男の台詞に僕は全く理解が追いつかず、果たしてどうしたものかと立ち止まって思案に暮れていた。
すると男もこちらの態度に気がついたのか、軽く会釈をした。
「今わたくしに会ったことはお忘れくださいませ」
と言うや否や男はそのまま姿を消しさった。
僕はまぁ先方も誰かに言われるとまずいんだろうしと思って、黙っていようと決意した。
最終更新:2012年05月03日 21:43