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572 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:12:19 ID:75EQxJKQ
そんな加治木の願いも虚しく…

C.C.「ノーテンだ」パタッ
C手牌:③④⑤⑤⑥■四五六七■■中
加治木「テンパイ」パタッ
加手牌:一二三五六七56678①①(一二■五■七5■678①①)
上条「………テンパイです…」パタッ
上手牌:123⑥⑦⑧撥撥中中(■2■⑥■⑧撥撥中中) 白白白(一枚黒牌)
戦場ヶ原「ノーテンよ」
戦手牌:567■9②③④東東■撥■

あっさり流局…。結局鳴けたのは加治木が引いた白のみ…撥と中は…

C手牌:③④⑤⑤⑥四四五六七八撥中(③④⑤⑤⑥■四五六七■■中)
戦手牌:56789②③④東東東撥中(567■9②③④東東■撥■)

二人に押さえられていた…。

上条(…そうですよねー…上条さんにこんな幸運が舞い降りる訳ないですよねー…はっはっはーーー…不幸だ…)

しかし無意味ではない。上条が最後まで大三元を狙っていた為、二人は自分の手には無意味な撥、中を抱えなければならず、結果この局ノーテン…C.C.は親を流してしまう…。

加治木(次は私の親…残すは二局…ここで何としても逆転する…)


573 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:12:52 ID:75EQxJKQ
東三局 二本場
西家:戦場ヶ原 19100
北家:C.C. 45400
東家:加治木 26800
南家:上条 8700

ドラ表示牌:五(ガラス牌)

―――一巡目―――

戦場ヶ原(オーラスは不幸王の親だから問題なし…つまりこの局が正念場…)
戦手牌:③③⑤⑧244一五六北白(③■⑤⑧2■4一五六北■)
C.C.(この局さえあっさり流してしまえば…それで九分九厘勝ち…)
C手牌:二三四八八569④④⑤南(■三四■八5■9■④⑤南)
戦場ヶ原(私よりシーちゃんの方が早そうだから任せる)チラッ パッパ タンタン
C.C.(分かった。援護よろしく)チラッ パッパ タンタン

二人は目線のみならず、台の下で手の動き、足踏みまでを使いサインを出し合い、意思疎通を行う。即席コンビにはまずできない芸当である。

―――五巡目―――

加治木「リーチ!」パシッ撥
加手牌:11■57■②②六■西西■
C.C.(…一見バラバラ…となると七対子か…)
戦場ヶ原(差し込みはないはず…上条君が飛んだらそれで終わりだから…)
上条「…」タンッ2

―――八巡目―――
C手牌:二三四八八④④(■三四■八■④) ③④⑤ 456(6黒牌)
C.C.「…」トン七(よし…)チラッ
戦手牌:③⑤⑥⑥⑧23346五五六(■⑤⑥■⑧2■346五五六)
戦場ヶ原(六萬なら持ってる…両面に切り変えればすぐに差し込める…)
C.C.(モタモタしててツモられたら話にならないしな…)タンッ八
加治木「ロン」パタッ
C.C.「何!?」
戦場ヶ原「えっ?」
加手牌:11157②②②六七西西6(加手牌:11■57■②②六■西西■) 八
C.C.「七対子…じゃない…だと…」
加治木「リーチドラ1、裏ドラは…」トン①「暗刻で乗った…リーチドラ4で満貫、二本場で12600」


574 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:13:14 ID:75EQxJKQ
加治木が使ったのは、東一局で戦場ヶ原が使ったのと同じ手…同じ罠である。だがいつでも差し込んでもらえるという保険付きだった戦場ヶ原と違い、加治木は一切の保険なし。戦場ヶ原自身が考えていたように、上条からの差し込みはタブーだからである。だが…

加治木(何とか上手くいった…これでまたトップ…上条の差し込みも大丈夫になった)
C.C.(くっ…勝ち急いで冷静さを欠いたか…よく考えれば見抜けたのに…)

必ず逆転するという気持ちで賭けに出た加治木と、流せればいいと軽く考えていたC.C.と戦場ヶ原…この局、軍配は加治木に上がった


575 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:13:49 ID:75EQxJKQ
東三局 三本場
西家:戦場ヶ原 19100
北家:C.C. 32800
東家:加治木 39400
南家:上条 8700

ドラ表示牌:中(黒牌)

―――一巡目―――

上手牌:1359①④⑥二三七南北撥(13■9■④⑥二三七南■撥)
上条(もう俺は何も余計なことは考えねぇ…考えたって何かできる訳じゃないし…加治木に差し込むことだけ考えればいい…)チラッ
加治木「…」タンッ北
加手牌:②③■⑧六八九■4■8東東
上条(ひたすら加治木の待ちになりそうな牌だけを集める!)タンッ北(黒牌)

この時の上条の考えは間違ってはいない。加治木に差し込み、それで点差が広がれば良し。更にそれで自分が飛べばより良し。その時点で勝利が確定するからである。だが、上条は失念していた…。

―――九巡目―――

C.C.「リーチ」パシッ四
上条(げっ!)
C手牌:■②■③④■三■八■■44

自分が、相手に振り込んで逆転を許し、飛んでしまう可能性があることを…。

上条(やばいやばいやばい~~~!!黒牌六枚って何だよ!?待ちが全く分からねぇ!)
加治木「チー!」カチャ パシッ八
上条(おっ!)
加手牌:②③■■六■4■東東 四五六
上条(…お前も黒牌四枚って何なんだよ~~~!?サインくらい出してくれよ~~~!!)


576 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:14:31 ID:75EQxJKQ
今回、加治木は敢えてサインを出さなかった…。理由はいくつかあるが、一つは自分とC.C.の待ちが同じである可能性を考慮したからである…。

加治木(もし上条が差し込んで、待ちが同じだったら、頭跳ねで上がるのはC.C.…それは何としても避けたい…)

上手牌:13579①④⑥⑦二三六七(13■79■④⑥⑦二三六七) 五
上条(う~~~~~ん…どれを切ったらいいんだ…加治木の黒牌の内一枚は東だと思うけど…いやひょっとしたら東と何かのシャボってことも…或いはまだ張ってない?…いやさすがにそれはない…と思う…鳴いたってことは張った可能性は高い…いや一発消す為だけの副露ってことも…いやいやいやそんなこと考えてもしょうがない…今はもう張ってると信じるしかない…となると待ちを考えねぇと…さっき考えた東と何かのシャボだったら俺には差し込み様がねぇ…となると、東はもう暗刻と仮定して…考えられるのは一四筒の両面…六萬絡みの両面、嵌張…四索絡みの両面、嵌張…六萬と四索のシャボ…これで全部か…?八萬を切ってるから五八萬の両面はない…五萬の嵌張の可能性はあるけど…いやそれはないか…俺が五萬をツモったのはたった今…加治木が切ったときはまだ持ってなかったから、俺が差し込むことはできなかった…だったら八萬を残して七萬の嵌張で受けるはず…五索の黒牌は俺が持ってるから、三六索の両面もない…となると考えられる待ちは一四筒の両面、四七萬の両面、二五索の両面、三索の嵌張、五索の嵌張…六萬と四索のシャボ…多い…都合よくどれでも差し込めるけど、そのせいで余計に迷う…おまけに…C.C.の手…下手に切ったらそっちに振り込んじまうかも…あの手牌で考えられる待ちは更に多い…四索は対子になってるけど、隣の黒牌二枚…あれの種類によっては三面待ちも有り得る…いや筒子も怪しい…何で二筒と三筒の間に黒牌挟んでんだ…?ひょっとして一盃口狙い…だとしたら一四筒の両面か…萬子は更にややこしい…三萬絡みなら一四、二五萬…いや四萬切りリーチだから一四萬はない…八萬絡みなら六九、七萬…或いはまた理牌してなくて罠を張ってるのかも…くそ!候補が多過ぎる…俺は加治木に差し込むことが目的だから、さっき挙げた候補とC.C.の待ちが被ってなければいいんだが…そんな都合のいいことはないか…いや…そうだ!戦場ヶ原の手牌!C.C.がリーチをかけたってことは、戦場ヶ原が差し込む準備が出来てる可能性は高い!なら戦場ヶ原の手牌にある牌がC.C.の待ちってことに…)チラッ
戦手牌:二五六七九1235①②③④(黒牌無し)
上条(…て何なんですかその都合の良すぎる手はーーー!!?黒牌無しって何だよ!?余計に混乱しちまうじゃねぇか!)

勿論書き手のテコ入れである。ご都合主義、ドンと来いなのだ。


577 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:15:01 ID:75EQxJKQ
上条(あ~~~くそっ!全く候補が絞れねぇ!どうすりゃいいんだ~~~!!?…いっそ回すか?…いや駄目だ!ここで回したら戦場ヶ原が確実に差し込む!そしたら最悪また逆転なんてことになり兼ねない…ここで確実に加治木に上がってもらわなければならないんだ…どれだ!?どれを切ればいいんだ!?)

むしろ加治木は上条に回して欲しいと考えていた…。下手に勝負に行って振り込んだら元も子もないからである…。何より…

加治木(この状況で上条の勝負勘が当てになるとは思えない…)

上条の勝負弱さが一番の理由であった…。しかし上条は、そんな加治木の考えに気付けない…。

上条(捨牌見ても判断できねぇ…それはいつものことだけど…くそ~~~………)

そして決断!

上条(これだ!)ダンッ①(黒牌)
加治木「…」
戦場ヶ原「…」
C.C.「…ふっ…やはり持っていたか…」
上条「えっ!?」
C.C.「お前は馬鹿正直に理牌し過ぎだ…それでは黒牌の正体もあっさり割れてしまう…そして今お前が考えていたことも全部筒抜けだ…」
上条「なっ!?」
C.C.「お前は私と加治木の待ちについてずっと考えていたはずだ…それも当然…加治木に差し込むつもりで切った牌で私が上がり、更に自分が飛ぶなんてことになれば、笑い話にもならんからな…だから最終的にお前が出した結論は…」
上条「…」ゴクッ
C.C.「仮に私に振る事になっても、できるだけ安目になるようにする、そんなところだろう?ロンだ」パタッ
C手牌:②②③③④二三四八八444(■②■③④■三■八■■44)
上条「ぐっ!」
C.C.「リーチのみ…40符1藩、三本場で2200…このままなら飛ばずに済むか…だがそれも、裏ドラ次第だ…」ジャラ

暗刻になっている四索が乗れば、それで満貫…上条は飛ぶ…!

上条(乗るな!乗るな!!乗るな!!!)
加治木(乗るな!)
C.C.「…」タンッ
上条「!…」
裏ドラ表示牌:⑥(ガラス牌)

裏ドラ、乗らず…!

C.C.「ふん…命拾いしたな…」
上条「はぁ~~~…助かったぁ…」
加治木(ふぅ…)
加手牌:②③④六六34東東東(②③■■六■4■東東) 四五六
加治木(…リスクを負ってでも、サインを出すべきだったか…だが上条が私の上がり牌を持っている保証もなかったし…仕方ないか…)


578 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:15:48 ID:75EQxJKQ
東四局
南家:戦場ヶ原 19100
西家:C.C. 35000
北家:加治木 39400
東家:上条 6500

ドラ表示牌:北(ガラス牌)

オーラス…最下位上条の親…ここを流せば加治木、上条コンビの勝利が確定する…。だが加治木とC.C.の点差は4400、充分逆転可能な点差である。

―――一巡目―――

加治木(ここを凌げれば…)
上条(下手に上がって連荘しても意味がない…さっさと加治木に上がってもらおう)

しかし…そう上手く行ったら面白くない…。

加手牌:①①③④⑤⑦⑧⑧27九南中(①■③④■⑦⑧⑧■7九南中)
加治木(…手が重い…役牌やタンピンのような軽い手が欲しかったが…)

加治木の手は半分以上筒子の重い手…このまま染め手で行くか、ゆっくり手を進めるか…。しかしそんなことを考える間もない事態が起こる。

加治木(な!?)
戦場ヶ原(…どうなってるのよ…?)
C.C.(…何だそれは…?)

上手牌:一一二三四五六七八九東東東(黒牌無し) 撥
上条(…配牌でもうテンパイって…しかも高目で三倍満まで行く手、いやダブリーかけたら数え役満まで行っちゃいますよ!)

撥切りで、一四七萬の三面張。一萬なら一気通貫で高目、ツモならダブ東、ホンイツ、一通、ドラ3で三倍満…そこにダブリーの2藩が加われば数え役満である。だがはっきり言って…

加治木(何で今そんな手を引くんだ…)
戦場ヶ原(こんな時しか大物手を引けないなんて…)
C.C.(さすが不幸王と言ったところか…)

この状況には必要ない手であった。後は加治木が上がればそれで終わり…にも関わらず、余計な大物手を引いてしまう…。しかも全てガラス牌。待ちはバレバレである。もちろん上条が自分でツモれば、ダブリーをかけようがかけまいがそれで上条がトップになり終了。しかしそれは有り得ない…起こり得ない…。何故か?答えは決まっている…。

上条(今度こそ!…今度こそ上条さんに幸運が舞い降りて来ましたよーーー!!!)

それが上条当麻と言う人間だからである…。

上条「ダブルリーチ!!」タンッ撥

―――八巡目―――

戦場ヶ原「…」タンッ6
C.C.「ロン」パタッ
C手牌:45678二二三三四四七七(4■■78二■三三四■七七) 6
C.C.「タンピン一盃口で3900、そこの馬鹿が出したリー棒を合わせれば4900…逆転だな」

―――終局―――

戦場ヶ原 15200
C.C. 39900
加治木 39400
上条 5500


579 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/03(木) 20:16:09 ID:75EQxJKQ
加治木「…じゃあ私はこれで…」
戦場ヶ原「またね」
C.C.「遊びたければまた来るといい」
加治木「…気が向いたらな…」バタン
戦場ヶ原「…で、いつまでそうしてるの上条君?」
上条「……………ほっといてください…orz」ズーン
C.C.「まあ、自分が余計な事をしたせいで負けたのだから、仕方がないがな」
上条「…そうですよね…上条さんに幸運なんて来る訳ないんですよね…分かってたんですよ…でもあんな手来たら調子に乗っちゃうじゃないですか…『毒吐き代行の人』はどれだけ上条さんをいじめれば気が済むんですか…禁書厨じゃないんですか…orz」ズーン
戦場ヶ原「禁書厨は禁書厨よ…でも上条君は『毒吐き代行の人』の中では上から6番目くらいらしいわ」
上条「…何でそんな半端なところに…orz」ズーン
C.C.「まあ詳しく話すとネタバレになるので多くは語らないが…『22巻で流した俺の涙を返せ!』だそうだ」
上条「…それ俺が悪い訳じゃないじゃん…かまちーに言ってよ…orz」ズーン
戦場ヶ原「という訳で長編…と呼べるか分からないけど一応終了よ」
C.C.「本当は半荘にしようとしていたが、さすがに途中で面倒になって東風戦にしたそうだ」
戦場ヶ原「おまけに最初は一巡ごとに書こうとしてたんだから、呆れるわ…」
C.C.「そんなことしてたら一体何レスかかると思ってるんだ…」
戦場ヶ原「一度本格的に麻雀SSを書いてみたいとか思っちゃったらしいけど…向いてないって分かったみたいね…」
C.C.「いつもの雑談なら、ネタさえあれば書き始めたその日か次の日の内に書き込んでいたからな…そっちの方が得意なのかもしれん…」
戦場ヶ原「まあ、次も何かネタが出来たら書き込むでしょう」
C.C.「とりあえずは本編投下後に投票の結果と、本編についてのコメントネタか」
戦場ヶ原「そうなるかしらね…それまでに新しい投票があるといいけど…」
C.C.「他の書き手のネタも読んでみたいそうだがな…さすがに登場率独走状態は面白くないとか思っているようだ」
上条「………自分で別のキャラ使ってネタ書けばいいじゃないですか…orz」ズーン
C.C.「…お前はいつまでorz状態でいる気だ?」
戦場ヶ原「…とりあえずこれで締めるわ…オチなんてないわよ…」
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