4:336~371

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366 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/28(水) 21:42:11 ID:WLziObdE 戦場ヶ原「雑談をしましょう」 上条「なんですか藪から棒に?」 戦場ヶ原「一向に代行依頼も来ないし、暇だから」 上条「だったらさっさと看板下ろしてみんなと遊べばいいじゃねーか。バンドの練習やら射撃訓練やら色々やってるぞ」 C.C.「それは無理だな。看板を下ろすのは毒吐きスレが立つか、規制されるか、あるいは厳しい忠告を受けた時と決めている」 上条「何でそこまで意地になってんの!?」 戦場ヶ原「目標としてはwikiの『死者スレ用語解説』に『毒吐き代行組』って載るまでは続けたいわね」 上条「載るか!載ってたまるか!!」 C.C.「そういう訳だから、私達はここを動く訳にはいかん」 上条「いやでも暇になったって言ったって、昨日の書き込みからまだ1日しか経ってねーじゃん。こんなに続けて書き込みしていいのかって思うんだが…」 戦場ヶ原「昨日も言ったでしょう上条君。書き込まれないよりは書き込んでもらう方が、管理人にも書き手にも読み手にもずっといいのよ」 上条「いやそれ書き込みに問題がない場合の話だろう。下手なこと言ったらマジで規制されちまうぞ」 C.C.「それなら大丈夫だ。今回は管理人にも他の住人にも毒は吐かないつもりだ」 戦場ヶ原「その分上条君に毒を吐くから」 上条「ああ、それなら大丈夫…じゃねぇ!!何その理不尽な話!?」 戦場ヶ原「だって私達から毒を取ったら、美しい顔と…」 C.C.「完璧なプロポーションしか残らないじゃないか」 上条「どんだけ自分の容姿に自信持ってんだ!?」 戦場ヶ原「何よ、まさか私達が…」ギロッ C.C.「不細工でデブだとでも言うのか?」ギロッ 上条「あっいえっ、大変お美しいです、はい…」 戦場ヶ原「それに私達は別に自分で自分を褒めた訳ではなく…」 C.C.「互いに互いを褒め合ったのだ」 上条「えっ?そうなの?お前らそんなに仲良かったっけ?」 戦場ヶ原「上条君、私達が死者スレに登場するのは何ヶ月ぶりだと思ってるの?」 C.C.「登場していない間に友情を育む時間は充分にあったという訳だ。私達は既に『ひーちゃん』『シーちゃん』と呼び合う仲だ」 上条「マジで!?」 C.C.「それで戦場ヶ原ひたぎ、どんな雑談をするのだ?」 戦場ヶ原「ああそれはねC.C.さん…」 上条「言ってるそばからフルネームで呼び合ってんじゃねーか!!」 367 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/28(水) 21:42:41 ID:WLziObdE 戦場ヶ原「ねえ、キャミソール君」 上条「それは俺に話しかけてんのか!?『み』しか合ってねーじゃねーか!!人の名前を女性用下着みたいに呼ぶな!!俺の名前は上条だ!!!」 戦場ヶ原「ごめんなさい、噛みました」 上条「嘘つけ!!ぜってーわざとだろ!!」 戦場ヶ原「な、何よ、わざとじゃないわよ…ちゃんと謝ったじゃない……」グスッ 上条「へっ?」 戦場ヶ原「そ、そこまで、ヒック、怒鳴らなくても、ヒック、いいじゃない………」グスッ C.C.「おいおい上条当麻、お前は何をやってるんだ。男がつまらないことで女に怒鳴り散らして、挙句泣かせてしまうとは…」 上条「へっ!?い、いや俺は別に…」 C.C.「その上言い訳か?どんな理由があっても女を泣かせたら悪いのは男だ。さっさと謝れ」 上条「わ、分かったよ…」 戦場ヶ原「ヒック…ヒック…」 上条「あ、あのー、戦場ヶ原さん…」 戦場ヶ原「ヒック…グス…ヒック」 上条「そ、そのー、俺もちょっと言い過ぎたかなーって思って…」 戦場ヶ原「グス…ヒック…グス」 上条「えーと、とにかくすみませんでした!!」 戦場ヶ原「ヒック…ほ、本当に、ヒック…悪かったって、グス…思ってる…?」 上条「ああ思ってる!!全部俺が悪かった!!だからもう泣き止んd」 戦場ヶ原「あらそう、そこまで言うなら許してあげるわ」ケロッ 上条「ってあれ?」キョトン 戦場ヶ原「何をキョトンとしてるの上条君?」 上条「えっ?いやだってさっきお前…」 戦場ヶ原「何のことかしら?」 上条「嘘泣きかよ!!騙しやがったなこの野郎!!」 C.C.「そもそもこの女があの程度のことで泣く訳がないだろう」 上条「お前も分かってて俺に謝らせたのかよ!!」 C.C.「まあ、そっちの方が面白いからな」 368 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/28(水) 21:43:21 ID:WLziObdE 戦場ヶ原「そんなことより上条君」 上条「何だよ」 戦場ヶ原「上条君の右手の…えーっと…」 C.C.「『暇人殺し(ヒマジンブレイカー)』だろう?」 戦場ヶ原「そうそうそれそr」 上条「違ーよ!!何だよその一文字違うだけで大違いみたいな間違え方は!!どんな用途で使う能力だよ!?俺の能力は『幻想殺し(イマジンブレイカー)』だ!!!」 C.C.「すまんな、噛んでしまった」 上条「嘘つけ!!ぜってーわざとだろ!!もう嘘泣きには騙されねーぞ!!!」 C.C.「ああそうだわざとだ。何か文句があるのか?」 上条「開き直るのかよ!?文句は大有りだよ!!」 C.C.「ほう…例えばどんな文句だ?」 上条「常識的に考えて自分の名前や能力名を間違えられたら怒るに決まっているだろう!!」 C.C.「なるほど…常識ではそうなのか…」 戦場ヶ原「でも残念ね上条君…」 上条「何が!?」 C&戦「「私達の毒舌に、その常識は通用しねえ!!」」 上条「禁書原作を知ってる人にしか通じないネタをするな!!」 369 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/28(水) 21:43:54 ID:WLziObdE 戦場ヶ原「まあいい加減話を戻して…上条君」 上条「何だよ!?」 戦場ヶ原「上条君の右手の『幻想殺し』は、どんな異能も打ち消しちゃうのよね?」 上条「あ、ああ…確かにそういう能力だけど…それがどうした?」 戦場ヶ原「いえ…すごく、今更それ聞くの?って感じの質問なんだけど…」 上条「何だよ、言ってみろよ?答えられるなら答えるから」 戦場ヶ原「上条君、ゲーム中ド○えもん顔負けのあの四次元デイパック、どうやって持ってたのかしら?って…」 上条「」 C.C.「なるほど…常識的に考えて、明らかに矛盾するな」 戦場ヶ原「ええ…常識的に考えて、明らかにおかしいのよ」 上条「お前らさっき常識は通用しないって言ってたじゃん!」 戦場ヶ原「右手がデイパックに触れた瞬間、デイパックが壊れて中身をぶちまける事になるのよ」 C.C.「ということは、左手だけでデイパックを持っていたのか…」 上条「えっ?いや…」 戦場ヶ原「いいえ、持つだけじゃないわ。中身を取り出すのも、左手しか使えないのよ」 C.C.「何!?デイパックのファスナーを、片手で開けるのも一苦労だぞ!」 上条「だから…」 戦場ヶ原「それだけじゃないわ!取り出すのも片手ということは、当然…」 C.C.「物を入れるのも片手ということだな!!」 上条「もしも~し…」 戦場ヶ原「それはつまり…」 C.C.「ああ…」 C&戦「「御坂美琴の遺体を入れる時も片手で行っていたということ!!!」」 上条「」 370 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/28(水) 21:44:23 ID:WLziObdE 戦場ヶ原「デイパックのファスナーを何とか片手で開ける上条君…」 上条「」 C.C.「そしてその中に御坂美琴の遺体を入れようと抱え上げる上条…」 上条「」 戦場ヶ原「しかしそこで気付く、気付いてしまう…」 C.C.「自分はデイパックを片手でしか扱えないことに…」 上条「」 戦場ヶ原「そこで仕方なく…」 C.C.「上条は…」 戦場ヶ原「御坂さんの遺体を…」 C.C.「片手で持ち…」 C&戦「「そのまま無理やりデイパックに突っ込んだ!!」」 上条「いやそんな入れ方してねーよ!!お前らその場で見てただろーが!!!」 C.C.「まあ確かに、そんな入れ方してなかったな…」 戦場ヶ原「だからどういうことか聞きたかったんだけど…」 上条「ああ、それなr」 C.C.「それより気になることが出てきたな…」 上条「へっ?」 戦場ヶ原「御坂さんの遺体、今どこにあるの?」 上条「」 C.C.「確かそのまま上条のデイパックに入っていたな」 戦場ヶ原「じゃあ上条君のデイパックはどこにあるの?」 上条「えっ?あっ…それは…」 C.C.「確か橋を渡っている時はまだ持っていたな」 戦場ヶ原「で、その後川に突き落とされて…」 C.C.「陸に上がった時にはなくなっていたようだな」 戦場ヶ原「ということは…」 上条「川に流されてるよ!!みなまで言うな!つーかwikiの現在地MAP見れば一目瞭然だろ!!」 戦場ヶ原「全く、元の世界に連れ帰るとか、かっこいいこと言っといて…」 C.C.「川に流してしまうとは…」 上条「分かってるよ!俺かっこ悪いよ!!御坂にも悪いことしたよ!!!今度謝ってくるよ!!!!だからその話もうやめてくれよ!!!!!」 371 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/28(水) 21:44:55 ID:WLziObdE 戦場ヶ原「で、やっと本題なんだけど…」 C.C.「結局デイパックはどうやって使ってたんだ?」 上条「いや、普通に両手で使ってたけど…っていうかそれもお前ら直に見てただろうが」 戦場ヶ原「まあそうなんだけど…」 C.C.「どういうことなのか…?」 上条「たぶんだけど、考えられるとすれば…」 C&戦「「うん」」 上条「異能の力が常に働き続けているからじゃねーかな……打ち消しているそばからまたすぐに次の力が働いているから、右手で触っても壊れないってことじゃないかな?」 C.C.「おや、意外にまともな考察だな」 戦場ヶ原「そうね、上条君のことだから全然論理的じゃないめちゃくちゃな説明すると思ってたわ」 上条「お前ら俺を何だと思ってんだ…?」 C.C.「馬鹿なウニ頭の童貞ボーヤ」 戦場ヶ原「阿良々木君が来るまでの仮奴隷」 上条「どっちもろくなこと思ってねえな!!つーか戦場ヶ原!『阿良々木君が来るまで』って何だ!?」 戦場ヶ原「あら、私にずっと構って欲しいってこと?」 上条「そうじゃねーよ!!ここに来るってことはつまり…」 戦場ヶ原「ええ、脱落して来るってことね」 上条「分かってんなら…!」 戦場ヶ原「だって阿良々木君ったら、私という者がありながら、この場で多くの女の子とフラグを立ててるのよ」 上条「」 C.C.「おや?そうなのか?」 戦場ヶ原「ええ、時間はたっぷりあったから、ここでの阿良々木君の行動をチェックするのは容易だったわ」 上条「いやだからって浮気したわけではないだろう!フラグ立てただけで死ねってどんだけ独占欲強いんだよ!」 戦場ヶ原「何を言ってるの?私は恋人が浮気したら、恋人を殺して、その後浮気相手を恋人の元に送ってあげるくらい、浮気には寛容なのよ」 上条「それ寛容って言わねえよ!!!」 戦場ヶ原「私が怒ってるのはね、阿良々木君が自分の身も顧みず多くの女の子を、人を助けようとしてることよ…」 上条「へっ?」 戦場ヶ原「人助けはいいことよ。でもそれで自分を蔑ろにしていい理由にはならないわ」 C.C.「ほう、意外とまともなことも言うんだな」 戦場ヶ原「まあ、そんな阿良々木君を好きになったんだけどね…でも、ここではっきり言っておくわ」 C.C.「何をだ?」 戦場ヶ原「いいわ…阿良々木君が誰彼構わずフラグを立てるって言うんなら…」 上条「あれ?」 戦場ヶ原「まずは…」 C.C.「おや?」 戦場ヶ原「そんなふざけた阿良々木君をぶち殺す!!!」 上条「人の決め台詞を勝手にアレンジしてぱくるな!!!」 戦場ヶ原「そうね、憂さんが来たら謝っておくわ」 上条「そっちかよ!?」 戦場ヶ原「とにかく阿良々木君がここに来るようなら、私の手でもう一度殺してあげるわ」 C.C.「全く、おっかないな」 上条「ああ…」 戦場ヶ原「だから…私に殺されたくなかったら…精々頑張って生き残ることね…」 上条「…何だよ、結局阿良々木君に生きてて欲しいんじゃないか」 C.C.「これがツンデレという奴か…」 戦場ヶ原「そして優勝して私を生き返らせなさい。二人で一緒に帰りましょう」 上条「やっぱこいつとんでもねー奴だ!!!!」

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